ぐ戒

近所が治水されて川がすごくきれいになったけどものすごく町に食い込んできてておれの家の近くじゃないからいいけど多分迷惑だろうし工事が間に合わなかった家は玄関先の道路を剥がしてみると大量の緩衝材が詰め込まれている夢を見た。天気が悪かったことも覚えているが、近所は近所として、食い込んできた川のイメージはどこから来てるんだろう、一ヶ月に一回ぐらい途方もなくでかい川とか海岸の夢を見ているんだけどそんな水場見てないんだよね実際には。ここ最近はね。だからどの引き出しだろうって思っちゃった。あと緩衝材もめちゃくちゃ変だったので、というか、そこに住むひとが大変だなと哀れんでいたのでよく覚えてるんだ。午前十一時には、真ん中に出っ張りのあるベッドで芸人と同衾する夢を見た。なんだよ真ん中の出っ張りって。なんの気遣いだよ。午前八時の起き抜けには、花が飾ってある魂のベランダを見上げる夢を見た。これはまったく覚えてない。いや、ヨーロッパっぽさがあった気がしないでもないが、それは花とベランダのコンビネーションがヨーロッパを思わせるからかもしれないし。
昨日やらずに寝てしまったので起きてからまんが雑誌を予約した。また忘れたのかという後悔もありつつ、また値上がりしたのかという落胆もある。また少年ガンガンが四十円値上がりしているんですよ〜!! 少年にはキツいのでちょっとやめてもらえないですかね。というか五百円時代は付録で値段が上下することほぼなかった気がしたが(ハガレンの時計のときもなかったよね)、なんか一回壁を突破したら自由自在に値段をいじってくるようになった、腹立つ。ところで今日のお天気は太陽が出ながら雨も降ってるみたいなおかしなことになってるので、今日も出かけられないのかなと不安になって、インターネットニュースより先に天気予報サイトを巡っちゃうほど気持ちが弱い。おいおい週間天気予報雨だらけじゃん。これはまずいな。しかし、逆に言えば、週間天気予報も雨だらけだし今日出かけないとヤバいのかもしれない。そう考えるともうそうとしか考えられなくなったので、結果、出かける準備をした。
今日はガレージにちょっと買いたいものあったけど我慢して帰ってきた、マンションには何もなし。帰ってきたら俵万智の件で若干揉め事があった。時事ネタは扱いたくないんだけど帰結するところ時事ではないので書く、というかもう誰も流行語大賞なんか覚えてないのに、今更になって日本死ねみたいな言葉を選んだ俵万智が槍玉に上がっていた。俵万智曰く『「死ね」が、いい言葉だなんて私も思わない。』だそうで、そんなことは言ってほしくなかった、人間は法に触れない限りすべての言葉を平等に使う権利があるんだから。『なんで「死ね」って使っちゃいけないの?』って言えば良かったのに、なんで言ってくれなかったんだろうな。俵万智が言葉や言霊を大切にする必要はまったくないし、なんなら次回作から突然年老いたバンギャみたいに血と薔薇と包帯に塗れて人殺しの短歌を詠む化物になってもらってもかまわない。俵万智ってだけで、極端に言えば短歌にサラダは使っていいけどラーメンはダメ、みたいなルールを持たされるのかわいそうだなって一瞬思ったのに、じぶんから『「死ね」が、いい言葉だなんて私も思わない。』とか言い出すのとかアホじゃないですか? いい言葉悪い言葉なんてないんだよ。言葉は言葉だろう、特に芸術においてはそうだろ。俵万智はこれから先、世間のご機嫌ばっかり取っていくんだろうか、と思った次第だった。
今日はおれからじゃないが、テレビで奈良県四十代男性がちゃんとベーシックインカムのことに触れたのに、なんか政府寄りの爺さんが無理だと思いますとか返事するだけで切られてしまった!! おーーい!! 大体共産党? が主張してた最低保障年金ってなんだよ? 老人だけの話してんのかな? それならもうベーシックインカムでいいじゃん。部屋に戻って運動などする、そのとき床に座ったら昔の西洋人の日記が目に入ったのでパラパラ読んだけど、キリスト教的な考えはともかくとして病気のことをウジウジ言ってて嫌だな、こういう部分がなければいいのにな、と思ったので捨てるかもしれん。とりあえず捨てる本ゾーンに置いた。ただいろんなものバラバラに読んでたら無情な感じで時間が過ぎたのでそこはしっかりしたかったですね。今日の反省点ですね。