ぐ戒

正午の起き抜けには、なんにでも書籍を売るときの知識を当てはめて近所の詐欺はともかくとしても辺境の祭りや海外の映像にまでケチを付け始める夢を見た。覚えてないの惜しいな、辺境の祭りをめっちゃ見たい。しかも夢だから多分めちゃくちゃな祭りだったろうにな。十一時すぎの起き抜けには、列車で黒人の怖くなる瞬間をスロー再生で確認してたら意外と笑顔をみせてくるし最後はいい話をして黒人同士で肩を叩き肩を抱き合いながら隣の車両へと消えていく夢を見た。この列車というのが、そもそも列車に乗ったことがなく、紀行番組の豪華鉄道の旅の知識がほとんどであるためか、欧州の豪華な明るい色の列車だったので、より黒人が際立って見えていた。この黒人の夢に小鳥が絡んでいたはずなんだがいまいち思い出せないんだよなあ。午前八時の起き抜けには、洞窟でひとりぼっちにされた上眠りから覚めた低レベルの状態でしかも毒を食らったままではメニューすら開けないので戦闘でしか治療できない毒をなんとか癒やしつつ進むと次はマリオ的なゲームにすり替わっているが2より断然楽だよと胸を張ってみせる夢を見た。メニューを開けない毒ってよく考えたらエグいけどなんかそういうのあったよねゲームで、装備入れ替え不可みたいな条件だったかな、どのゲームか忘れたけど。
昨日見つけたラオスのラジオを早速聞きながらインターネットニュースを渡り歩いていたんだけど、そのうちWindows10のエラー音が聞こえてきたのでビビった、明らかに音質の悪いエラー音だったためじぶんのパソコンの音と勘違いすることはなかったが、ラオスにもWiondows10あるんだという驚きがやって来た。無料アップデートだったからそりゃああるんだろうが、正直始めて聞いた、無料だけど東南アジア人は惰性が強いから止んなかったのかなとも一瞬思ったんだが、多分そうじゃなくて不正入手のWindowsだからできないとかいうオチなんだろうな。そんなエラー音に混じってリアルな音が窓の方からしたので振り向いてみたらなんか硬いものが降ってる。霰だと思った瞬間強くなってバリバリという爆音が室内に鳴り響き始めた。ところで環境が東南アジアづいていたのでその地域のニュースを集中的に読んでいたけど、カンボジアで「また」有毒な酒が出回って死人が出たという記事が上がってきた、「また」って怖いな、ありそうな話ではあるが。「有毒なレベルのメチルアルコールを含む酒」が提供されたみたいで、これこそ東南アジアに求めていた雑さではあるが、祝いの席で死人出すとか尋常じゃねーなカンボジアは。店で売ってる酒しか飲んじゃダメなんだろうな。
そうやって異国に思いを馳せているときにも雷はドンドン落ちてる。地球の始まりみたいに落ちまくって空もメチャクチャ暗いので流石にパソコンが心配になってきたが明かりをつけて読書二世を出すことにした。読書二世って誰だよ。精を出すんだよ。二世が精を? 当然このような天候では出かけられないので読書ってわけだ。しかし今読んでいる平安時代の本も古い本なので、「いわゆる"チョンガー"」と書いてあったけどまったく初めて目にした言葉だったのでいわゆらなかった。なんか独身の男の蔑称みたいなモダン語だと書いてあった、我々が捨ててきたモダンだ。チョンだからというわけでもないだろうけど韓国語由来と書いてあり、なんで昔のそのタイミングでそんな韓国語が流れてきたんだと気になったが、平安時代から抜けるのが惜しかったのでそのままにしといて読書に没頭した。今日はなんですか、著作権保護期間が一瞬伸びたかと思わされたり(実際はTPP成立後なので可能性がほぼゼロ)、有名芸能人がコカイン疑惑の末芸能界を引退したり、韓国の大統領が弾劾されたりと、ビッグニュースが次から次へと押し寄せてきたので、出かけなくても楽しむことはできた。しかし五画ある「心」という字は怖い。