ぐ戒

石川県の隅のめちゃくちゃ遠くにあるブックオフをこないだ発見したばっかりなのにもうもぬけの殻になってて悲しい気持ちになった上個人のクリーニング店みたいな狭さでやってたらしく何の風情も残っていないし近所のスーパーも半分が潰れてしまっている夢を見た。だいたい潰れてもぬけの殻になった店に対してはこの感想を抱くんだよな、つまり、意外と狭かったんだな、みたいな感想を。あとゲームの夢を見たはずなんだが覚えてない。ゲームの夢は見すぎているからまず感覚から思い出せたとしても引き出しが開かないことがある。そもそも、今日間違えて十一時半ぐらいに目を覚ましてしまって何を勘違いしたのか十二時過ぎてると思ったので起きる準備などをしてたら部屋を出る辺りで十一時半であることに気がついてそこからもう一度寝に入ったので夢を覚えてないという事件みたいな経緯があるので、そのせいでろくに覚えてないのかもしれない。
インターネットニュースを見ていたら、シルバー人材センターに四年で三倍以上の依頼が殺到しているという報道がなされていた。これが殺到してて喜ばしいというニュアンスではなく、仕事量が極端に増えてしまっている、それで労働中に死亡事故なども発生している、気をつけていただきたいという内容だった。まず言いたいんだけど労働は邪悪だ。それで、実際はどうかと言えば、労働ってのはもともと安心・安全な場ではなく、そこに脆い老人が大量投入されたことにより本来存在していた欠点が次々と明らかになっただけだし、労働の概念を根底から覆すぐらいの大改革をしないといけないと思うんだよね。おすすめはベーシックインカムです。つうかこれってあちこちで言われてるけど、やりがい搾取ならぬ生きがい搾取ってやつでしょう。老人の労働は生きがいであるべきみたいな。でもそれって歪んでいて、じゃあ若者の労働はどうして生きがいと呼べないかと言うと賃金と生活が繋がれていて半強制的に労働しているから。やりがい生きがいの共通する部分は賃金以外の部分、仕事そのものに対するポジティブな感情でしょ。でも経営者や雇用主は、労働者を賃金という鎖で縛って強制的に労働させる方法しか知らないし知っていてもあえてそのようにしない。だから賃金の鎖から解き放たれている老人の使い方が分からずに殺してしまうんだよね。これは労働が義務と賃金で縛られている限り解決しない、だからベーシックインカムを導入しようってワケ。そうじゃないと労働者は永遠に道具でしょ。
労働に対する当たりの強いニュースを見たのでこのように昼間の結構な時間を怨念にまとわりつかれながら過ごしてしまったが、耳だけは心地よかった、なぜならミャンマーの音楽はとにかくチャカポコ鳴っててテンションだけは上がるから。それでニュースはろくに読めなかったけどとりあえず出かけた。まずは本屋でまんが雑誌を受け取り、続いてブックオフで簡単な物理の本(宇宙に関係あるから)と簡単な数学の本を購入。確か一割引チケットを使ったのかな。記録してないし記憶にもないが確か宇宙に関係あるときにチケを使った気がする。それでひさしぶりにリサイクルショップへ、と思ったが、気が変わって結局行かず、帰宅した。帰宅してからはルービックキューブを回しながらポッドキャストを聞いていたが、Amazonからのメールが間違えて全部迷惑メールフォルダに入ってたのを解決していたら、コーヒー作る前にポッドキャストを聞き切ってしまった。変なの。
夜になって再び昼の労働に対するねちっこい感情が蘇ったのは、討論番組を見ていたら政府の偉いひとが「若い頃我慢してた高齢の方が今も我慢しろってなると俺達の人生なんなんだってことになっちゃいますから、労働の仕組みを変えるのはなかなか難しい」とか言ってたからなんだけど、これはさすがに逃げ口上だろう、年金の仕組みを変えるときにそのロジック使わなかったし。まあとにかくここでは繰り返さないが、絶対に鬼のように長生きして「長生きの秘訣は?」って聞かれたら「労働をしないことですね」と答えてやるからな。覚悟しとけよ〜〜!! あとなんか半年ぐらい前に、地球から遠く離れた銀河にいるおじいさん五人と交信できるチャネラーが逮捕されていたけど、執行猶予付きの判決が出ていた。これでまたお金をがっぽり稼げるね。おじいさんたちのおかげだ。深夜になって、英語とかの発音が云々という話題を目にしたけど、こういうこと聞く度、日本に何年もいて日本で仕事してる外タレの発音が全然ネイティブではないにもかかわらずめちゃくちゃ上手くやっていけてる様子を思い出して、発音ぐらい別にええやろがという結論になるんだよね。むしろネイティブはおかしい発音の話を聞いても文脈で理解できるだろ。
それではまんがタイムきららMAXの感想を書きます。携帯を持っていない無職に対して紙製スマホスタンドがついてプラス百円!! 怒りで助詞が狂ってしまった。付録自体に文句があるわけではない、百円プラスするならそれはもう付録じゃねえって話だ、購入なんだよ。『こみっくがーるず』、アニメのアフレコまんが付き。本編の内容は勇者系のまんが家が腱鞘炎になってしまう話。骨と筋に詳しいひとが様子を見に来て本当に様子を見るだけなのゲラゲラ笑った。主人公の仕事は消しゴムによる除霊、それでいいのか……!? 母性がくすぐられるというより、多分みんなの母性が強すぎる。『きんいろモザイク』、昔の親たちのアルバムを見る、まんま金髪なので変な声が出ている。完全に金髪に対する親子の意見が一致しててウケるし、告白されて動揺してるのも面白い。それでいて進路に対する緊張をほぐすんだからすごい、パンツで台無しだけど。『ステラのまほう』、コマの後ろまで擬音が伸びているのがいい。話自体は親子ゲンカというシリアスなもので挟まれているんだけど、バイト及び対人能力のなさが存分に発揮されてギャグ強めになっているのがいい。でも一時間で達観できるのすごない? 『私を球場に連れてって!』、小学生組の新キャラたち登場、うちひとりは主人公の妹。「めっちゃホームラン打ちそうなデブ」ってパンチ強すぎる、今月号で一番笑った。なんでも戦いに変えたがるから戦闘力を聞いていたというネタも良かったし、割と最後までキリッとしてたのに売り子としては注目されないのも面白かった。『ぼっち・ざ・ろっく!』、使えない主人公のズタボロぶり笑えるし、熱湯を手で受けるのもエグくて好きだけど、結果それで弦楽器を練習している人間の指の硬さを知るというすごい展開で非常に良かった。愛の重さからレズい発言をする新キャラもいいし、しかも運悪くベースを買っているし。『合体アイドル!スノウちゃん』、正体がバレそうになった前回の続き。というかかなりバレてるんだけどしらばっくれるついでに仲間を罵倒するのウケる、その結果乳揉まれてるし。結局お互い秘密で送った動画の内容を知っていることで正体がバレるんだけど、それでもしらばっくれてて良かった。『しょうこセンセイ!』、クラスメイト三人登場で学校探検。今回はどちらかと言うと主人公のリアルな子供っぽさに主眼が置かれているので、難しい説明でテンションアゲアゲだったり転んだりする。それでクラスメイトが全員先生になつくのかわいいよね。最後の記念写真、フキダシで隠れてるけどリボンの位置から三人で囲んでると分かるし。『ご注文はうさぎですか?』、旅行のための金を貯めるバイトを探す、パンフレットがやけに生々しいな。しかし缶拾いはさすがに対象年齢層低すぎないか? それに比べてレベルの高い大道芸に払いが悪いのも面白い、場所が悪いというツッコミを流してるし。親の職場覚えとけよ!! あと、どっかんは小町的に良くないですよ! 『どうして私が美術科に!?』、こっちもどかん! 二学期お疲れ会をやるらしい、今回の主役が成績で張り切る中みんなは裏起毛ではしゃいでて微笑ましい。主人公が間違えて美術科入った設定久しぶりに出てきたけどもう完全に特徴として使ってて笑った。それにしても長く付き合った友達の親が憧れのひとだと知らないなんて、美術のレベル高いのに勘は鈍いんだな。『タベモノガタリ』、今回は目玉焼きの食べ方。珍しくツッコミがテンションアゲアゲでしかもメイド服で目玉焼き作っててかわいい。それはそうと醤油と壊した目玉焼きは見たことあるけどフライパンに味付けは知らなかったな。あと卑猥なのウケる。『魔法少女のカレイなる余生』、なんかひさしぶりに魔法を純粋に練習するシーンみたかも。ですわ口調のキャラがひとり落ちこぼれて落ち込む展開、そこへ対人恐怖症の魔法少女が人形を抱えて登場、地獄みたいな展開で笑った。そういや奢る財力あるんだな。プラシーボで解決するのクールじゃん。『本日わたしは炎上しました』、もうブイチューバーいじっていくのか、やっぱりこういうのは時事性だもんな、全員もじってるし。世間は狭いのでそのうちのひとりは元からいたキャラ。しかし弱みを握ってほしいキャラの前のめり感が強くて深刻度まったくないのが良かった。最後抱っこだけで許してるのも良い。『ももいろジャンキー』、目付ききつい子が園児とデート。それを尾行する主人公と仲間という展開、いきなり踊りだす園児とそれをわざと描写しない流れ笑った。映画は割と現実に通じてていい話なんだが、しっかりグッズ買ってて偉かったのにガッツリハマってグッズ全部買う感じの奴もかわいかった。『サジちゃんの病み日記』、前回に比べると緊縛側がちょっとつまずいてコケるなどのギャグ展開がある。でも主人公側があいつ許さんレベルのシリアスなんだよね。これをどうするか。『つばめし−く!』、気付いたけどおねショタなんだな、特に今回はその色が強い。メカの母性が強すぎるというのは母親を反映しているらしい、指令書をコンロで燃やすの危なくてウケる。フロも一緒に入ろうとされて断ったのに結局同衾するの、折れた感じがしていいですね。『彼女がお兄ちゃんになったらしたい10のこと』、カラーを活かした水着展開、まあ確かに男役の女の露出度というのは重要かもしれない。せっかく主人公が妥協してるのに付けあげるヒロインの態度も笑った。でもお父さんのアレのサイズとかでけえ声で喋ってるのが一番良かったな、爆笑した。イルカの失敗を二コマで見せるのは巧みだった。『あくまにラブソングを!』、キャラの表情が豊かだな、ともあれ主人公の性格スイッチが止まらない、そんな中新キャラ登場。テンションの高低でふたりいる感じで、中二病をこころから哀れんでいるのが笑える毒に毒って書くなや! 『はんどすたんど!』、コミックス一巻まるごと大会になりそうなぐらいずっと大会。主人公の走りは最悪でもうまくいってた、はずなのにうまくいかないという展開。間隔を開けるという直感的対処でめちゃくちゃうまくいくのは爽快感あるけど回想挟むタイミングもうまいな。あとなにげに三位取っててウケる。『のけもの少女同盟』、のっけから便秘と間違えてるのゲラゲラ笑った。主人公が書いてる小説の設定をみんなで出す流れ。みんなエピソード出すけど、今のタイミングでアメフトはヤバい!! 納豆の奴は何成長するのと言われて露骨に狼狽するの良かった。主人公のペンネームが仙人ごはんになってしまったけど、変な名前の作家今多いからな。『From Gehenna』、ゲスト。主人公たる吸血鬼が棺桶から目覚めるところから。それにしても同級生なのに殴ってから抱き締める展開やべーな、歪んだ愛情で面白い。あと人間の血液がパックされてるのかよ、誰の血だよ?? そして躊躇せずそれを飲む天使。タガが外れたキャラが多くて好感持てる。『JKすぷらっしゅ!』、最終回。最終回なので言えることは少ないが題名回収がしっかり入ってましたね。あと冒頭のギャグ部分、布と人間の比較が入るのがめちゃくちゃ面白かった。『TCGirls』、こっちも最終回。数年後の嘘から入るのはメタ的でゲラゲラ笑った。こっちもネタバレが出来ないから詳しく書けないけど、非常に朗らかではある。抑制されたテンションみたいな表現が良かったですね。『ばーど☆わーくす』、キャラが服を脱いでて、あとで鳥に戻るんだけど、どういう仕組みになっているんだろう? とにかく暑いというシンプルな苦情を解決するために台所へ。ホースまで使って水浸しにするのに台所そのものには慣れてないので人間たちから見たらかなり恐怖なのではと思うんだが意外とポジティブにとらえてて優しい。『ななかさんの印税生活入門』、合宿なのだがみんなに若さがないため絵描きが困っている。ひとりだけ元気な子に親指立てる流れとか、弁当の序列とかウケる、チョコは弁当じゃないだろ。なぜナイフを持っているか聞かない優しさは普通にツボに入ってゲラゲラ笑った。ミネラルウォーターのCM、最近はもっと概念的になってる気がする。以上です。