ぐ戒

夢をまったく覚えてないんだよね、まあそういうことは多々あることなので問題ないんですが、日記的にはわずかに問題あるか。強いて言うなら田舎道に身体の不自由な人間がいた気がするが、それすらも薄い記憶だ、旅系の夢はそれが知らない土地だと思い出す手がかりがほとんどないというのが困りものだな。夢をすっかり忘れて記録する手間も省けて時間が空いたので、せっかくとばかりに掃除することとなった。夢を忘れた分室内を掃除したんだといえば聞こえがいいが、単純に掃除をサボっていただけなんだよな。掃除をサボるというのは厳密に言うと掃除をサボっているのではなく、おれの掃除の時間と家族の掃除の時間がかち合って、それでおれが遠慮するみたいなケースが重なっただけなんだけど。しかし掃除をしないと耐えられないというわけではないのでやはりきれい好きではないのだろう。そのあとようやく着席して、自治体からタダで貰えるお金の書類をせっせと書いた。出かけるときに出すぞ。
ところで検品の用事がある。一円の古文書のテキストを買ったんだよな。おれはそういう星の下に生まれているのか、買った古文書のテキストにまた鉛筆で女の文字が書いてあった。わざわざ古文書のテキストと書いているのはボロボロの生の古文書を買っていると思われたら困るからな。なんて言うんだっけ? 古典籍? まあどっちでもいいし、古文書というとおれもそうだがなんとなく宝箱を探すボロボロのものを想像してしまうが、別にそのイメージも遠く離れてはいないわけだしな。しかしこれで古文書のテキストに女の文字が書いてあるの三回目だな、三連続で三連発だな、別に多少程度なら読みやすいからいいが、大学とかで授業に使ってそのまま売る感じか。女の文字コレクターみたいでキモい雰囲気になってきた。十回ぐらい買えば古文書のテキストには女の文字が書いてあることが多い!! って断言できるかもしれないが、まだ事例が多くないので全国のキモいお友達の皆さんはもう少しお待ちください。しかし日本の古文書なのに鉛筆でmoneyって書き込んであるのはなんなんだよ。とりあえず書き込みがあるかもしれないと書店からの注意書きに書いてあったので書き込みは許容範囲だし、検品としては別に問題ない範囲だ。ともあれ翻刻があれば読みやすい、そのもののやつはなかったけど近い翻刻はあった感じなのでとりあえず入手しといた。ただ微妙にずれてるので、照らし合わせて読むのはめんどくさそうだな。
タイのニュースのさあ、ババアだけど、清楚でエッチな四十代に見えたとか書いてあってババアを甘やかすな!! と思ったね。エッチなとは書いてないか。でもなんかそういう報道の仕方だよね。ババアだろ。妖怪を甘やかすから尻子玉を抜かれるんだぞ。その同じ記事に書いてあったけど、丁寧にタイに来てほしいことを伝えるとき「ご来タイ」って言うのか、まあババアの文体が正しいかどうか分からんが、これをぱっと見ただけじゃ何のことか理解できない気がする。まとめると、熊本地震の痛みを完全に相殺する益城町の恥さらしは本当にすごい。確かその熊本の益城町にあるババアの家の周辺って岩が転がり落ちてて結構な被害を受けていたはずだけど、その家自体はピンピンしてるので、やはり金をかけると地震に強くなるんだなと感心した。
お出かけして、まず政府からのお金の封書を投函。続いていつもの店でおれ以外買ってないので間違いなく次回入荷がないユーレカとタイのクラッカーを買い、流れるようにブックオフへ。そこでも気になった法律の新書を買って、リサイクルショップではフォルクスワーゲンのコップがいいなと思った。でも、さすがに買うほどではないと結論したので見過ごす。最後に、遠くの酒屋で安売りしてたのでコーヒーを、重さなのでアラビア数字で書くが1.5kg買った。コーヒー1.5kg、飲むか? と店先で自問した結果、即「飲む」という回答が来たので買ったんだよね〜。しかしコーヒーとビスケット類で2kg超えたし何やってるんだろうな、あたし人生より重い物持ったことないのに……。