ぐ戒

正午過ぎの起き抜けには、短時間で詩を三つ作って渡したら相手に詩キチガイだと感心されたけどそれは褒めているのか貶しているのかどっちなんだと思う夢を見た。キチガイって今じゃ確実に差別用語だけど昔の本とか普通に書いてあってしかも褒め言葉文脈だったりするから(釣りキチが一番いい例だろうし)分かんないんだよね。午前八時の起き抜けには、屋外の七人全員をお目こぼしするという夢を見た。なんで数値の夢ばっかり見てるのかな。あとラーメン食ってるときにウトウトして、右手右足だけ動かしダイエットを校内で教えていたら委員長に呼ばれて怒られるのかと思いきやあたしにも教えてと言われる夢を見た。
なんで続きだけど、なんでラーメン食ってるときにウトウトするのかな。しちゃダメだろ。ちゃんと食えよ。まんが雑誌もちゃんと予約しなよ。なんで今日まで渋っているのかよく分からない。まあ落ち込みがあるために余力がないと言えばそれまでなんだがやる気がないからといって予約していなければ読めないのだし結局意味がないんだよな。そんな中でも講談社ニュースがどんどん流れてくるし、おれはスクエニ派閥で本当に良かったと思う反面、別にスクエニも安心というわけでもないのだが。ニュース見たら「入院中に誰も面会に来ない」という理由で「110番」するひとがいるみたいだし、精神状態が安らかでないひとはおればっかりじゃないんだよなと思える。おれはこないだ、この話はやめるか。
しかし完全に天気が不安定で、先に外出の用事をこなさないとヤバそうだ。だからハゲのみ訪問するべくさっさと出かけたんだが、時間を間違えたのでまだ開いていない。しょうがないから近所の公園に行ってベンチに腰掛けて時間を潰していたんだけど、本物のホームレスみたいだったので悲しくなってきた。しかも知らないおじさんに挨拶されてちゃんと挨拶できてしまっているし。明日もこのまま座ってたら缶コーヒー手渡されそうなぐらい哀れんだ目で見てくれたな。ありがとう、目! 家帰ってインターネットにあったヒロシという名前のボタンを押したらヒロシィ〜という音声が流れてきたのでちょっとマシになったけどな。ネットをぶらぶらしてるついでにセフレを検索したら今日の放送分はフランスのストラスブールでかなりどうでもいいけど、二週間後ミャンマーじゃん!! よくやった!! 急にミャンマーが来た!! ビルマと書け!!! 来週のチリも良さそうだし、割りと見たいものが続きそうになってくると翻って今日のフランスは何なのって感じだな。先に寝る前の行動を書いておくと、障害者の店に一円の本の発注をかけた。
セフレこと世界ふれあい街歩きはフランス・ストラスブールストラスブールの駅舎のガラス天井、金沢駅の百倍かっこいいんだけどどっちもハリボテ感はあるな。新市街の通路? の古楽ぽいライブを聞き流すだけ、特に絡むこともなく旧市街へ向かう。橋の上からフランスの風景見てフランスの絵本みたいって言うのズルいでしょ、フランスだから当たり前じゃん。あとこないだも指摘した通りやっぱり道幅狭い方が車停まってなくて雰囲気あるんだよな。で旧市街に突入するとコロンバージュが来た。とりあえずコロンバージュである限りはオモチャ臭くてかわいいという、木枠剥き出し建築への圧倒的信頼。跳ね橋渡るとドイツっぽい? のかどうか分からない?? ナレーションは分かってるくさいが。そのドイツ語の表記もある帝国広場にある、ひとが重なり合う石像は子供に見せていいものですか? かなり絡み合っていましたが。ここでもコウノトリが赤ちゃんを運んでくるとか言ってて、発祥はどこなんだろうと思った。どちらかと言うとコウノトリには年収を運んできてもらいたい。ここでまた別の雰囲気の旧市街、ドイツ人に作られた住宅街らしい、家の前にプライバシーを守る前庭があるのが特徴とのこと。一方その先にあるストラスブール大学は宮殿らしさが特徴で、オタクっぽい大学生が喋っていた。でも大学の中野広間で演劇の練習見ただけで出て来てしまっていた。教室は見ないんですか? それより、路面電車に猛ダッシュかましてる男の背負ってる物語は何だったんだろう。ガキがドイツ語習ってるシーンはちょっと興味なかったです。体のでかいカップルのグルメコーナーではでかいプレッツェルを食っていた、どちらかというとそれドイツ名産ですね。コーナーを離脱して、キリンの頭のオブジェとそのデッサンを嗜む学生たちのシーン。下町で職人や芸術家もいた芸術学校だからキリンの頭のオブジェがあってもおかしくないという理論を振り回していた。おかしいだろ。その先ではガキが写真撮影ごっこしてたけどいくら安いとはいえガキにデジカメてどんだけ裕福なんだよ。そのさらに先ではコロンバージュに色が付いた袋小路に出くわす、パティオと呼ぶにはさみしいかもしれないが中庭と表現していたババアがいた、いろんな動物を飛ばす絵を描くババアの画家だ。同じ中庭を囲んでいる木工職人はみんな郊外に行ってしまったと言っているし、昔はもっと活気があったのかもしれない。寄り道コーナーはスフレンハイム、紀元前から陶器を作っていたとかなんとかいう話を聞きながら陶器の製造工程を見る流れ。本編に戻ると、街中で民族舞踏。民族衣装つけたおばさんの歩行速度が速くて鬼かよと思った。大通りに出るとさっきの教室の子供を再び捕まえ追跡するスタッフのキモい一面が! 最後に黒人たちが寒空の下憩っている姿が放送されていた。顔が黒いことはどうでもいいが顔が黒い奴がめちゃ防寒してるのが違和感ある。ワシの若い頃は……の話で完全に終わった。以上です。まあ、普通のフランスですね。