ぐ戒

夢を記録しようと十一時にアラームをセットしたら正午と間違えてバタバタしてしまい部屋を出た時点でようやく十一時であることに気付きヤッホーまだ眠れるじゃんみたいなことになったのでむしろ夢をまったく持ってこれなかった。アラームがまったく役に立たない一例を自ら作ってしまった。坂道と水田の記憶しかないしどうしようって感じだね、水田はノスタルジーか何かかな、最近は全然周りに見られなくなってしまったのでそういう気持ちがあるかもしれない、坂道は多分自転車で昇り降りしていたんでしょう、いつもそうだ。あとだいぶ夜も更けてからのことだけど、一瞬夢の中でコロシアムみたいなところにいたシーンを思い出したんだよね。でもこれもすぐ忘れちゃった。
たかだか二分ぐらい早起きしたところで夢を忘れたってこともないだろうし別の理由があるんだろうが夢を覚えてないので二分早起きしたということが唯一の希望であるかのようにラーメンを食った。インターネットニュースには愉快なものがなかったが、そういえばと適当に思い出したので調べてみたら両墓制というウィキペディアの記事に辿り着いた。何かというとなんちゃら三昧とか三枚という地名に疑問があったんだよね、簡単に言うと墓地みたいだ。同じ所にあった乱塔とか蘭塔というのも墓地らしくて興奮する、見る目が変わりそうだな。昔うしざんまいという地名を昔の地名史料で見かけたけどあれは牛の墓地なのかそれとも何か意味がずれているのか、それも気になる。でそのまま調べていくと、広辞苑に、猫三昧という土地は嬰児の墓地とか書いてあるらしくて、実際に引いてみると確かに、猫三昧は(兵庫県の一部で)嬰児または胞衣を埋める共同墓地、って書いてあった、ただ石川県の小字地名にも猫三昧はあるんだよな(猫三枚という表記だったが)、これがそのへんから引っ越してきたひとが局地的に使ったものなのか、それとも全国的にあるものなのか、不明ではある。
ブックオフの方に出かけたけど何もなかった。その先のリサイクルショップにはキントーのシャレオツポットがあった、あの悪名高きシャレオツ野郎だ! どういう構造をしてるのかだけ見てきた、普通に値段が高いので買ってはいないが、なんかフタがパッキンになっていたり、網目がそんなに細かくは入っていなかったり、見て回るのは普通に面白かった、探検みたいで。ショーンKさんも愛用したキントーのシャレオツクソポットはどうせすぐ売れるだろうし。で家に帰って、粛々とフリーの電子本をダウンロードしていた、国史うんぬんのやつも良さそうだったけど五十冊とかあって無理だろ感がすごかったのでまた今度にすることにした。今日は十三日の金曜日アンド仏滅だったらしいけど普段から生活の質が低く社会から廃棄処分を食らっているのでいつも通りの日だった。
それでは少年ガンガンの感想を書きます。新装刊第二号って書いてあるけど今までそんなにはしゃいでたことないのにナゼって感じだな、ネットのニュースでは発行部数がドラゴンエイジ並みに落ちたと書いてあったけどドラゴンエイジも落ちてそこにいるんじゃないのって思うし、そういう意味合いで空元気を出しているわけでもなかろう。『とある魔術の禁書目録』、いつもと違うペアに再びなる。ベジータが結構満身創痍だが、敵も敵で三すくみみたいな状態になってる、前回の展開がでかすぎたからかこぢんまりとした流れだな、警察が介入できそうなレベルの。『今日のケルベロス』、楽しいクリスマスから一転して冥府編。まあ、死ぬという圧倒的重さが背景にあるとはいえ、内容は少女との邂逅を含んでいるためかホンワカしているし、実はそれがボス。死の消費的な概念は良く出来てて巧み。『魔女の下僕と魔王のツノ』、表記通りの数字表現で書くけど、まだ26話なのに題名に?ってついてるのすごいな、全体の1/3使ってるじゃん。内容はなんだろう、ディープキス? 色々と良心が傷付く展開なのはわかるが、胸が痛いという表現を乳の成長痛と捉えているのは笑った。でかい星の話、有名だよね。『無能なナナ』、新連載。まあ第一話だからオチ書くけど、叙述トリックならぬ表示トリックみたいなもんだな、表紙で一番前に出てるし紹介でもひとり切り抜かれるキャラが最初に殺されるっていうのは。それ自体は感心するんだけど、どう考えても善人のキャラを真っ先に魔女狩り的に殺すというのは少年まんがとしてかなり重いな。それとも嘘で死んでないのか。『ベルゼブブ嬢のお気に召すまま。』、乳そして恋愛。というか後半はいかにもな感じのドタバタ恋愛コメディーという印象だが(こんなに恋愛色強かったっけ)、前半は身分不相応ながら雷に怯える主を助けるという王道感があっていいですね。むしろ身分不相応な性欲が心配。『天賀井さんは案外ふつう』、まずポンと夏休みが終わった事実を置きそこから回想で前回の続きをやるバランスの取れた展開。こんな状況というでもないが平和裡にことが運ぼうとしている中律儀に部活してるのが微笑ましい。異世界側の新キャラがやってきた。肉体の無人飛行機だ。『はんだくん』、文化祭に黒い奴らが来て主人公を探している、そうとは知らず逃げまわる主人公に察知する友人たち。結局大名のように言葉を発して場を収めてしまった。というか、ここが一番びっくりなんだが、アオリにも書いてあったけど、アニメ化するのに連載終わるの?? 次号で?? 珍しいパターンだな。マーケティング的にはよくなさそうだがなんか別の展開あるのか。『梅衣堂ひよと旦那様の野望』、若干熟女っぽいエロ本でよく興奮できるなと思ったけど、時代背景的にはその方が興奮できたりするのか。女嫌いが筋金入りなので格下に試される話、ババアの不意打ち下ネタ良かった、表情も含めて。『ちちとこ』、おれの嫌いな注射ネタだ、まあ父親サイドも嫌いというネタなんだが……。窓をバリーンと割るの、大家さんにはどう説明したんだろ。『Im 〜イム〜』、義父が生きるのがやっぱ死ぬのかやっぱり生きるのかウロウロしている。回想もやや重複がある感じ? ただかなりシリアスなバトルシーンへの前奏曲という流れなので燃える。でも「よぉ妖魔」はヨーヨーマを思い出させるセリフだったな。『再世のファンタズマ』、佳境、というかボスは主人公にボキィされたけど、吸血鬼の性質上下っ端が受け継ぐから逃げたりする。ヒロインがその下っ端を仕留めたわけじゃないから、どうなるんだろ、髪の毛に支配された体は? という展開。ヤクザは能力持ちに見初められる。『戦×恋』、やっと三人目のアイドルとのデート。主人公もアイドルも自虐キャラなのでデートが楽しくなさそうだが男らしさは見せるという流れかな、主人公に拒否られたと勘違いしただけで妄想の中では服が脱げちゃうアイドルすごいな。あと悪者の犬、意外とすぐ手を出さないので、おりこうワンワンという印象がある。『俺の彼女に何かようかい』、主人公の強化に話の主眼が置かれてると思いきや、だが、猫が本格的に生命の危機を感じているところはウケる。酸のスプレー、容器どうなってるんだ。で、思いきや、新キャラの敵ふたりが恋仲になりそうな流れに。同じタイミングで出てきた新キャラだし見せびらかしだ。『ながされて藍蘭島』、本当に久しぶりにふたりきりに戻ったら意外に興奮するのでギクシャクしちゃうってやつ。豚、見るからに煽ってきてるんだけど、字面で見るとエッチな展開を豚に煽られるとか最悪だな。あと脱衣音で興奮する主人公はレベルが高すぎる。『助太刀09』、身内から二人目の裏切り者、それが誰かが判明する流れ。ネタバレになるからくわしくは書かないけど、でも、今まで死刑に参加してないキャラなんだな。だから特殊能力も今発表みたいな。しかも生きていた兄も実は身内が飼っている的展開がすごい。組織がメチャクチャだ。『むつの花*エクソダす』、ずっと後ろの掲載位置なんだが大丈夫なのか。展開も主人公に戻り若干シリアス、というか未だに成長できてないオレという展開なので心配。シリアスなのでギャグは少なめだが、それでも冒頭、新キャラが出てきた瞬間モデルの頭をバリカンで剃ろうとしてるのは笑った、エグい。しかしなんとか続いてほしいもんだ、それぞれのキャラに対応した新キャラとか面白かったしな、特に執事。『廻生のカリカチュア』、これは掲載位置云々ではなく現行の進み具合ってやつだろう。こないだは減ページだったし、今月は一定の長さがあるものの、予告なしに次々号に続くと書いてあったし。しかしまだまだ序盤という展開、敵キャラのほとんどが名前プレートとともに紹介される。敵もたくさんいるのにひとりずつ襲ってくるしかわいい。以上です。