ぐ戒

おれのシステムフォルダーがシス☆テムという名前に変更されており危ないと思ったのでフォルダーを開け続けると一個階層を降りるごとに一箇所落書きを足された韓国人俳優の写真が配置されていてキーワードは磯だなと確信する夢を見た。なんだよこの夢と思うんだけど、このシステムはそのシステムフォルダーという名前が示すようにマッキントッシュだったことまで覚えている、なんだよ、おれまだマッキントッシュの夢を見るのかよ……とうんざりしたけど、まだまだウィンドウズより長い間使ったOSという呪縛から逃れられないからそりゃ見てもしょうがないよな。バスの夢の方をいっぱい見せて欲しいんだけど個人的には。それでそのあとはしばらく夢を忘れていたんだけど、ニュースで教室という単語を見て思い出した。新しく引っ越してしばらく住んでいた家は実はマンションの三階部分のかなり広いフロアであり他の一家族が入るスペースがあったため壁から音が漏れてきたり逆にこっちの音があっちに漏れたりしたら嫌だなと危機感を覚えその家族が下見に来たあとこっそりおれの部屋の裏手に当たる部屋に入ったら出るときその入る予定の家族の男性にに出くわし普通に怒られてしかも顔は不倫掲示板で見かけたのを最後に音信不通になった友達の顔だったので片手にフォークを持ちながら間取りが気になってしまったんですと言い訳する夢を見た。昔の友達の顔が出てきていたので思い出すまでかなりの断絶があったにも関わらずはっきりと思い出すことが出来た。
まあしかし、寝坊ですよね。寝坊って言うのも疲れるぐらいの寝坊だ、おれ本当に九時とかに起きてた時代があったのかなあ。用意された天罰としては盗もうと思ったコーヒーがないということがありました。それは盗もうとすることがダメなんだけど、そもそも。手持ち無沙汰になるのもムカつくのでいつもはブラックで飲んでるコーヒーに砂糖をドバーッと入れてから牛乳をたすことにより言い訳のしようもないぐらい糖分を摂取するバカに成り下がっているところへピンポーンとなればいいんだけどフィクションで書こうと思ったけどやめたやめた、いつの間にか家族が荷物を受け取っていて既にそこにある奇跡みたいな状態で鎮座していた。品名にAmazonって書いてあるそのお姿は明らかに異質。25冊入ってるとは思えないほど軽いなーと思ってたら装丁が軽いというか本当に新書サイズだった、これはたしかに軽いだろう、納得である。ただ装丁が軽いだけならともかくデザイン的なものすら皆無だったのでもう佇まいが雑そのものみたいになってるんだよな、本棚においても何の主張もない、これはちょっと残念だったが、内容はほとんど問題なかったので良かった、ただ量があったのでそれなりに時間を食った。
今日が祝日だと、その荷物を改め終えた時に気付いたので、昨日酒飲んでよかったんだなあという気持ちになりつつも、メールを待っていた。何のメールかというとHMVからコンビニに荷物が届いたとお知らせするメールだ、本来直接自宅に届く分の雑誌はさっきの荷物とともに既に到着しているので、あとは自分で取りに行く分だけなんだが、このお知らせが来ない。こういうものは期限を区切らないとダメなので、もし十七時までメールが来なかったらその時はお菓子だけ買いに出かけるか、などと設定し、その間をゲームなどして暮らしているとあれよあれよとその時間になり、メールは届かず、おれは出掛け、シガーフライ片手に戻ってきたってわけだ。結局メールは今日は届かないんだなと思っていたら二十一時に届いた、こんなに遅く届いたのは初めてだ、出掛けられるわけねーだろ、夏至の日でも真っ暗だわ。今日のセフレはなんだっけと思ったら【休止】って書いてあるし、踏んだり蹴ったりとはこのこと。
それでは明日届くことになる雑誌も今日読んだことにして感想を書きます、まずはその実は明日届いているまんが4コマぱれっとから。『普通の女子高生が【ろこどる】やってみた。』、人気の腹チラだ。休みの時間は限られてるってことば胸に来ますよね、ぼくは来ました! 授業参観みたいな空気になるのわかる。『みりたり!乙型』、見た目が大事な話。また腹チラなんだが、導入のためにまずオスの腹チラからくれるのがつらい優しさだと思った。『未確認で進行形』、責任感を噛みしめるところ割とシリアスだった。割ってスーパーの袋でメチャクチャになった卵、東南アジアの袋に入れたビールみたいになっててクールだった。『アイドルマスター』のやつ、合コンの話。突如高齢アイドルたちが割り込んできてすべての持ち場を奪っていった。ベロチューの話っすか、おばさん。『だんちがい』、妹の探偵ごっこ。昔の話を絡めるタイミングが素晴らしい。殺人がいいっていうの豊かな幼児性だな。『葉月カノンは甘くない。』、新しい人間関係が構築され、乳がヤバい。恋バナに対する感度が高すぎるのもヤバいな。赤飯炊かれるところでゲラゲラ笑った。『残念肉食ウサ子さん』、前の電車のやつもそうだったけど、一番最初よりギャグの切れ味上がってる、というかキャラ紹介で渋滞してただけなのかも。お嬢様系の新キャラが出てきて性格の裏表みたいな流れ。後半のオチ四本畳み掛けテンポも良くて最高に面白かった。『ボウリングッド!!』、こっちも新キャラがらみ、先月からの話の続き。クイズの象徴古いな、アメリカ横断ウルトラクイズか……。貧乏なギャルいいよね、最後の入部を断る下りも良かった。『スターマイン』、デートをことごとく失敗するのドリフみたいで典型的なのに笑った。電話だと声変わるとかリアリティある。『すのはら荘の管理人さん』、ロリ先輩のロリとしてのエロさ、要するにロリなのでは……。そこからVS管理人になって結局甘やかされる主人公、ガチガチのハーレムだ。『氷室の天地』、最近自分磨きしてるおばさんっていないっぽいよね、平成元年だ。第二回ボスキャラ募集、こういう読者参加型も交えつつ普通に起伏ある面白さを展開できるのすごいなあ。『妹はいいものだ』、服選ぶネタ多かった、おれは選ばれたことないけどね、うちの場合は姉だけど。靴揃えるのは逆にあるあるだと思った、堂々と差をつけるみたいな家族感覚。『隣人を妹せよ!』、好きですを「女子です」に間違えるのは聞いたことあるけど「女です」は直球過ぎて笑った。金の力で落ちるなら落とすのか、女の闇は深いな……。『ズヴィズダー』のやつ、屋上弁当イベントだ、次回で最終回なのはアニメがらみだからでしょう、ネタは面白かったわけだし。Re:の数で長話を暗示するやつ、ライン世代には厳しい話だよね……。『Game Create Club』、こっちもアレと一緒でど真ん中ハーレムだな、常に女子からの肉体的接触がある。怖い箇所潰すのいいアイデアだな、テレビがアナログだし。ところでこないだのゲームってもう作ってもう終わったんか、早い……。『大上さんとケルベロスゥ!』、デートはカネがかかる、シビアな話だ、資本主義は最低だ! 誘いを断るパターン一瞬でも来るの怖いな、これがレズカップルだとしても。『そわそわDrawing』、中学生のパンチラ見てから裸婦画を見て中学生の裸を想像、健全な大学生男子だと思う。裸婦の画集を「使う」って表現で勘違いするのも健全すぎてメチャクチャ笑った。『まちがっている』やつ、なんちゃらの秋っていう流れ、意外と道徳的だな。男が男から養分吸ってるのレズに塗れた四コマ世界においては異端で逆にいいんじゃないでしょうか。『ぶっくまーく!!』、図書館に温泉作ったら本がふにゃふにゃになりそう、相変わらずネタの展開が突拍子もないのに後半はきちんと足並み揃った流れになるのいい、とても良い。あと飛び降り方がかっこいい。『恋がさくころ桜どき』、ピクニックシーン、総キャラ出演なのはメディア展開と関係あるのかな。おれが撮ってやるって言った主人公が枝にカメラを縛って一緒に写真に入ろうとするのなかなかヤバいな。『たらちねパラドクス』、唐突に出てくるエビ! おれこういうシュールさにホント弱いんだな。あとノーパン描写っぽいものがあってほのぼのした。後半にかけては若干センチメンタル。『ハルノカミカゼ』、こっちも衣装がパンツ見せかと思われたが画風的にも見えちゃうよ〜ぐらいに抑えられてて対比的に引き立てあっていた。輪ゴム鉄砲作りが天職、じゃあ将来は無職っすね……。以上です。
それでは次にガンガンジョーカーの感想を書きます。『繰繰れ!コックリさん』、衣着せた歯かわいいから拡大してほしい。オスでホモのタイムマシンあったらきっついな、いやある話なんだけど、ドラえもん助けて。『一週間フレンズ。』、いつもの日常ったって日常に戻りすぎでは……。やっと記憶喪失がカウンセリングとかの話につながりはじめた。『制服のヴァンピレスロード』、全裸でドヒャーみたいな扉だったけど、全裸の傷痕なんか後々あんのかな。主に吸血鬼システムとレズの説明だった、お前はレズだから女の血を吸うと。『その吸血鬼は正しくない夢をみる』、吸血鬼モノ連続掲載やめてあげろよ。次なる戦闘を予感させつつ日常に多くを割く書き方をしていてバランスが取れている、良い。『アカメが斬る!』、多くは話せないけど、おいハーレムになるやんけ!!  『かつて魔法少女と悪は敵対していた。』、僕SSで書けなかった、溜めこんだエロスの消化みたいな展開で、終始スケベな展開。褐色スケベ女が作者の投影なのかもしれない。『賭ケグルイ』、一挙二話で来月は巻頭カラー、強いよな、失楽園の頃とは明らかに違う。豚みたいな男の独白で話が展開しつつ堕ちていくのいい、堕ちていく豚!! 『愚愚れ!信楽さん』、男二人が手錠で繋がれるのまるっきりその界隈向けだな、アニメどうなっちゃうんだろ。全体的にはねずみ小僧みたいな話。『魔女に与える鉄槌』、宗教観がある中での魔王ってどういう位置付けなんだろ、そこまで宗教詳しいわけじゃないけどどういう宗教観なんだろうなって。圧力で炎吹き飛ばすの、要するに自分に対する圧力には無敵ってことでしょ、無敵じゃん。『わたモテ』、弁当の松茸で松茸自慢切ない。『恨み来、恋、恨み恋。』、ずっとボリュームが大きかったので今回は少なめ、というか前日譚。主人公が下着の店をウロチョロするとかいう変態性で笑いを取りつつもしっかり猫のあざとさを前に出している、とても良い。『ソード・オラトリア』、また本編とリンクしてるし気合が入ってるなーという印象。しかしファンタジー世界でも会社的ないわゆる打ち上げっていう概念があるんだな、無職にはつらい話だ。『高橋さんが聞いている。』、じぶんの失敗が流行するの相当つらそう、個人的にはズボンかぶるぐらいダサいと思う。クモが顕微鏡の間に入るまで誰も気付かない教室、偏差値2とかだろ。『アラクニド』、割と物語全体の頭からいた敵との決着、その巻き添えで死んだ子って本当に死んだのかな、明確な死の描写がない。そういやまだアリいたんだったな、サソリがラスボスかと思ってた、いやラスボスはスズメバチだっけ。『かみさまの話』、全体的に自然に対する愛のある描写に満ちていていい。売れない作家ってだいたい田舎に来るよな。『ヤンデレ彼女』、ゲイの嫉妬見苦しい。「事案」って表現、無理から事件にしてるってニュアンスだし、意味がスライドしてる気がする。『うみねこ8』、ドラゴンボールみたいな戦闘になってる……、もう本当に推理とか関係ないな、このへんに原作に失望したひとのその失望ってやつがあるのかな。『殺意の戦鬼』、ページ数が連続してちょっと少なめ、嫌な予感、同じく始まった三つの作品のうち一番冷遇されている。殺意に狂った感じが欲しいのかもしれないなー、主人公がもうちょっと狂って欲しいというか。もうトップの決着みたいなの始まってるし打ち切りに対する不安がマジである。『戦國ストレイズ』、もう帰る雰囲気のメインヒロイン、都合良くみんなが寝てもいる。これって多分目覚めたとき既にいなかった、みたいな展開につながるし、予感的に既につらい。『死神様と4人の彼女』、話の組み立て方がうまいし選択が揺れてるのもいいんだけど なんで毎回掲載位置が後ろなんだろう、さっきの作品同様雑誌の構成上仕方なく後ろに来てるものと思いたい。メガ淫乱女最高だなしかし。『EIGHTH』、これが掲載位置ラストなのは渋い作品という意味合いでしょう。しかしそれにしても全体的な締めに入ってるのかアクションつうか動きがない、論理的決着という形で話は進んでいく。『サツキ』、話が非常にうまい、ホラーではないがハッピーでもない落とし所に納得させてくれるのが良かった。でも気持ちを「持ってる」のが女だったら成立しなさそうではある。『悪食あやし』、魔王と勇者の人だ、絵が安定している。話は道徳的、無機物の態度すげえというかこれでよく今まで存在がバレなかったな。以上です。