ぐ戒

一階に降りるためにカードをエレベーターに入れたら百二十五円が出てきて百円は昨日おれが置いたものだから分かるけど二十五円ってなんだろうと思いつつとりあえず懐に入れたらカード出口から不在通知も出てきたし家族に質問したところ知らねえとブチ切れられる夢を見た。お金を置きっ放しにしたことに対してなんの感情も催してないところがヤバいな。全体的に理不尽な夢ではある、怒られてるのも謎だし。見た、というか覚えていた夢はこれだけだった、なぜなら、気温差が激しくて何度も目が覚めたから。
これは気温差が激しいとかじゃなくて完全におれがものぐさ野郎だからだが、昨晩まんが雑誌を、またまんが雑誌を予約し忘れていたので、起きてからすぐヨドバシカメラのサイトに向かった。雑誌を注文しにヨドバシカメラに行くの、コンピューター上の行動とはいえ何度やっても慣れないな。昼にテレビで世界のニュースを見ていたらなんかニュージーランドで発生した銃乱射事件において首相が感動的な声明を発表したと話題になっていたんだよね。銃乱射自体はどうでもいいんだけど、その感動的な内容というのが、「加害者は名前を売りたいのだから今後一切彼の名前を口にしない」というものだった、まあそれは分かる、でもそのあとの「被害者の名前を語ってほしい」と呼びかけていたのが分からん。以前も日本のニュースで、名前が公表されることが連帯に繋がるとかなんとか被害者の遺族側が言ってたけど、それって美談なのか? 被害者の名前が出てきたから余計に共感できたという経験、一度もないんだが。はっきり言うとこういうのってマジでただ知りたいだけのいやらしい欲望と見分けがつかないんだよね。
久しぶりにローカルニュースを見ていたら、地元の企業が幻の県産サツマイモの「兼六」を使ってダンゴやポテチを作ったという話題が提供されていた。金箔ポテチに味をしめたのかな? この幻のイモの名前を特に聞いたことがないのは、おれが食品に興味を持ってないからだけど、ポテチにするのは明らかに違うだろ、おさつドキッじゃああるまいし。おれはもう金箔ポテチの話は二度としないってこころに決めてるから県内企業もいちいちポテチを作らないでほしい。いやポテチは作ってもいいからもう二度と金箔を食品に混ぜるな!! アホか!!! このことを調べるために金沢市のページに向かったら、相変わらず「いいね金沢」とか書いてあるし、よくねーよバカと思ってしまった。
今日はお出かけして、まず書店でまんが雑誌を受け取り、予約もした。店員が変わったのでなんか予約に五分ぐらいかかるようになったがこれは前回も書いたかもしれない。次に向かったガレージの商品は特に増えてなかったので何も買わなかった。勢いを殺さないようにマンションへ向かうと、こないだは見逃していた箱の中に労働寄りの福祉の本とやや一般向けの禅の本があったので、それらを購入、帰路に就いた。つか、マンションで本を買ったときに、明日から古本市ですと言われたんだけど、急に話しかけられるとなんて返したらいいか分かんなくなるので、「そうですか……分かりました」という非常にそっけない態度を取ってしまった。よくない対応をしてしまったな~と身をよじっていたし、その古書店から少し離れたところでようやく、あのときはその会場ってどこにあるんですかとか質問すれば良かったんだ、と気付いたりもして、結構思い悩んでしまった。嫌々だったとはいえ九年間も酒屋のレジで接客のバイトしてたし、別枠で借金の取り立てもやっていたので、会話自体が苦手というわけではないが、会話のルールが分かってなくてこう言われたらこうというパターンがまったく形成されてないし、いつもそっけない返事をしてしまう。でもこんなこと今になっていちいち直してもつまんないし、こういう人間だとして受け取ってもらうしかない。晩ご飯のときにテレビでカンボジアの悲しい現状みたいな特集を見たんだけど、ストリートビューの車入れてくれるからいい国だよなあとか思ってしまう、中国は入れてくれないので人権が最悪だよね。カンボジアの村とか明らかに衛生状況がおかしいものがバタバタの屋台で売られてたりするんだけどそれでも生きてるジジイとかがいるのが不思議なんだよね、まあクメール・ルージュを乗り越えてきたツワモノだと考えれば辻褄は合うが……。こないだの日本人によるタクシー襲撃事件もカンボジアだっけ? ああやって犯人をおおっぴらに晒す東南アジアの風土に触れると日本のメディアもおおっぴらに犯罪者を放送してしまうっていう報道姿勢を見ると、少年法で自主規制とかまるっきり嘘のスタンスじゃんと思ってしまうね。
それではまんがタイムきららMAXの感想を書きます。『ご注文はうさぎですか?』、リミッターが外れた節約型のキャラが親と合うというので尾行する話、出尽くしたはずのキャラが親の前だとまだまだ出てくるところが面白い、どちらかというと友情シフトで、聞いてるこっちが恥ずかしいという台詞もそれを物語っている。もうひとりの親が登場してそのまま合流という流れも見事。『こみっくがーるず』、相変わらず原稿が進まない主人公、その様子を見て欲求だけで捕まえに行くホラー系作家、既にこの時点で怖くてウケる。微妙なすれ違いが起こっているのもいいけど、主人公の余裕のなさを逆に利点と捉えて養ってくれと頼みにいく姿勢は図々しくてとても良かった。主人公のメンタルが最後まで弄ばれているのも楽しい。『ぼっち・ざ・ろっく!』、 早速主人公が前回の申し込みショックで棺桶になっていて真面目なひとが人殺しになっちゃうと乗ってるのが面白い。主題はテストの点数が悪いことなんだけど、テストの点数悪さの天丼も笑ったし、頭悪そうという決め付けもいい。大人は大人で勉強ができないので脅しをかけるとかロックという言葉で逃げようとしてるのも笑える。でもやっぱり、要領悪い子がいると本気で同情されてるところが一番面白かった、ゲラゲラ笑った。『ステラのまほう』、前回の強引なレズキスの続き、宣伝のためだったので自業自得なHNバラシを食らってうろたえてる姿すごくいい。日常がネットってことでいいのか、いいんだろうな。被害者はタフだし、加害者は保身に回っているのも面白い。その後も高飛車に振る舞っていたらゲームのネタにされて吊るし上げを食らうというのもよくできた展開で感心した。『社畜さんと家出少女』、前回も出てきた主人公の友達の真顔キャラにバスケの試合の応援に誘われるくだり。ヒロイン役の大人も誘ってと言われたが無理なので休日出勤だと偽って断る流れで、本当になりそうと言っているのが笑った、笑ったけど労働は許さん! 真顔が喜ぶ様子はかわいかったが、結局弁当を忘れてヒロインが陰で参上、したために帰りのスーパーで真顔につきまとわれお宅訪問となる、すごい展開だ、間男のやり口。『旅する海とアトリエ』、前回の質問の答えがないまま気まずい空気になっているのでネガティブさが想像される、シリアスになり過ぎるシーンをわざとカットする手際が良い。今回の目的地はサグラダファミリア、気まずかったふたりの間をガウディの言葉が取り持つ流れ。パスポートの写真ネタも回収してる! 最後しっかりと別れがあってきらら系にしては珍しい、そんな中でもキッパリと梅干しを拒否してて笑った。『しょうこセンセイ!』、母親が海外へ行き離れ離れに、という展開なので基本的に落ちがちな流れなのだが、探偵ごっこをさせるなど極力盛り上げどころを作っているのがいい。選択肢消しちゃうのも笑った。後半はその別れのシーン。親指を立て合うところは好感触ですね。あとタイトル回収があった。『みわくの魔かぞく』、サブキャラ組が盛り上がっており主人公も携帯で繋がろうとするがガラケーなので無理、という流れで買いに行くんだけど激安王って店から買っててウケた、絶対ヤバい店だろ。今回はサブキャラ描写にも力が入っていて、パズルゲームをこっそり入れたり、居眠りに枕を出したりと仲良しぶりが炸裂していて良かった。青春を覗き見る魔王、全然隠れてられてない。『きんいろモザイク』、受験勉強のためゲーム禁止、当然なのだがゲームをもともとしない派閥には全然響かない。それで金髪断ちに例えられるんだけど、薬物循環みたいな図を思い浮かべてビクビクし始めたのでゲラゲラ笑った。それぞれの家を移動してあるものはひとりであるものは複数で勉強するんだけど眠い声より家庭教師が気に入られる姿のほうがかわいかった。遺影っぽい写真の立て方もいい。『サジちゃんの病み日記』、うーん、全編を通してシリアス。というか四コマではなく一般コミックのコマ割りになっている。親も管理されてるとか地獄じゃん。『魔王城ツアーへようこそ!』(ワ)、新キャラの狐が来る、どうも金貸しらしい。とはいえ魔王側が悪いのでヘコヘコしていてかわいい。主人公が現世を思い出して涙してるのはつらい感じだったがいずれ戻る世界じゃないのか。ガキ利用して毛だらけだったか聞くの汚い! 最終盤は人間を狙うビームのためシリアス。『ハルメタルドールズ!』、ゲストだけど二本立て。急にメロイックサイン箚せられてる主人公だが、物語も急なのでとりあえず引きずり込まれてメタルに加担させられている。ドラムもとにかく手当たり次第に探す展開、その結果ワイルドな不良を見つけるんだが、それでいいのか、笑える。相手の言葉を侮辱と感じた主人公が二重人格的に中指を立ててるが自主規制の嵐だった。『どうして私が美術科に!?』、最終回。ネタバレになるから詳しくは言えないが、前回から続くタイトル回収の答えがあった。中途参加キャラの背景がこのタイミングで語られるのは最終回にしては珍しかったな。いい最終回でした。『合体アイドル!スノウちゃん』、ライブ中なので各キャラの魅力をさらっていく展開だが、飛ばすの意味を入れ替えてたのは良かった。バレないかひやひやしているという展開をはさみつつ、全裸になろうとするロック系の女の話題に。いつかは脱いだみたいなすごい情報が入っていた、家でビール飲んでそう。最後、さすがにバレた? 『本とねことイタズラうさぎ』、突然本から女の子が出てきて主人公の日常を引っ掻き回す。というか背中を蹴られてしかも逃げられてさらにはまんがも盗られるとか散々だな。要はアリス的な展開なのでそのあとでさらにキャラが出てきて追いかける、街の中はいたずらだらけという流れ。ケーキが主人公持ちなのは笑った。『初恋*れ~るとりっぷ』、鉄道なのでてっつDoなんだ、鉄道界隈でこういう呼びかけがあるのか? 主人公は恋する先生の私服を気にしていたがそもそも毎日同じ私服だったという感じで鉄道旅、施設が潰れたというローカルネタ挟んでるの地元に優しい。石碑なんかも渋いポイントを抑えている。後半は露天風呂でキャッキャしているけど、駅弁が胸に詰まってるのかとか言われてるの爆笑した。『魔王と勇者が百合結婚するお話。』(ワ)、なんか魔王が普通に来て拷問させてくれと言う、好意があるのにこの物言いはすごい。トイレしたいので帰って欲しいけどちゃんと言うまで帰らないの、プレイみたいなもんだな。しかし、やはり、ワイド四コマってだけでも強烈なのに、縦にぶち抜かれるとなあ、見開きの四分の一だぞ。『ももいろジャンキー』、将来の話。幼児の大人?? でさえ、五歳児になるのは学校で勉強してからでも遅くない?? とか言ってる、ここがもう笑えるが、そんな中ヤンキーはどうするかと。カフェの面接は怖い顔で落ちてしまうし、ヤンキーの友達は幼児にモテる、すごい世界だ。幼児とヤンキーの緊張を重ねてるのも良かった。でも、やっぱり最後のザッザッて足音がめちゃくちゃ笑ったな、今月号で一番笑った。『委員長のノゾミ』、ヒロインは家でも制服なんだ、さすがにボロボロになりそうだな。それでついに私服を買いに行く、ことに付き合ってくれということで主人公の電番。コスプレ展開ではあるものの、カラーなのでまず冒頭に下着シーンを出してくるのえらい。激辛クレープ、中で溶岩みたいにぐつぐついってて笑った。『雀の戯』、麻雀四コマだが、親切なことにルールが書いてある、おれは一切知らないまま咲を読んでるからな……。脱衣ということで突然勝負をかけられ、しかも全体としては百合。麻雀の展開については何も言えないが、先輩が変態であるため、パンツから取りにかかるのウケた、そんなのいいんだ。『画王!』、まんが家のスクールに入る、まずは講師目線。しかし登場キャラが、姉が有名作家・飛び級・声優、しかも主人公には才能アリで無意識という最強無双系の様相を呈している。ほたての擬人化ってなんだよ、金払って入る学校でやることじゃないだろ笑った。声優は声優として活動する気になってるのも良かった。『彼女がお兄ちゃんになったらしたい10のこと』、うーん掲載位置が厳しい。前回の穴を引き継いできちんと利用した上でクリスマスツリー立ててるの巧みだ。クリスマスのプレゼント交換会をしたいのだが、家族の特徴がバラバラなのでプレゼントに悩む。奥深いなと言っていたら料理の味と勘違いされてて面白かった。結局みんながみんなの分を買ってほっこりみたいないい感じだったのに、最後ツリーが倒れて家破壊しててすごい。『ハルメタルドールズ!』、二話目。さっきのワイルドな子を成り行きで連れ去りかますの根性あるな、殴られるかもしれないのに。で急にバンドを結成させられる。ドタバタしてるのに、ワイルド系が主人公のギャップに惚れ込んでしまっているのがかわいいな。しかも実は同じ歌手が好き。その歌手が友達であるとの回想から下手くそな演奏が出てきて笑った。以上です。