ぐ戒

おれの意思とは無関係に労働に連れて行かれることになり旅行気分で大丈夫と言われていたのに行き先がアルゼンチンだったのでびっくりしたし何も用意してないと飛行機の中で言っていたのに大丈夫とかよく分からない根拠で言われたのでそのままアルゼンチンに到着してしまい日本語がカタコトの女秘書が案内にやってきてとりあえず事務所に通されたんだけどそこでみんながまともな靴を履いていることに気付いてひとり裸足のおれは取り残されたような気持ちになったししかも事務所の中は冷房をつけてその上でファンヒーターをつけているという日本人からすると意図不明な気温調節が行われていたのでまあそこはアルゼンチンの風習かなとと納得していたら何が説明されたのかも分からないうちに控え室というか労働期間中に宿泊する部屋に案内されたんだけどその途中でこういう労働のうち給料がもらえないケースがあるらしいと横にいた知り合いに言われたのでマジかよと資料映像や写真を見せてもらったが明らかに黒人だらけだったのでいやこれはアフリカのしかも建築現場の話だろうと言い返したところでさっきもまったく準備なくアルゼンチンに来たことは言ったのだが改めて携帯もないんで日本に連絡すら取れないんだ今回の労働の期間はどれぐらいだ一週間かと質問したらまあ二泊三日だと思うよと言われたので若干ホッとしつつも自宅に連絡が取れないと心配されてしまうと説明してたら今日は何日の何曜日だと逆に質問されてしかも質問した相手が先に間違った日付を言い始めたので八日の木曜日だよと返事してるところへようやく宿泊部屋に到着したんだが和室で畳が敷かれていたので久しぶりの畳の感触にテンションを上げまくったその横から女秘書がカタコトであるためうまく日本語を扱えないせいかココデ寝ロと言い残して去っていったしなんだろうね今のと言いながらさっきおれだけ裸足でさあと切り出しつつさっきの携帯の話を持ち出してバーコードリーダーみたいなスマホを借りることになったんだけどスマホですら触ったことないのにそういう端末みたいなものはなおさら使い方が分からないし国コードも分からないのでひとまず備え付けの立方体みたいな古いパソコンで検索してみたらビデオチャットができるみたいだったしこれで連絡取れるのではと喜んでいたら金沢は二十二時から四十分に限定とか書いてあってさすがに辺境の地だと制限が厳しいなとつらさを実感してるとしょうがねーなとそのスマホを貸してくれたひとがこちらから見えないように操作して電話できるようにしてくれたので無事連絡してこれで一安心だったので部屋を出て和風の廊下を進みその途中に窓から入ってくる敵を倒していたんだけどいよいよ現れるボスは足手まといになるので先に離脱してその後から新しい狂った仲間がやってきて穏やかな性格の仲間に昔みたいに狂った性格に戻れと挑発して実際狂乱状態にさせてパワーアップという手順を踏みながらそのボスとでかい和室で空中戦を繰り広げている様を足手まといのおれたちは横の部屋から見ていたんだけど吊り下げられたいくつかの飾りが床に影となって落ちたその形が日本語だったので影に向かって頑張れ頑張れと応援して見事勝利を収めたがそのうちのひとりは実際じぶんが勝つことを前提とした賭博を行っていて見事勝利を収めたため莫大な戻りを得ていて百円だか百ペソはフライングのため没収と言われてしまったのでそんなの痛くも痒くもないはずだが大げさに悔しがって見せつつおれには飯のために金券をわたしてくれたので多めにもらってクソガキを連れて飯に出かけたんだがガキが土産物屋みたいなところでさっさと菓子パンを買ってしまったためおれもそこで飯を食うしかなくできるだけかぶらないようにパンを買っていたらタバコみたいなお土産をおすすめされたんだけど明らかに日本語が書いてありブルボンとも記してあったのでアイアムジャパニーズと言いながら突き返したらノーノーみたいな返事されたんだけど荘やってるうちに買ったシャツもいらなくなったので返して適当な菓子パンをたくさん食うことになったので普通の飲食店に行けばよかったなあと重ね重ね後悔していたのだがとりあえずレジカウンター前で狭いので座る位置を変えていたら外からインドネシアみたいな金属音が流れてきたので録音したいなあ携帯さえあればいいのになあ写真より絶対おもしろいのになあとさらに後悔する夢を見た。今日の夢は旅行系だったから長かったんだと思うが、今年ではトップクラスの流さだな、良く覚えているし、しかも内容が楽しい。
なんかメディアによって社名が出ているものと出ていないものがあって意図するところは不明だが別に時事を斬りたいわけじゃないので固有名詞は出さない、出さないがどこかの会社で帰り道にちょっとサボったという理由で丸刈りだとか水をぶちまけたりだとか花火の標的にしたりだとかして、そういう一連のパワハラをブログに書いていたらしい。それが仇となってパワハラ認定されたというニュースだが、内容がひどいのにみんなその外側だけ見てひどいひどいと言うんだよな、おれにとっては労働が恐怖の対象であるという意見を裏付ける恐怖ニュースなんだが。だってこれ普通に怖いでしょ。強い意見が言えない下っぱはこうなることを受容するか死ぬしかないんだよ、だってさっきも書いたようにこれは社員か社長が偶然パワハラの内容をブログに書くようなバカだったから発見・認定されただけで、見つかってないこのような仕打ちは星の数ほどあるんだろうし。そう考えてみると、今日別の方面から流れてきたニュースで、日本郵便がついに年賀はがきのクソノルマをやめたと言っていたのは良かったな、局員やバイトが自腹を切っているのを知ってて知らないフリする最悪のノルマだったわけだが、最後まで別に非を認めたわけではなかったようだったのがウゼーって感じだったが。
雨はおそらく一時間ぐらいは大丈夫だろうと踏んだので出かけた。ブックオフにまだこないだ置いてきた労働の本が残っていたけど、興味の薄い内容だったのでそれは避けて、数学人間の本と江戸の人殺しの本を買ってきた。常識的に考えて労働より江戸の人殺しの方が面白いに決まってるしな。でそそくさと帰ってきて、ポッドキャストを聞きながらストリートビューを回ることにしたんだけど、なぜかアドオンでタンブラーにポストでけへん。昨日から今日にかけてタンブラーになんらかの変更があったのかな、画像のアップロードは手動ならできるけど困るな、投稿画面も配置や初期状態が変わっていて変だしマクロが通用しないのはどういうわけなんだろうな、と色々いじくっていたら、結構時間を無駄にしたし、しかもポッドキャストにも集中できなかった。最終的に個人設定から元に戻して、それからマクロを設定し直して完全に元の状態に戻すことができた。
それでは少年ガンガンの感想を書きます。『とある魔術の禁書目録』、まだまだ対決中。相手の弱点を財布で見つけるのって財布はカテゴリーが狭すぎるみたいな話か? このあとは微笑ましい、相手の事情を聞くパターンだったのでかわいかった。『英雄教室』、キスはあいさつだと吹き込まれた主人公がどんどんキスをしていく単純な話ではあるが、なんでもエロに繋げていくその根性は見上げたものだ。男も見境なしなのはむしろ平等でいいのでは? ヒロインの立ち位置がおいしい。『エルフと狩猟士のアイテム工房』、いよいよ謎が解けて敵の姿も明らかになってきた。アクションシーンが見応えあってすごいが、石化を厭わないのは主人公が嫌がりそう。救助を受けたら一回地上に戻るルールはいいですね。しかしこんな石剥き出しのところで弁当食うか。『ベルゼブブ嬢のお気に召すまま。』、要は主人公にそうめんを食わしてやりたいというお相手の男の気遣いなのだが、だいたい最初の方からこれ全部サブキャラにやらせてるじゃんって感じだったよね、ウケる。女子の素足と畳の組み合わせに背徳感があるとか考えたこともなかったな。『無能なナナ』、一年ぐらいこのセクション続けることになるのか……。とりあえず初めての友人の死後、サブキャラの不死身目線。若干今回はページ数が少ないので、真の犯人は一体誰かというところに中心が置かれている。『スライム転生。』、いきなり最強ではないのだが行く先々でモンスター食ってすぐ強くなるジジイのスライム。多分この作品、スライム目線だと女のパンツ見え放題ってところがいいんだろうな。姫を助けに行くとこれ以上ないぐらい分かりやすい悪党が出てくる。『裏世界ピクニック』、先月に引き続き次のネットロアの導入。敵と呼ぶべきなのか、相対するモノの異様さに気を取られ続ける展開。目と口が真っ黒になる描写が怖い時期あったし、あれを見て怖がっているひとも多そう。で何か米軍みたいなのが出てきた。『旅とごはんと終末世界』、地熱発電所に向かうがここも当然廃墟で、ただ自動機械が応答してくれるだけという感じ。ここぞとばかりに褐色少女の裸体を描くシーン!! 自動機械を修理してあげたので一緒にメシ食うのかと思ったらそれはなかった。『俺の彼女に何かようかい』、告白後の世界。情の薄い友人たちに、ヒロインまでもがもっと進展しましょうという雰囲気を出しているので、悪い空気じゃないのに主人公の受難っぽい描写になっていたのが巧みだった。後半はサブキャラの、これも直接言わない熱愛。『戦×恋』、ずっと兜をかぶっていて謎だったキャラの素性。締めの言葉を見ると、はぐらかしはしたものの昔に記憶を共有してもいるらしい。というかやっぱりみどころは男性器シーンかな。主人公も剣とか表現するの悪過ぎだろ。『不徳のギルド』、元々やめるつもりの主人公に地元からのエールを聞いてもらうくだり、というかヒロインが人気者。その流れでヒロインが嬲り者にされまくるのがすごい、近隣住民に道徳はないのか。あとケシが昔のエロ本みたいにでかい。『金装のヴェルメイユ』、こっちはカラーで乳首のない乳房だ! 夜な夜な〜みたいなツンデレの絡み方が完璧過ぎるんだけど、後半のクエスト部分でも透明になる薬で全裸になるくだりも本当に良かった、最初から分かるもんな、絶対に透明化が解けるって。『魔女の下僕と魔王のツノ』、ひとつの関係が恋愛の上では消え、主人公はふたりから求婚されるというなかなかシリアスな場面だが、いまさら感や冗談を真に受けるノリでコミカルに仕上げてるのが素晴らしい。最後の恋敵同士の気が合う瞬間も最高だな。『俺杖P』、とにかくトーナメント方式で戦うんだけど、その前に破廉恥な姿をみんなに見られるという謎の展開があり、まるでオタクに囲まれるコスプレイヤーみたいになっていて笑った。戦いの始めは圧倒的に室内をえぐる。『ながされて藍蘭島』、謎のミッションを受ける忍者、失敗だらけだが相手が鈍過ぎるので助かる、いくらなんでもM字開脚のときに気付くだろ普通は。最後らへん、まずは鼠蹊部から計り始めててゲラゲラ笑った。『弩アホリズム』、ひとの死も悲しむ余裕がないみたいな話が冒頭にあり、さて主人公の身の振り方を思案するという流れ。でまた菌の胞子を吸い込んで変な妄想を見るんだけど、なにやら謎めいた、過去の映像が頭をよぎるという謎多き展開。『はっぴぃヱンド。』、こっちも謎が多い。一応再びタイムリープはしたのだが、今度は実験区域の町に誰もいない、それは変だとあちこち駆け回っているうちに回想のようにたくさんのシーンがバババと脳裏を駆け巡るんだが、その説明がないため主人公が何に気付いたのかは分からないといった具合。以上です。