ぐ戒

アーケード街の古書店に立ち寄ったら随分と明るい店になってたのでビックリしたんだけどよく見たらそれは古書店ではなかったし肝心の古書店は隅の薄暗い場所でゴソゴソやってるだけだったしなんだろうと思って訪問したら移転したが一部残って作業を続けているような状態だと言ってきた店主のババアが強引に手伝いに引き込んできたのでいや本好きだから別にいいけど本タダでくれたりしないのかと思ったりしていたが完全に有耶無耶にされ新店舗の紹介だけされたしそこへ向かってみると今までよりも規模の小さい壁にめり込んだキオスクみたいな店構えになっていたし結局普通に商品を買ったらくじを引くことになってなぜか店舗サイドに知れ渡っているおれの本名のアルファベットを透明な袋から引くという問題でそれに正解したので何かくれるのかと期待していたところ次は四択クイズになったのでいやいくつクイズあるんだよこっちが失敗するまで出し続けるつもりだろと訝っていたら第一問は外してしまったし次の一問は正解したんだけど先に問題数見たら十問あるしこれ八割が合格ラインだったらもうほとんど外せないじゃんと嫌な気持ちになる夢を見た。これは古書店の夢だから良く覚えているけど、キオスクみたいな店構えの古書店、明らかに在庫少なそうだったから普通に考えたら経営できるレベルじゃなかった。夢だからしょうがないね。つーか本当はもうちょっと覚えていたはずなんだけど祝日であり家族がバタバタしてるといういつものパターンで思い出すことができなかったのだった。
今日はまず起きてから国旗掲揚をした。祝日なのだから当たり前だが天気は崩れる予報なのでしばらくしてから家の中に引き込んだ、引き込んだだけでちゃんと国旗は広げてありますが、なぜなら国家への忠誠を誓い、ベーシックインカムを受け取る気満々でございますので……。ところで玄関で国旗を抱えてダンスを踊っていたら玄関先に荷物が。ありがたいことに家族様が受け取ってくれていたらしい、寝ていたおれの代わりに。おれはなんと図々しい人間なんだ、午前中に寝ているなんて。この状況、しかと甘受しよう!! しかし昨晩はギリギリまで確認してて、その間ずっと東京にあったはずだ。なので、てっきり届くのは明日か、遅ければ明後日になるだろうと踏んでいたし、それはしょうがないとも覚悟していたんだけど、まさかの今日到着。その疑問に応えるべく改めて伝票番号を打ち込んで荷物の追跡を行ってみると、なんか羽田から金沢にワープしたみたいな履歴になっててビビった。経由点とかがないな。しかも昨晩、いや今朝の午前四時半過ぎに金沢に到着したことになっている。羽田っていうと飛行機か? 航空便って可能性もあるのか?? 飛行機とかもじぶんの意思で乗ったこと皆無なので、国内線と国際線という区別があることは知っているが羽田が何なのかみたいなことはまるで分かってないし、答えが分からない。羽田からブーブーが出ていてパワフルに金沢まで一直線みたいなこともあるのかもしれない。ここまで検索してたらちょっと冷えが来た。なので次は天気を確認した、現在の気温は昨晩とほぼ同じだった。それに加えて現在は雨が降っているから体感はそれ以下だな、これはまずいと思って多少の上着を着たりしていた。その地元関係検索したついでで地元ニュースを読んでいたけど、猟師がサルを撃たしてくれと主張している記事があったので面白かった、確かに一番簡単な駆除方法ではあるな。ただサルって食うんだろうか?
とりあえず昨日突然変更された天気予報通り悪天候で出かけるつもりがなかったので、自宅でずっと音楽作成マシンの挙動を検索していたが、肝心の解説サイトのサーバーが落ちていて見られなかったのですべてが台無しになった。しょうがないのでグーグルのキャッシュから無理矢理見て、そこから音の出し方をなんとなく推測し、あとはずっとマシン上でグネグネといじくり回してた。力業でも数撃ちゃなんとか使い方が分かるってもんだ、それで理解した方法で音楽を作り、その制作過程をツイッターにアップロードするなどしていた。それからはポッドキャストを聞きながらジャケの方を作っていた。これはムカつくところだな、本当は音楽つうか音声を聞きながら音楽を作りたいのに、それができないからジャケを作ってるみたいなところあるからな、本当は勢いがあるうちに音楽を作りたいんだ。しょうがないので作っていたというそのジャケは、ポッドキャストが終わる頃に一枚ぐらいは完成していた。そのあとさっきの音を聞いてみたらバランスが変だ。これはもういっちょこねくり回そうとあれこれやっていたが、どうも出来上がった音楽を処理するより、それらを捨てて最初から音量を調整する方が正義らしい。つまり出力される音が最初から絞った方が話が早いっぽい。それでそのようにして再度音楽を作るなどしていた。しかし、他人の音楽をじぶんのフィールドで聞くだけなら便利だから雑に8bitとか書いてジャンル分けするけど、自作音源としてファミコンっぽい音を出してもそのじぶんの音源に8bitと付ける気はあんまりないんだよな、ノイズとか混ぜてて明らかに邪道なので。それはなんとなくあるじゃん。手作業でグリッチ画像を作る方法はあるけど、それは本物のエラーで作ったグリッチと一緒くたにしていいのか、みたいな感覚がさ。
それでは台風の影響で遅れて届いた少年ガンガンの感想を書きます。付録は戦×恋のエッチなノート。それにしてもエッチなシーンだけカラーにして電子版限定で後発発売とかエグい商売だなと思ったけど各店舗の特典よりマシか。店舗特典だと地域格差が出るからな。『戦×恋』、テーマは初恋。一応戦いのさなかなのだが、そして当然のように味方の樹木の攻撃で触手エロ状態になるが、主人公自身も気付いてない初恋の力で攻撃能力を発動させる。初恋の力は特別って力的な意味もあるのか。『FINAL FANTASY LOST STRANGER』、いい掲載一なのだが今回は全編が同じ場所での相談。その不安は迷信と同じなのでは? と言われた白魔術師が、元気づけられたお礼にと主人公妹との回想を語ってくれる。、あったかいケアルってなんだよ。冷たいのもあるのか。『裏世界ピクニック』、消えた仲間を追って謎の街に足を踏み入れる主人公、以前も出たおっさんが出るが、決然と立ち向かうとそれらはすべて人間大の植物。人間大の、ってところが効いてるんだろうな。コマにまで植物が這っていたのが良かった。『おじさまと猫』、猫の話はすぐ終わってかなり長い間おっさんの友情を描いていた。ライブ楽しめてよかったな、おっさん! ギターを弾いていたのもまたおっさんなので、本当におっさんだらけだ。『魔女らば魔女れば』、カラーで入浴、ただ主人公は女装なので入浴はまずい。冒頭の、ヒロインの努力を早々に見切るシーンでゲラゲラ笑った。ともあれ幻術で主人公には女の子が猫に見えるようにすることで乗り切ったつもりが長居されてギエーという展開、困ったときはサウナで作戦立てるつもりだったという設定もすごく良かった。『ヨシノズイカラ』、サイン会から帰って芋を掘っている、ギャップが微笑ましい。とにかく作品のために芋を植えたんだからと干してかんころ餅を作るらしい、小学生がどんどんかわいくなってきている。褒めるのも仕事感が出てるという表現にすげえしっくり来た。後半は久しぶりに作品内作品。ブリッジだからか? 『英雄教室』、一番おとなしそうな子がメインだが護身用鉄球が至るところで出てくるので笑った、しかも父親にガンガンぶち当ててるし。主人公に乳を当てるなど積極的な行動を取る、つまりハーレム展開である。最後の鉄球も良かったけど、ほかのヒロインの意地汚い自己主張も面白かった。『ミノタウロスの想い人』、勇者サイドのモノローグ展開。どっちが主人公格かは決まってないのかな、しかし女勇者だからとはいえ部屋が高校生みたいでかわいい、スツールがあるのがポイント高かった。弟までいるのマジで日常だな。ミノタウロス側は誤解するんだが、赤面の情報すら伝わらずダメージと解釈されてるの厳しいな、ウケる。『不徳のギルド』、今日もサブヒロインたちを特訓しているが、そもそもバーサーカーはそれさえ発動しなければ戦力になる、という説教の途中でいつまでも過去の栄光にすがりつくサブヒロインの態度が面白かった。しかも結局ヒロインのミス連発で主人公まで暗闇状態になって顔面騎乗されてるし。よそのエースに助けてもらうが、そのときの周囲の優しさが逆に痛いという状況は今回トップクラスのネタで爆笑しちゃった。『俺の彼女に何かようかい』、余ったサブ同士がくっつくという自意識付きのサブキャラたちの恋模様。髪を切ってないのは男側の些細な一言を気に入ってるから、というのはお決まりの展開だが、双方がツンデレで友達思いなためまったく一緒な反応を示すのが巧みだったし面白くもあった。猫解除はズルいよな。『スライム転生』、怒ったヒロインたちの姉が新しい館に乗り込んでくるので罠で応戦。主人公の分身すら効果ないというか、分身だから能力が低いのかも知れない。結局妹たちに本気を出させるための嘘だったが、姉は心眼で主人公が父親であることも見抜く、が甘えたいから秘密にするというハーレム展開。まあ父親だからいいのか? 『金装のヴェルメイユ』、カラーだが日常展開なので流れはおとなしめ、というよりラブコメ寄り。しかも悪魔目線なので主人公はあまり出てこず。サブヒロインが河川敷に慰めに来て、悪魔だから何、性格が良ければ良いという正直な善悪感をぶつけてくる、女の熱血展開だったのでそこがアツかった。『魔女の下僕と魔王のツノ』、性別的に複雑なのだが男から女に変わったキャラが初めてスカートを履くという展開で、性の開放といった趣。しかし護身用だとそのスカートに剣を合わせてて笑った。結局剣を召喚することになるがそこもノリノリ。で舞台は次の街へ、主人公組はデート。『旅とごはんと終末世界』、ひどい状態の製作者に会ってからかなり深刻な展開だが、とにかくこれまでの相棒の犬がその製作者だったため、その犬を引き連れて狩猟に出かけるが、手を貸すなと条件を出す、独り立ちっぽい雰囲気。落ちそうになったときに過去の同じようなケースが思い起こされたのは巧みだったな。『無能なナナ』、主人公はおばあちゃんからよろしくされるさなかにほだされるっぽい空気を出される、その直後に双子の奴に声をかけられるという流れ。前回のテレコは早速録音に使って、そのデータをもとに敵を脅すというのはすごかったが、それから割とストレートな追いかけっ子になったのでビビった。体力勝負なら負けそう。『とある魔術の禁書目録』、まだ悪のひとたちの展開、ひとのようなものを燃やしてぼーっとふらついているとチンピラにボコられる、ところを以前の仲間に助けられるこの回の主人公、といったところ。そのまま悪VS悪という流れになるが、相手は前回奪った武器を持っている。『ながされて藍蘭島』、主人公は今回離れたところにいる、なぜなら下手くそな主人公の絵を元に主人公の居場所を突き止める課題だから。もちろん島中の女が必死になるが、罰ゲームがエロいという話なので、様々な切り口があるなと感心してしまった。しかし主人公は陰茎みたいなものを書くな。『ロクショウ!』、謎の女キャラは名乗ったけどいまいち分からないという状況。そんな彼女に向かってヒロインが許嫁になって出直せと言っているのが面白かった。そこからはヒロイン側の回想シーンで、こないだの戦いの原因を思わせるもの。次回はスキンシップするらしい。『ベルゼブブ嬢のお気に召すまま。』、デート編の完結。前回の浮気疑惑で女側の友達激怒、本人は職場恋愛だし職場辞めっかとなる。しかし田舎が見事に田舎だし、魔界にもジャージがあるんだな。ここからはロマンス的にはアツい、とはいえ一気に婚約とまで行くとは想像してなかったな。『弩アホリズム』、最終回。ずっと四コマに映ってたからメタ展開かなと思ったけど本編でも一応出てたか。最後のかばうシーンはすごくいいんだけど、「裁」のシステムが視覚的に説明されてなかったので前回読んでないと若干ツラいのではないかと思った。そしてまた第一部完になってしまった、つらい。最後の作者コメントによると一・五部完らしい。うーむ。平成四十八年はゲラゲラ笑ったけどな。天皇長生きしてるじゃん。『戦隊レッド異世界冒険者になる』、題名通りでライトノベル無双感がある作品。女魔術師みたいなのを助けるという流れではあるが、変身時にいちいち爆発するし敵を倒しても爆発、男の子は興奮というノリ百パーのすごい展開。でも交尾するバジリスクとか、細かいネタも意外性があって面白いんだよな。その上全体的な画力が高いとはいえ巨大ロボの描写力はすごすぎた。愛があるというか。そこでも、なぜ曖昧で不確かなエネルギーを使うのかなどとツッコミが飛んでいてゲラゲラ笑った。最後は遺跡ごとブチ抜いてしまったし、最高。以上です。