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新しい歯医者に徒歩一時間以上かけて向かっていることに三十分ほど歩いてから気付いたんだけどここまで来たら歩き切るしかないしそれより途中で歯医者を変える不安に見舞われていたらだんだん建物が蔦で覆われている地域になってきたし角を曲がった奥の方から一時間歩いて来るひとがいるみたいだよと大声で喋ってる様子が見て取れたので今行ったら逆に目立つなと危機感を覚え一旦聞かなかったふりをしてその手前の民家などでわざとその歯医者の位置を聞いてアリバイを作ってから医者に入ると足元が大穴というか突然二階になっていて床がほぼないので一階が丸見えだしカウンターみたいになっている医者の元にはブランコに座っていくしかないという仕組みで実際乗ってみたら不安定だし入り口で受け取った木製コースターを落としてしまったのだが医者にはいいよいいよと言われそれより好きなコーヒーの銘柄を教えてほしいと質問されたのでこれって正直に答えていいのかなと思いつつコロンビアですと回答したら分かりましたという感じで別に話が盛り上がることもなく処置を受けるためにブランコから向こう岸に飛び移ったのだが個室で歯科衛生士にいいひとで良かったです最近は変なひとが多くてと手元の青い紙をトントンとしながら言われたので目を移してみるとそこには悪者リストと書かれていて大統領の名前が書いてあるという夢を見た。また歯医者の夢を見てる！　って思ったけど、これは治療のシーンがなかったし、途中の大声のくだりは夏の街角みたいな爽やかさがあったので良かった。あとは大福に梅干し入れて最強って言ってるひとがいる夢を見たけど詳しく思い出せない。
この日は出かけなかったのであまり書くべきことがない。なんか途中で晴れてきて出かけられそうな雰囲気にはなったんだけど、無理して出かける必要性をまったく感じなかった。ここまで晴れてくるとマジでさっきまでの波浪警報と雨は何だったんだという気持ちにはなった、つまり昼ごはんを食っているときは結構な雨が降っていたんだけど、あれはなんだったのか、結局分からなかった。最近は花粉だか黄砂だか知りませんけど鼻と喉が狂っていますね。くしゃみを我慢すると変な筋肉を痛めるし、我慢せず豪快にやると喉を痛めるし、どうにもならないのが嫌だ。結局喉が治ったのは夕方ぐらいだった。夕方なのでコーヒーでも作るかとキッチンに向かったんだが、家族がどうも歯磨きのペーストをぶちまけて放置していたらしく、あっちこっちに白いものが付着してしたので、これをきれいに掃除した。なんでおれがやるんだよ。ちなみに喉の痛みは夕方に治ったが、くしゃみが収まったのは夜だった。いつも夜だな。夜になっても収まらないときがあるからこれはこれでまだマシな方か。深夜には泡盛をキメていた。何か変な音する！　と怯えていたけど普通に洗濯機だったし、その頃には既に酔っていたのかもしれない。