ぐ戒


今日は久しぶりに夢を欠片も覚えてない、なぜなら干からびそうなほど暑くて何度も目が覚めたのに冷房も付けずにそのまま目を閉じるということを繰り返していたので。暑いと本当に良く眠れはするんだがミイラみたいになっちゃうんだよな。なんとなく、夢の中で東南アジアみたいな家にいた気がしたんだが、これはあとで東南アジアニュースを見ていたときにフッと頭によぎった映像なので間違いかもしれない。
起きたら suzuri のステッカーが一枚売れてた、そういやセールかなんかだったかな、サンキュー! ステッカーはめっちゃ気に入っているけど、文字の場所をピクセル単位で決めてたら若干ノイローゼ気味になったというツラい思い出があります。タイのニュースはここ数日、悪さをして容疑者を殺してしまった警察署長の話題で持ちきりだけど、その殺したと思われる映像のことを「殺人ビデオ」と書いていたのでなかなかすごい表現だなと思った。まあ翻訳の段階でそうなったのかもしれないとも思うのだが、現地報道を機械翻訳にかけてもだいたい同じような出力になるので何か作法が違うという気がしている。あとその映像はこの話題が最初に出たときにすぐさま見たんだけど、音声が入っていなかったのでなんだかよく分からなかった。この、音声が入っていないということを逆手に取った署長側は金を脅し取ろうとしたんじゃなくてアジトを聞き出そうとしたんだと言い逃れをしていたけど、雰囲気的に誰も信じてないな。出かける前には、誕生日にアマゾンから注文した薄くて小さい新品の本が届いた。新品なので検品する必要はないが、欲しさ百点で買ったものなのでとりあえず開けてすぐ読んだりしていた。
しかし出かける時間だ。昨日と同じ新竪とガレージを回ったが、昨日と同じく何もなし。今日は追加でマンションにも行ったけど、やはり何もなかった。おれはずっと喪失感を抱えて古書店を巡るのだろうか。帰宅後はいつもコーヒーを飲むんだけど、今日は冷凍庫の奥にホンジュラスの豆を放置していたことに、作ろうとしたその瞬間に気付いたので、おいおいと思いながらプレスした。でも高い豆だったからおいしかったよ。忘れてなかったらもっとおいしかっただろうけどね。で、目当ての本が買えなかったという傷を癒やすため、アーカイブオルグ著作権切れの本を探してはダウンロードしていた。同じ本がたくさんあるな~と思っていたら十巻本だったのでびびった。その後はのんきに音楽を作っていたけど、実は早めに届いたまんが雑誌があるってことをすっかり忘れていたので焦った、思い出したのはかなり遅い時間になってからだったのでヤベーとかなってたよね。
それではまんがタイムきららキャラットの感想を書きます。なんと予告済みを含めると四作品が休載、これぞキャラットという感じのデコボコラインナップだ。『NEW GAME!』、最終回。前回の最後に出てきたキャラは新キャラじゃなかったんだなあ、うまい。ネタバレを防ぐ感じで言うと、終わっていく話じゃなくて続いていく話なので、多少しんみりしてても充分に明るい雰囲気で、そこがまた良いと思った。『RPG不動産』、一生ダラけてていいのか!? ともあれ閉じ込められてしまって、禁忌の扉を開けたところはかなりシリアス。残された側には新キャラが、さらわれた側は何故かファニーな感じになり、行方不明の勇者もいてドタバタっぽくなる。『紡ぐ乙女と大正の月』、あれ? 現代?? という感じだが、これは予想がつく通り、夢。ただそれを見たことで現代への戻りたさが若干出てきてしまう。その現代での勉強と大正時代の勉強が意味的にクロスしていて笑った。まだここにいたいと聞いたときの相手役のホッとした表情も良かったし、ツボ壊しのオチも良かった。『おちこぼれフルーツタルト』、若干少なめ。またさらわれてお好み焼き屋に監禁、主人公側がブッチギリで負けてた方が面白いよね、分かる、そこをメタ的に触れてさらに面白くしていて巧みだった。じぶんの母親の媚びやデレ、確かに見たくない!! 『ササエルの中には誰もいない』、扉が風呂! 動画を撮ることになったんだがもはや顔バレにビビり過ぎて行動が全部おかしくなってて面白い、フルネーム言うなよウケる。登場人物それぞれの性格がうまく出ていたし、変な語尾作りそうもないひとが作ってるのもいい。ヤバい水着用意すんなよ~。『まちカドまぞく』、死んだひとそっちのけで経緯説明。麻雀のくだりも相当だが、勝手に食材使う流れもいい、でもそのあとの残酷なごんぎつねの説明が一番面白かった、爆笑した。本の魔族の説明はなるほど感あったけど、とにかく仲間が死んでるテンションじゃない、最後のモノローグもテンション高め。『キルミーベイベー』、クレーンゲームの話だが忍者の店の名前にUFOの文字! いや忍者の開く店なのか、というツッコミはもはやなく、インド象の攻撃にも耐えられるクレーンとか無茶苦茶なことを言ってて笑った。課金に素直に応じているのに救急セットも有料とかえぐいフィードバックとか忍者が悪過ぎるぜ。そのフィードバック技術で別の商売できるのでは。『またぞろ。』、二学期開始、なんと起きられている、と思いきや完全に徹夜で放課後まで寝る主人公ヤバい。そのおかげで無職という役割を与えられていて笑った、ひと並みにショックを受けているところも含めて。まあ上級生というのは元々同級生だから顔合わせたくないよな。『ばっどがーる』、幼稚園児にまたも弄ばれる主人公。各々が変態度合いを説明していく感じだけど、好きな相手の体温に合わせるって、そんなに差あるのか? 口座は親に言って開いてもらったんだろうかとか考えたらウケるな。チャンスの意味と犬の意味両方でワンチャンを使っていてうまかった。『ブレンド・S』、主人公が普通に笑って客から柔らかい苦情が来る話。幸せだからでは? という意見もある中、そもそもそれが目的だったと途中で思い出すくだりでゲラゲラ笑った。流れでサラッとオーディション落ちまくり情報バラされるキャラかわいそう! 『恋する小惑星』、後輩がなんか地学関係のテストを受ける話。ひとに頼ってた奴が説教するなと言われていて笑った。前回のテストのときからもう一年経過した設定なんだな、そのときにいたキャラがまた出てきて裏で散々言われてるの面白いけど、年下だったんだな。そこもまたビックリ。『この恋愛は非実在?』、休載作品が多いのでここから怒涛の読み切り連打。これは連続ゲストの最終回、アプローチ、付き合う、いいとこ見せる、と三回でちょうど収まるテンポの良さ。ゲームだから死が軽くてウケるが、なでなではアプローチが強過ぎなのでは?! 『死神ドットコム』、いきなり車に簀巻きで連行されてる。借金返済のため海の家で強制バイトという話だが、待遇が悪いのにいいという謎の状況、スク水は親分? の方の趣味。下っ端の趣味が黒髪だとバラされるとき別のカップル指差すやつめちゃくちゃ巧みだな。知らないお金持ちのお姉さんの飼育してやるみたいな圧、かわいいけど怖い。給料も出た。ハッピーエンドだ。『七×七不思議』、読み切り。いわゆる中二病の主人公、屋上で吠える。それが原因で相手役に存在がバレてるばかりか、除霊できるんだよね? と質問されててウケる。相手はトイレの花子さんというベタなものだが、怖過ぎて両目にアイパッチしてるのは良かった。『ニチアサ以外はやってます!』、部長が来ないしラインが怖い。そこで部長の家に言ってみると明らかに変な姉が出てくる、特撮部の人間に特撮グッズの紹介してて面白い。そして部長は絵に書いたような引きこもり状態、かわいい。承認欲求と一番無縁っぽいのにドツボにハマってる。その状態から変身音で『変身』するという二重の意味を持った展開が見事。最後には厳しそうな新キャラが登場。『こってりブラッド』、読み切り、血を吸わせてほしい吸血鬼の話。イメトレしたのに実演しててウケる、魚の血を吸うのエグそう。保護団体から血液が郵送されてくるのもすごいな、そして汚いラーメンを食べに行く! 血が汚いってことなら悪口みたいで笑えるな。『幼女警察24時』、読み切り二話。相変わらず幼女であるため威厳も何もないが、早朝から場所取りをしているのはすごい、警察の仕事しろ! 孫にしか見えないところでゲラゲラ笑った。後半はロリコンの窃盗犯が登場、幼女が完全にエサ状態。『本当にまおうサマ』、読み切り続き。魔王に家事ができないって分かってるのにどんどんまかせる主人公の胆力もすごい。あと魔法の発動が意外に早くて洗濯機が無茶苦茶になってるのが良かった、というか、そのあとの洗濯物天日干しで不意を突かれてゲラゲラ笑った。『おさとうVRツアー』、これまたヴァーチャルの世界に行く読み切り。バグで壁から尻出してるエッチな絵みたいになっててウケる。ウインクでマカロンが出てくるの、おいしそうに見えないのも笑った。現実世界でお母さんに怒られるのあるあるなのかな。しかし語尾が「めう」はいいのか。『我ら不登校』、読み切り、転校してきた学校が不良の巣窟なんだけど、のっけから校門ビキビキで面白い、気付けよ。それで平和主義者が河川敷に集まって野良授業という感じなんだが、親の同意完全になさそう。小学生レベルの頭脳なのに河川敷の概念知っててエラいな。でもバカって言われたらキレる、理不尽でウケる。『あやしびと』、いよいよ人間界に。おいーのっけから同人誌漁ってる悪い大人!! 論文を書くらしいがダメなら配置替えという綱渡りで笑った。強力睡眠薬の効き方もエグくて面白かったけど、後半は主人公のルーツを見にいく展開なのでシリアス。というか、死んだと聞かされていた自分自身が意識不明状態で生きているという、暗いながらに謎めいた状況だった。以上です。