ぐ戒

午前十時の起き抜けには、なんかクリップみたいな渦巻きをなした紫色の特殊ハンガーを集めていたらバカにされたけどおれはこれが好きなんだと言いつつそこにいた黒人の女には便利なコロコロを紹介したしテントみたいな生地なのに裏返すと布巾になるアウトドアグッズは白人の男にあげたしその白人がでっかいその商品を詰め込んでいるワゴン車に乗って地下を脱出したがここらへんで火葬が行われたらしいという話になり出口には黒い粘着質のガキどもの霊が地面にへばりついてて助けて助けてと言っていたが無視して外に出るとちょうど近所の工場が空爆されて明るくなったので道路に座り込んで拍手する夢を見た。これはなんか怖いはずなのに爽快感があったのでよく覚えている。あと、遅刻したので急いで塾に向かったがもう授業が終わりかけで今入っても逆に気まずい感じだったし家を出た時点で既に授業が始まっていたからしょうがないと思いつつも今年は一度もまともに出席してないし背筋が寒くなって来たけどとりあえずもう用事はなくなったので塾が入っているビルの上の階に向かうとそこには愛を育むひとたちがいたのだが片割れはこっちの連れの若い男だったし相手の女はいよいよひとり暮らしができると言っているしこの家も結構いいじゃないかと考えていると連れの若い男は相手の女やその未成年の妹やさらには窓から侵入してきた髪の毛が逆立った正体不明のオッサンともキスをしていたので意味は分からなかったがもう時間だから行くぞと手を引いて急いで玄関を出て男は先にやっておれはのんびり自転車にまたがっていたらさっきの女が玄関から飛び出してきてその男と撮影した写真も通話記録も全部消えてしまったと訴えてきたのであのお方は神なのでこれまでの記録どころか記憶も消えてしまいます諦めてくださいと冷たく説明する夢を見た。これは近所のマンションだったのでよく覚えている。ただそのマンションには入ったことがないしそんなきれいな見た目でもないので内部の様子は全然違うんだろうけど。正午過ぎの起き抜けには、運が良かったですねと言われたので何がですかと返答するとわたしには分かっていますよその本が偽物だってことがねと通告される夢を見た。これはまったく記憶にない。ただこれから書く不幸があったにしてはかなり記憶に残っている方だな。
起きたらインターネットが通じない。最近、ルーターの調子が悪くて、何度か切断されるということがあったので、ときどきはルーターの電源を意図的に切ることがあった。なぜかというと、たとえばインターネットをしているときとか、音源をアップロードしている最中に切断されると大変なことになるからだ。おれは時間が経過すると切断されると思っていたので、その時間が何時間かは分からないが、とりあえずその期限が来る前に切ろう、ということで、ときどきルーターの電源を落として入れるということをやっていたわけだ。で昨晩もそうしたんだけど、うっかり電源を入れ直すのを忘れたまま寝てしまった。まあそんなこともあるだろうと電源を入れてみてもインターネットにつながらない。でも、これもたまにはあったことだ。落ち着いて電源を入れ直してみた。まだ繋がらない。よくある、よくあると念じつつ、今度はモデムからしっかり切断して、順番に電源を入れてみた。繋がらない。これはヤバい!! ここでようやくそう思ったね。とにかく焦るとよくないということは理解しているのでギリギリまでは耐えたがもうダメだ~となってしまった。救いは有線インターネットができていることだ。これもなければ本当に発狂していたかもしれないのでまだマシといえばマシなのだが、一瞬だけ無線が回復して二分ぐらいで切れる、ということを繰り返しているのですっごく嫌な気持ちだったのは確かだ。ルーターを購入してから一切開くことがなかった設定画面を開いてみると、インターネットに繋がった! と思いきややっぱり切断されてしまう。混乱と焦りが交互にやってくるような感じだった。だいたい、これまでもたまにブチブチ切れてて不安だったけど、無線ルーター購入して三か月でここまでひどくなるのはキツ過ぎないか? おれが何したの?? とだんだん運命を呪い始めてきたが、ここでルーターのメーカーに連絡してみることに。電話は厳しいとのことで、チャットでアドバイスを受けることになる。しかしそもそも、そのメーカーのサイトに書いてあることはすべて試している状態なので、受けるアドバイスにあまり意味がなかった。しかもルーターに触って、パソコンで無線通信が可能になったかどうか確認するためには、有線インターネットを一時中断しなければならない。ということは、アドバイスを受けているチャットも一時クローズしなきゃならないわけで、これが大変に手間取った。いちいち番号みたいなのを教えてもらって、またチャットを再開して、この番号の者ですとかやるわけだ。しかも、設定画面を何度も撮影して送ったりしていたので、さらに時間がかかった。しかしこの写真が功を奏したのか、どうもルーターは完全に動作しているみたいですと。ケーブルテレビのモデムを使っているときはMACアドレスが原因になってルーターを「相手」と認識していないのではないかと、そう言うわけ。だから何時間かモデムの電源を落として、それから付けてみると回復するかもしれないということだった。これは半信半疑だった。というのも、モデムの電源は何度か落としているし、しかもコーヒーを作るときに二十分強ぐらい落としていたからだ。しかしとにかく、MACアドレスに対する知識もなかったわけだし、溺れているんだから文句を言わずに藁を掴まなければ。そう思ったので、まあ何時間だか分からないが、とにかくメシを食っている間は落としておくことにした。もうそれはかなり緊張したよ。だって二時間ぐらい落として、それでダメだったらもう完全に八方塞がりだから。でも、メシまでは時間があったので、おれのモデムの品番とMACアドレスという単語で検索してみると、なんと同じ症状のひとがいる。しかもモデムを長時間切れというアドバイスも同じだった。これはかなり勇気の出る情報だったので、とりあえずメシ食ってる間、電源を落としてみた。すると復活した!!! 復活しましたね。なんて単純な方法だよ。こんなことで良かったのか。こんなことでおれの一日が無駄になったのか、MACアドレスのせいで? とにかくルーターは何も悪くなかったんだ、むしろルーターを買い替えたらモデムが動かなくなることがあると説明する必要があったのはプロバイダーの方だ。今度文句言ってやろうかな。ちなみにルーターのメーカーの方にもお礼を言おうとしたが、そういう窓口はないみたいだった。
それではまんがタイムきららMAXの感想を書きます。次号のゲストに落花流水の作者とか書いてあって非常に懐かしい気持ちになった。『ぼっち・ざ・ろっく!』、浮かれた食べ物がどんどん来る! 声出し練習はハズい。後半の若干真面目なシーンに繋がるとはいえ、友情を育むこともままならない主人公の生き辛さに笑った。『きんいろモザイク Best wishes.』、お花摘みを知らずに大学生になったのかよ。ツインテの位置の意味が分からないというの情緒なくて面白い。なんかしんみりしたと思ったら次号最終回だった、まあ番外編だったし、それに映画までのつなぎだったもんな。『こみっくがーるず』、こっちは作中作品が最終回で主人公が耐えてる。耐えすぎて奇行に走っていたら大人と話すことになったけど、母親は偉大だなって感じだった。ちゃんと悲しんであげるのいいですね。『妖こそ怪異戸籍課へ』、人間の友達がどんどんやってくる。主人公がときどき情でほだしに来るのズルいけど、そのおかげでツンキャラの真面目さが浮き彫りになっててウケる。妖怪だってこと人間には秘密なのか。『私を球場に連れてって!』、ラブレターかと思ったら応援の遠征、ついてきてんじゃん! とは思うが友情だな。負けたら面白いけど延長になるぐらいだったらしっかり抑えろっての、確かに楽しんでる気がして笑った。主人公はちゃんと肉食ったのかなあ。『ぬるめた』、雪でテンションMAXからのバレンタイン・節分・恵方巻混合。鬼の面つけてチョコ配るのすごいな、桃太郎に脅されてるのか。最後の誕生日プレゼント、多分一日で終わるのにそれでいいのか感があるが、まあモノよりコトってやつで。『今日の授業は恋愛です!』、連載始まって間もないのに結構でかそうな失せ物だが、なんか結局見つからなくていいことになった。父親の役職すごいな。直視できないぐらい眩しいってところの描写が良かった。『瑠東さんには敵いません!』、絵しりとりで優等生の絵が下手、それはともかく矢印があったら絵しりとりだろってちょっと強気なのがウケる。まあ相手の秘密を握って喜ぶのはネガティブな快楽だよね~。椅子をガンてやるの普通に怖そう。『ホレンテ島の魔法使い』、前回の余韻でなにかシリアスなことをしているキャラがいるが、主人公もいよいよ魔法の話を聞くことに。この流れもシリアスなはずなんだがレズだと思い込んだ主人公がきちんと友情を貫こうとしていてゲラゲラ笑った。そのノリで青春っぽく魔法バラシ。『ななどなどなど』、主人公がデブになった。性格が丸くなったとか言われたのにあとで嘘だってバレてて、展開がうまいしめちゃくちゃ笑った。それはそうとアンドロイド不要論が出てきたのと、ばあやのしんみり感がちょっと怖いな。『のむラリアット!』、トーナメント決定。あとは練習あるのみだがサブキャラたちの楽しさとは対照的に主人公コンビは練習が出来ない。それで練習相手に先生が選ばれてめちゃくちゃされてるの笑った。でも部室で寝袋で転がってる奴が悪い!! 『ステラのまほう』、やることが多過ぎて主人公のキャパがヤバい。でも十万円の重みはすごいよな、高校生でしょ、十万円あったら一生暮らせると思える年頃じゃん。とにかく重圧を突き抜ける前半と、やりとりをする後半、その後半でボイスチャットいつの間にか入れ替わりで恥ずかしいセリフを聞かれるの笑った。『ご注文はうさぎですか?』、球技大会でお嬢様をめちゃくちゃに。意気込みはともかく主人公たちは敵味方に分かれるわけで、その結果チームメイトを応援しないという事態が発生していて面白かった。互いに友情の蚊帳の外だと思っているという構図が巧みだな。『六条さんのアトリビュート』、お詫びのじゃがいもを持ってくるひと。幽霊、味覚あるならじゃがいもをナマで食うのはキツいのでは……。絵の話になったけどイギリスだったらチーズでは? という流れで食えないみたいなノリになって笑った。ダメなチーズ、全部ダメに見える。『社畜さんと家出少女』、プレゼント欲求のために体に悪い食事をする社畜、本当にそうか?! まあ丸くは収まるんだけど、友達が金の力を提示してくるのは笑った、汚い。あとぬるい冷やし中華、喉がやられそう。『初恋*れ~るとりっぷ』、先生が見事にびしょ濡れになって女子高生の制服を着ることに。着てから驚くやつ~~! 制服のままじゃ帰れないということで路線的に遠回りして帰る道すがら、普通に女子高生として通用してウキウキの先生がかわいかった。バスを使うからテッツドーて言わないの芸が細かい。『桔香ちゃんは悪役令嬢になりたい!』、六時間の犬番組ウケる。ともあれ教師をしもべにしようとしたら予定外に保健室送りにしてしまう、その経緯もウケるけど、先生のロリータファッションに対するテンションの上がり方が異様でゲラゲラ笑った。なんで携帯にじぶんの子供の頃の写真があるんだ。『しょうこセンセイ!』、進路希望に絵を書いてしまったのでまんが家志望と認識されてしまった生徒を実際のまんが家の元に連れて行く主人公。そのまんが家が、近頃ニーソックスはレアとか言ってたけどそんなことあるか? 絵描き対決で主人公がじぶんを公式と呼んでいたのはウケた。影武者として雇用しようとしている! 『いのち短し善せよ乙女』、ラジカセが出てきた。そのラジカセを武器として使うことを提案する天使、天使じゃないだろ。ともかく怒ると性格が変わる子の家の家庭事情を何とかするべく、五十点の歌をラジカセに吹き込んだかと思うとめちゃくちゃ面白いな。父親はどうやって暮らしているんだ。『おひさまポートレート』、カメラを持って公園に来た主人公が知らない女の子と出会うみたいな流れ。犬にくわえられてべとべとになったレンズフード、よく使えるな……。ピクニック部紹介の流れのパソコン担当、ちょっと仲間外れみたいでウケた。『エンとゆかり』、戦いのシーンなので終始シリアス、二刀流になったから剣士がキャパオーバーして錯乱状態になった。そこで盗賊が活きてくるんだな。手が血だらけになっとる。『あぐりがーる』、今回はバイテクの話。縁のない話ではあるが割としっかり説明してある、主人公のノリは軽い! 白衣を着てテンション上がってたのに液体の量すらもちゃんと計れないのウケる。あと腐海とか言ってバカにしてたのに完全にじぶんのせいで腐海を作り出していたのも良かった。『ハルメタルドールズ!』、回想シーン、主人公とハルの出会い。どうも当初はハルの方にメタル状態のオーラがあったのにそれを病弱な主人公に意図せず移植した、それでハルからはその能力が消えて主人公は元気になったという流れらしい。スケッチブックもそのときに描いたんだな~。ファッキンが分からなくて「ふぁっき?」とか言ってるの笑った。以上です。