ぐ戒

コップ買ったのって言われたしそうそうこれは外側が釉薬ダラダラになってて内側がライムグリーンで芝生をイメージしててこっちはと言いかけたときにもうひとつのコップが実はコップ型の分銅であることに気付いたけど間違いを認めたくないので元から知っていましたみたいな顔をする夢を見た。これよく覚えていて、コップ型の分銅だということに気付いたのはコップなのに中身がみっちり詰まっていたからだった。あと、漫才の大会の最年少コンビが出番終了後足早に楽屋に戻りどうやらダメだったという雰囲気だったが一応ファイナリストなのですぐにマイクを付けてもらっていたしマイクや煙草の箱の形に固まったジーンズのポケットを見て特注品かななどと思っていたらスタッフがさっきと同じ漫才を披露してくださいよぉとか言ってるし本人たちも割とノリノリでツッコミの方は中学漫才チャンピオンらしくそのときのコンビ名が未来彩陽であったと告白してきたので無駄にかっこいいなと思う夢を見た。変なジーンズのことを特によく覚えている。起き抜けには、科学技術学校を組み立てる夢と、正面から見た顔の夢を見たはずだが、詳しく思い出せない。顔の夢って本当に顔の夢なんだよ。
まず起きたら雪が積もっている、というより屋根から落ちてきた雪が面倒な感じで玄関先に落ちている、これを片付けなければならない。昼起きていてしかも無職という社会の廃品みたいな存在のおれが言うのもなんだが、家族は誰ひとりとしてこういう雪塊を片付けようとしない。周りの家がせっせと片付けているのに、まあそのうち溶けるからいいんじゃないみたいな態度でいる。そこでおれが雪かきをする。さらにそこから大雪で遅れていた荷物や郵便のチェックがある。どれも必要なものだったのでチェック自体は苦でもなんでもなかったが、時間はかかるもので、そういうわけでパソコンの電源を入れたときにはもう結構な時間が経過していた。今日は出かけなきゃいけないのだし、家でのんびりニュースを見ている時間はないのに、それでも確認すべき情報はある。とりあえず今日は本当に久しぶりの日照らしい。昨日地方テレビ局アナウンサーは四十日ぶりと言っていたが、中央のテレビでは三十七日ぶりとなっていた、まあ気象庁と違うデータを使っているからかもしれない、よく分からない、しかし一日中晴れという天気がまったくなかったことだけは確かだ。一か月以上も日照が少ないため日照時間が五時間を超えるだけでニュースになる北陸という土地は本当に地獄だねという結論になった。
で、本当に久しぶりに出かけた、久しぶりだから当然街の方面へと向かう。新竪はなんか買おうかなと思ったけど、店員が忙しそうだったのでまあいいやとなっちゃった。それからガレージで四十分程粘って、南方熊楠義経記を購入した。義経記は去年の五月、全国的な緊急事態宣言で店が無人販売を始めたときにちょっと高値で置いてあったものではないか? その疑問に結論は出なかったので、帰宅後はフラフープを回した。そうそう、フラフープはもともと、走ることの代用として買ったんだった。だから走れる今日は回さなくてもいいはずなんだが、回している。その走るにしたって、当然走るつもりではあるんだが、歩道の雪が多かったら変なルートを走ることになるわけだし、早く出なきゃいけないな、と考えつつ、結局ダラダラ出ていたのであった。結果として、やはりというかなんというか、道路がツルツルでかなりヤバかったが、明日から天候が悪そうなので無理してでも走らないといけなかったのでしょうがないね。むしろツルツルだった割にはよく走れていた。夕飯時にテレビを見ていたら、感染症対策のため個人の自由を制限することが許されると考えるひと86%とあった、パーセンテージなのでアラビア数字で書きますが。この86%のひとは、もうベーシックインカムのことを共産主義じゃんとか言えないはずだな。もし共産主義だーとかいう考えが通るとすれば、自由を制限するという方がよっぽどでしょ。そのニュースに関連して、インタビューに答えていた二十代の女が、「ある程度の犠牲は必要かなー」と言っていたので声出して笑ってしまった、暴君じゃん。
それでは大雪でめちゃくちゃ遅れて届いた少年ガンガンの感想を書きます。珍しくカレンダーがついているけどカレンダー付けたら値上げってどんだけ雑誌の体力ないんだよ。あとおっさんのまんががドラマ化というの、悪い気持ちには全然なってないけど少年誌だぞという気持ちはある。『ワンルーム、日当たり普通、天使付き。』、感情が昂ったら吹雪になる雪女キャラ多過ぎないか? とにかく性格的にも一回キツく当たってから笑っているので感触が良い。ヒロイン三人勢揃いだ。『無能なナナ』、相変わらず顔が悪者の途中参加キャラが中心にいる。笑顔の子のおばあちゃんが死にかけているのはまあさすがに想像がついたな。『戦×恋』、裏切り者は意外だった、これはうまい展開だ。しかし主人公の腕ごと持っていくんだな、あれは死ぬレベルだと思うんだがどうなんだろ。まあだから描写が分厚かったんだなとは思うが、完全に分からなかったのですごい。『裏世界ピクニック』、人間の形をしたモンスターだと分かっていても銃撃できるかという話で、主人公があっさり撃ち殺してウケた。後半の流れを見ると、むしろ人間の形じゃない方が怖いって感じなのかな。『戦隊レッド 異世界冒険者になる』、なんかよく分からん強い魔法に手こずる主人公、いい気味だとライバルキャラが言っていたんだが、ヒロインの風呂シーンを挟んで本当にライバルキャラが裏切る展開なのはすごかった。しかしヒロイン、身体がムチムチなのにすげー若かった。『女子高生はおはようって言う』、テラスハウスっぽく振る舞ったらなんとかなる理論なんなんだよ、ウケる。プリントの受け渡しで四の五の言う感じ。女の子が大名行列だったとしたらプリントもらえないのでは? すぐ地球とか言っててキモ~い!! 『18エイティーン』、主人公、ぎっしり日誌を書くタイプじゃん。それを見てキラキラした相棒の提案を即断る展開で笑った、スピードが命だな。花言葉と人間を重ねるやつ! 『元魔王軍幹部、娘つき 第二の人生は現代で』、夫婦喧嘩と前置きしてあったので、そこそこシリアスなのだが所帯じみてる雰囲気もある、新婚旅行の話とか。そこで最後、いよいよ暴力かと期待させておいてキスなのはうまい展開だし、娘がめっちゃ引いてて笑った。『不徳のギルド』、前回ちょっと出てきたキャラがメインの回、盗賊だった。ことごとくフラグをへし折る主人公は面白くてクールだな。三分息止めながら木の上に登って弓を引いているの化け物感がある。『例えばラストダンジョン(略)』、酒を薄めろとコメディー寄りの悪い女が囁けば、主人公はノンアルコールカクテルを作る。一応料理メインの話なのでこういう展開になるんだけど、カクテルを作られた相手のアル中は普通にアルコール混ぜて絶頂に達していて笑った。『スライム転生。(略)』、呼び方でカマかけてるのうまいな。そもそもあんなゴツいのに父の演技してるのウケるけど、まあそれからはシリアスな戦い。相手は寄生型なのでその娘に取り憑くってところで、主人公のスライムが精神世界に飛び込んで救助にという流れ。『魔女の下僕と魔王のツノ』、ボスの魔女は病気にかかるわけがないので呪いだという、ただ本人が来ないと呪いかどうかは分からないので主人公の相手役が、じぶんにかけられた性別変更の魔法について聞くことに。ここで逆だったとは巧みな展開だな。かけた相手も分かるよ? というのも悪魔の質問っぽくていい。『恋愛グリモワール』、罵倒されて喜ぶダークエルフ! ダメージ受けてる感じではあるんだけど明らかに喜んでてエグいよね、ウケる。後半、主人公が珍しく素晴らしい機転を利かせて相手の力でほんの封印を解いてたので偉い。『FINAL FANTASY LOST STRANGER』、図書館の本の中、なげ~と思ったけど、なんかラストバトルとか言ってるんだよな。これが擬似的なラストだっていうのか、それとも本当に終わろうとしているのかは謎、ただし死力を尽くしている気はする。『英雄教室』、当然のごとく、風呂! 乳揉み!! そんな中で主人公をガキ化させる流れになったが、その力を持つ指輪を借りるために王様のところに行ったらヤッてたってのは良かった。最後の時間軸入れ替えみたいな話、その間主人公の自我はどこにあったのって感じだから変じゃない? 『ながされて藍蘭島』、御神木の話続き。並行して話が進んでいるので、運搬側はなんかありつつも、最後に入浴してまったりしてる。対する主人公組は土蜘蛛との戦い、性格だからそうなんだけど主人公興奮してんだよね。『エルフと狩猟士のアイテム工房』、いよいよ不死状態を解いて寿命ある生物にしてやることに。アイテム作成シーン本当に久々に出てきたな、これがメインだったのに最近はシリアスな戦いばっかりになってしまっていたから。最後のシーンからすると、すぐに死んじゃうんだろうか。『梅衣堂ひよと旦那様の野望』、相手の魔女、今まで完全残酷キャラだったのに、ここで手負事ってやつが発生していた、即ち悪にも理由があるみたいな。要は愛情を込めた方が本物ではないのかっていう話みたいだな。最後、姫様が連れ去られたのもなんだろうか。以上です。