ぐ戒

午前十時半の起き抜けには、ジブリっぽい作風のアニメを見ていたら私は笑顔取り戻し担当ですと突然アニメではない人間の自己紹介が始まったのでつまんないと思ってテレビを消してそういやあんたモバイルケースを買ってくる話はどうなったんだ百均で買ってくるぞと部屋にいた奴に話しかける夢を見た。なんとなく記憶にはあるがそもそもジブリに馴染みがないので全体的な記憶も薄くなっている。あと、平和になった異世界から現実世界に帰ってきたんだけど力が強すぎて迷惑をかけてしまうし公園で遊んでいてもガキから借りたスケボーを消し飛ばしてしまってしょうがないから手品ってことにしても周囲から大ブーイングを受けたしどこにも帰る場所がないなと思っていたところ優しい旅館の夫婦に拾ってもらえたのだがそこでもやはり力が強過ぎて客が来ないしこの夫婦を悲しませたくないという思いから異世界に戻ることを決意して引き留める夫婦の声を背に車に乗り込みこの車の中で面ファスナーを引き剥がすのが異世界の扉を開ける引き金になっていたためそうしようとしていた頃入れ違いで青いエルフの女が旅館に入っていったしそいつがいないと無理だったと気付いたので運転席から助手席に移動しつつ急いで車に呼び込んで車ごと異世界に転送されていくといったシーンで終わったのでアーここでこの話は終わりかと思い別の異世界無双ものを読もうと適当に開いたら異世界なのに車線が多い国道が大地を貫いていてそこを車がビュンビュン通過していて中にはモンスタートラックのようなものまでいるがとりあえず途切れたようではあるので渡ろうとしたら魔導士の女がイヤイヤと言い始めたから一旦街に戻ると街は石の箱みたいな平屋だらけで露出度の多い魔導士の女は元奴隷だったんだけど同じ奴隷仲間を見つけたみたいで駆け寄って何かを話していたように見えたがすぐに戻ってきて大変気まずかったことを打ち明けてきてまあ奴隷同士の友情なんてこんなものさと男っぽい口調で吐き捨てたので矢探れた気持ちを利用しようという気持ちといい加減痺れを切らしたということもあり女を肩に担いで道路を渡る夢を見た。これはかなり覚えている。旅館というか自宅だったんだよな、特に車に乗り込んだ場面がそうだった。あとあと、この教室は家族に合わないみたいだから別の教室に連れて行ったんだけど声が荒々しいババアとその忠実な生徒みたいな教室でありおれが表に出てかばうように質問をしていたけどここでは小物を作っているだけさとタバコをすぱすぱ吸いながら答えてきたし中には二本まとめて吸っている奴もいたのでここも合わなそうだなと考えていたところそいつらが寮に帰る話をしていてどうもここの寮は集合住宅で寮っぽくないらしいから先にそっちを見に行ったところそもそもこの県では高校生が夏休みに陶芸を習うために学校からマンションを一か月間無償で借りることができるらしく夏に掃除している映像なんかが出てきたが一年間放置されているせいか排水溝の汚れがエグくて気持ち悪かったしひとまず適当な一室に陣取ってみたところ家族が昔シャーペンの芯をカチカチ出しまくって友達とテンションを上げていた話をしてくれたしそれでこの部屋の筆箱の底に今も大量の芯が残っているのかと納得しながらおれも部屋を片付けていたところプラの箱が大量に積んであるところから昔おれが遊んでいたゴム製の人形が出てきたのでなつかしいなあメジャーもあるじゃんなどとカチカチ引き出して遊んでいると突然窓から入ってきた男がこれ頂いていいですかと懇願してきたので訳を聞いてみると昔地面の穴からモグラのように出てきたときこの町には誰もいなくて最高だったんだけど今はたくさんひとが住んでいてそれゆえにここも使っていいと勝手に思っていたんだけどまさかあなたの家だとは知らなかったもので恐縮したのだがそのメジャーこそは長年探していたものでありどうしてもそれだけは譲っていただきたいとの話だったためその代わりに部屋に自由に出入りする権利を要求したら会長に就任できたため居座ってる必要はないなと集合住宅を出たところまだまだ町はシャッターが下りている店が多いのだがさっきまでまっさらだったシャッターにまんがの絵が落書きされていてしかもハングルが添えてあったのでここってひょっとして韓国だったのかと聞いたらさっきの男がハイいずれスーパーもできるでしょうねと返事をしてくる夢を見た。これも長かったのでかなり正確に覚えている。集合住宅は焼肉屋の近くのやつだったな。さらに、二話で打ち切りになった作品があって打ち切りというか二話の途中で唐突に終わったので作者のやる気がなくなったように見えるし今月号は打ち切りが多くてこれで四作品じゃんとも思ったが今の打ち切りが完全にひどくてヤバいので雑誌の未来を不安視する夢を見た。あまり覚えてないが、連載が少なくなって雑誌の行く末が不安になるというのはよくやることだし、時系列を逆にしていえば今日もやった。起き抜けには、坊やのためなら何でもするよクッキーも坊やの顔の形に焼いたよと言っているパン屋の店主がいて怖いと思う夢を見た。覚えてないけど声かけ事案だな。
夢が多過ぎた! 楽しいのでいいのだが時間がなくなっちゃうのが困るな、夢を思い出してるときと記録しているときは時間が経過しないようにしてもらえませんか? そういやインターネットには夢を記録し続けると気が狂うとか言って盛り上がる風潮があるけど、そういう奴はアホだと断言できる、夢ほど楽しいものはないのに。そりゃときどき悪夢も見るけど、そんなものは記録しなきゃだいたい忘れるんだし、楽しいものだけ記録しておけば良いのだ。だいたい夢と現実の区別がつかなくなるとかいう主張も何なんだよって感じだな。夢と現実は世界的にはどっちも現実だろ。それで夢をせっせと記録していたんだけど、起きた直後は確かに晴れていたのに夢を記録し終えたら雲が出てきて最悪になった、午後から高気圧に覆われるって言ってたじゃん、どうなったんだよ。とりあえずインターネットニュースを読む時間はなくなり、犬がバンダナをつけている広告を見た。犬にバンダナ付けるの、純粋にもったいない感じになるな、なぜならおれが使いたいので。まあそもそも犬に衣服を着せること自体理解できていないんだけど、これをはっきり言うと敵がめちゃくちゃ増えるぐらいそういうひとが増えてるんだよね。でも別に犬はワンとしか言わないんだから服を着用したいかどうかも分からんし、基本は着せなくていいだろって感じなんだが。
今日は街に出かけたのだが、新竪には何もなく、ガレージにも何もなかった。そこでマンションへ行ってみたらまた土曜日なのに閉まっていたし、しょうがないなさっき見てた本でも買って帰るかとガレージ戻ってみたらそこももう閉まっていた、何もいいことがない。そして帰宅すると不在通知が二回も来ていた。まあ家族に受け取ってもらっているおれも悪いが、いやおれも家族の郵便物受け取ってるから悪くはないだろ。だから、単純に家族が受け取っているという話で、家族が再配達の電話をしている。そのせいでおれには事情が呑み込めてない。一日に何度も再配達させるの申し訳ないという感じもないこたないけど、時間指定してるのにその時間の前に持ってきて不在通知を突っ込むときは配達員も罪悪感ってやつを感じないのかな? しかも二回も。まあ別にいたらいいんだろうけど、いないときに不在通知突っ込むのはおかしいだろ、その時間内にもう一度来いや。こういうわけで帰宅してからも何もいいことがなく、イライラしていた。結局荷物が届いたのは十九時ぐらい、かなり遅かった。そこから走りに行った、一週間ぐらい前に足を痛めたんだけど、そろそろ治り始めてきたからゆっくり走ろうという魂胆で、それはまあまあ成功した。夜にはオークションで検索した古い本を国立国会図書館デジタルコレクションで検索して見つけたりしていた。
それではガンガンジョーカーの感想を書きます。今月最終回ふたつ、次号最終回確定ひとつなのに次号新連載がないし、今月号も若干ページ数少なかったな、嫌な予感がする。嫌な予感と言うのはビッグガンガン化というやつで、つまりペラペラになるんじゃないかという不安です。『事情を知らない転校生がグイグイくる。』、主人公が不登校児になんとかして話しかけるんだけど逆に傷つけちゃうみたいな話で、じぶんも以前は事情を知られなかった側なのにと思う流れ。ダリーからサボるのは最高! 『賭ケグルイ』、残された女が勝利を確信して暴走する話。主人公グループもその解明にこっそり動いてたんだな、サイコロと同じ仕組みらしい。それでその女は負けるんだけど、発狂しすぎて暴力沙汰になり、凶器で他人を刺す展開に。雑魚がどんどん脱落していく……。『最近雇ったメイドが怪しい』、最初に軽くファニーな展開があるものの、基本的にはメイドが屋敷を離れるかもしれないため、シリアス。ここに至ってはすれ違いを起こしてない気がするんだよな。ただ本来の雇い主が気になるところだが。『好きな子がめがねを忘れた』、デートの続きでゲーセンにいく。そういや前主人公がそういう無になるゲームが好きだと言っていたな、それを教えてもらうときにさりげなく手を重ねさせるの策士だ。無の顔がかっこいいらしい、しかも横顔。『ラグナクリムゾン』、扉絵のギャグでしっかり掴んでからの本編。やっぱり死んだひとは生き返らないのか。というか戦いの最後はどうなったんだっけ。で場所を移動したら敵のボスに似ているシスターがいたのでとりあえず殺してみたら分身しており、味方だという展開、何者かはほとんど分からない。『六畳一間の魔女ライフ』、決闘当日、遠足気分で温度差を感じさせるのうまい。こないだの漁師の話でも思ったけどバットってかなり便利グッズだよね。帽子へのこだわりをここで捨ててきたのもアツいし、結果が次号だっていうのも良い。『履いてください、鷹峰さん』、文化祭の劇の役決めで、また無茶振りをされている主人公という構図なのだが、中盤の展開がどう考えても尻コキなのでとんでもないエロ本だなと思った、しかも後半には本当にエロ本展開がある。直球で清々しいし、主人公の理性はすごい。『遺書、公開。』、展開的にはこれまでのあらすじで、要するに遺書制作シーンらしい。だから最初は手しか映らないそのひとは死んだひとだという、うまい見せ方。回想シーンの主人公格の発言だけ含みを持たせているな。『はじめての諏訪さん』、ヒロイン側の友達登場、お嬢様で親友気取りでめっちゃうるさい。そのせいで主人公カップルの関係性が際立つというものだが、ここでむしろ際立たせるヒロインの行動がかわいい。ダッシュで逃げていく友達の姿も良いな。『ブラトデア』、まずはポッキーからの軽快な人殺しシーンだが、序章が終わった感じなのだろうか、再びホームレスの気楽さを語っている。一方前作主人公サイドは病気の奥深さを組織で体感している。こっちはハード。『賭ケグルイ(仮)』、今月も短い。ハグって決まった時点で勝ちじゃない? 『ソード・オラトリア』、モンスターを探す、その先は殺すかそれとも救うか、まだはっきりしてない感じ。前回までの展開で助けた褐色キャラがさっそくウザい立ち回りをしていて面白い。一方で神々の方では深刻な話し合い。ここでまた原作との邂逅があるけど、原作の方のコミカライズは連載が完全に停止したあと変なところから再始動したので、このシーンがどこのシーンなのか分からないんだよな。『ジャヒー様はくじけない!』、家賃を払ったのに水道が止まる、確かに理不尽だ。大家の家に泊まることになるんだけどあんまり実質的解決じゃなくてウケる。コスプレ展開でいろんな格好をする主人公が見られる。おっとりした方が寝相悪いの、いいよね~。『怪人麗嬢』、前回の続き、でかい女とほぼ怪獣バトル。空中戦の描写が迫力あってかっこいいけど、これラスボスみたいだな、人間がガンガン死んでるし。別働隊は名前持ちの部隊の人間がひとり死ぬ、なんか能力無効化の銃を撃っているらしい。『魔女の世界で最強なのは物理ですが何か?』、他人の暴力を見せるかどうかで悩んで決意するような流れ。魔法ではないが実力のひとつだという自覚の表れが熱血っぽい。敵を操ってるのライバルキャラっぽいけど、次はじぶんがやるみたいなことを言っている。『お近づきになりたい宮膳さん』、水着を見せるかどうか、見るかどうかで駆け引きをやっとるが、お預けを食らった分ジロジロ見てしまうというのは気持ちの高まりを感じてとても良い。サブキャラが完全にラブコメのいい友達!! 買い物にも行かせるがそこでお約束の迷子。『死神様に最期のお願いを RE』、ついに敵側に付いていた死神の真意が語られるが、要は恋らしい。嘘をつけない死神から論理的に何かを汲み取れるかという挑戦状のような展開ではある。一方騒動の中心似た三人は天寿を全うして、主人公にその能力を渡す。終章とか書いてあるな、もうすぐ終わるのか? 『勇者名探偵』、魔物が人間界で暮らすの、高山で暮らすようなものなんだ。魔力は酸素、それはよくある見解だね。だがどうも話の流れから言うと一般的な猫アレルギーが死因っぽい。猫が石化している? 『賭ケグルイ双』、前回の大騒動が終わっても連載は終わらない、主人公が異常に強くなったのでみんなが逃げてしまってつまらないという流れ。そこへ中等部が来て荒らし回るという流れっぽいが、脇役は百パー勝てるとか言うな! 『渋谷金魚』、またも番外編。かなり昔からの歴史が金魚にはあるんだよみたいな話で、ついこないだ死んだ寝返った味方キャラの過去の描写へ続く形。『弱キャラ友崎くん』、いわゆる陽キャ同士のやり合いというやつだが、ヒロインが一枚上手な部分を見せ、それ故に怖いという印象。盗み聞きしちゃったと言える主人公、確かに強いのかも。一方後半の花火デートでは、ちゃんとヒロインに逆らっていく、ここはすごいな。『よなかのれいじにハーレムを!!』、一夫多妻でよくね? という提案、そうかここでわけわからん異国設定が効いてくるのか。一夫多妻反対派の反論が次々と論破されていくの面白かった、まあ確かに最愛のひとといられるという要素は強い。そして次回最終回、まあこれはかなり前から(幽霊キャラのくっつけが終わってから)最終回っぽかったもんなあ。『ご主人様のしかばね』、こちらは今回最終回。決戦は前回終わっているので、今回は後始末的内容。ネタバレはしないけどこれだけは言わせてくれ、ドラえもん六巻の最終回みたいだった。いい内容だったけどそこだけ気になってしまった。『留年!とどめ先輩』、バカは映るらしいから黙って横にいるだけでいい、賢い!!! その結果妙に緊張してしまう主人公かわいい。黙っていれば美人という設定を逆手に取ったような展開だ、最後本音を言ってしまって気まずくなるのも良かった。『ヴァニタスの手記』、五ヶ月ぶりの本編。前回の終わりが強烈だったから記憶にはあるがほぼ半年は長いな。とにかく言うことを聞く代わりに少年が血を吸えと言って半脱ぎになるシーンが強いし、ぼくもあのひとも風邪を引くという言い回しがかっこいい。ここから回想。『聖女の揺籃、毒女の柩』、うーんこれは……明らかに打ち切りだ、しかも予告なしの打ち切り。無理矢理性行為はいい意味でエグかったが、これは青年誌的展開だなあ。でその展開が終わったあと、未完作品でよくある、これから先の展開をチラ見せする感じになるが、分かるようには書かれていないので不穏な印象だけが残る。これは本当に続きを書きたかったんだろうな。アホリズムと同じつらさを感じた。『カワイイ物好きひよりちゃんとカッコよくなりたい渚沙くん』、読み切り。題名のままの設定だが、女は力持ちという設定の方が強調されている。その結果相手役の男のかわいさが強調されているのがよかったし、主人公の笑顔もかわいい。しかし半分持つとき半分の計算もできないの頭悪過ぎだしちょっと笑ってしまった。以上です。