ぐ戒

午前七時の起き抜けには、無地の箱に入ったエスニックなカレーを手渡されたのでまだもらうとは言ってないぞと抗議していたらどこからかハープの音が聞こえてくる夢を見た。記憶にはないんだけど、寝てるときに耳栓してたのでハープの音云々も確実に夢だと分かるし、そもそも自宅でハープが鳴る可能性はゼロだ。
起きてみたらランニングウォッチがもう発送されていた。Amazonにあるまじき発送の早さだな、たったの九時間で送ってくれるなんてどうしちゃったんだ、と感心しかけたけど、どうもおれにキャンセルされたくないだけっぽいな。絶対そうだろ! そんなにおれにキャンセルしてほしくないのか!? などとふざけ回っていたら、急におれが作ったパーカーが売れたので、ありがたい気持ちでいっぱいになった。いやあ、そういやこれから冬だし、作っておくもんだなあ。そういう嬉しい気持ちを突き破ってくるドアホンの音。えっ、まさか、ランニングウォッチがもう届いたのか!? と若干のファンタジーを期待しつつ玄関にダッシュをかけたら、普通に葬式屋のご案内だった。このタイミングで来ると死神っぽいな。ちなみにおれは警戒心が異様に強いため、本当は玄関の鍵は開いているんだけどわざとガチャガチャ音を立てて鍵を開けるフリをしながらチェーンを掛けて、それからドアを開けるんだよね。頭がいいなあ。人間は誰も信用してないからな。
今日は街の方面に出かけた。まず新竪へ向かったがあまりラインナップに変更がない、ないのだが前々から置いてあった小野の詩集を購入することにした、意外と面白そうだったので。それからガレージに足を伸ばすと中国関連の本が入っていてテンションが上がりかけたけど、かなりボロボロで簡体字関連の本だったのでパスした。それに漢詩は一冊もなかった。で帰宅してみると雑誌発送のお知らせも来ている。中華ランニングウォッチとまんがタイムきららキャラットが同時に届くことになってしまったのか、明日は感情が無茶苦茶になるな。夜はなんだっけ? そうそう、麻生太郎さんがお金を給付しても貯蓄に回ったらアホくさい、消費に向かわんと、みたいなことを言って、それで出し渋ってるような記事を読んだりしていた。麻生さん、貯蓄に回らない方法がありますよ! 毎月配ることです!!ベーシックインカムのように毎月お金を配って初めて、「将来のために貯蓄するやつはアホ」と言えるし、そう言うためにも配ってほしいね。深夜にはリリース活動を行った。それとは別におれは無料の音楽のダウンロードもよくやる。バンドキャンプなんかからは一時期ハチャメチャにダウンロードしてた時期があるんだけど、ダウンロードにメールアドレスが必須なシーンがいくつかあって、一番必要ないアドレスをガンガン突っ込んでいたら、その受信箱に完全に記憶にないレーベルから新作リリースのお知らせがどんどん来るようになったし、便利だけど読まずに食べてる。