ぐ戒

長野に新しいデパートが開店したしグーグルマップで調べてみたら県境の近くにあるらしいから行ってみることにして地図はまあまっすぐ行って右折するだけだから必要ないだろと手ぶらで県境からズンズンまっすぐ進んでいたらド田舎もド田舎だったので本当にあるか不安になってきてなんか出張型の寺が海のそばにあったのでなんだろうと覗き込んでみたら念仏に紛れてココニクルナクルナと古びたカセットテープから音が出ていたしああこの海で多発する自殺を予防しているんだなと理解したのでそれ以上近付かずにその先のカーブを曲がると崖の死角でオッサンがくつろいでいるようだしその背後には空の酒瓶しか見えないがどうも崖に埋め込まれたテレビを見ているらしくここで暮らしているのかなとか考えつつ繁華街に入るとアゲという看板を掲げた店があったのでこれは面白いぞと写真を撮ろうとしたら明らかに怖いひとが出てきたしアッこれは怒られるやつやと身構えたけど別の店から別のおっさんも出てきてストリートバスケが始まったし覚めたのでバスに戻ったらそこまでもCMだったのかバスの中でも引き続きCMが続いていて光り輝く踊り子なんかが出てきたしやっぱ北陸と違ってCMが都会的だなと感心していたら急にバスから変な音がして客が降りていったので怖くなったけどその音はよく言いてみたら暴れん坊将軍のテーマソングだったし一度その番組のロケに使われたことのある場所にやってきてそこは海に車一台分の幅の砂浜が突き出してるような場所でその突端に来たら急に暴れん坊将軍とは無関係に運転手が海でバシャバシャ泳ぎ始めたしほかの奴等も泳いでしまったのでビショビショになるやんけと思っていたら運転手は案外冷静に別の車が来たから脇道の浅瀬から帰ろうと言い始めたけどあまりきれいに体を拭いてないし同乗者に至っては完全にビショビショのままだったのでそのままバスに乗るつもりかよちゃんとしろと注意する夢を見た。これはめちゃくちゃ良く覚えている。自殺防止の辺り怖そうではあるんだが実際はそれほどでもなく、空は晴れていたし、気温もちょうどよく、景色も美しく、完全に楽しかった。ただ長野には行ったことがない。
楽しい夢を見てうつらうつらと内容を思い出しているときにありがちなことだけど、とにかく起きてからも眠い。夢を書き出して、やや漫然とインターネットをして、ようやく眠気消えてくる、という体たらくであった。東南アジアニュースを読んでいると、今般のウイルスの影響かどうか、タイでも自殺者数が増えているらしい。それでも日本に比べたら大したことがないのだが、日本も数字出してみたらかなりヤバいみたいなことはありそうなんだよね、そもそもギリギリのひとだっているわけだし。なんか暗いことを考えちゃったので、気を逸らすために瞬時にエゴサを開始したらtwitchでkkshowのIDが取られているのを発見した。まあ使わないからいいけど、動画がないせいで「これでは…寂しすぎますね」って煽られてて虚しい、IDが取られているよりそっちの方が万倍虚しいよ。twitchとかの配信は確か一度説明みたいなのを読んでみたことがあるけど、二段階認証が必須なので手も足も出なかった記憶がある。今では完全に興味がない。
今日は街の方面へ。新竪に行ったけど欲しいものは特になかった。一方ガレージは休みの日じゃないのにシャッターが下りていたので、そんなことならもうちょっと新竪で粘ればよかったと思った。でマンションにも何もない、昨日に引き続きいい日ではなかった。これは別の感想なので先取りして書くんだけど、少年ガンガンの漫画賞の寸評読んでたら「……情報が不足しがちなワイド四コマながらしっかりと描き込んでおり……」と書いてあった。雑誌編集者の間でもそういう認識があるのにワイド四コマを推す理由は何なんだよ? 情報が不足しがちってマジでどういう認識? こっちは一ページ一ネタという打撃を、半減という打撃を既に受けているのにさ。とにかく出版社がそう言っているんだから、「ワイド四コマはスカスカになりがち」というのは偏見ではないということだな。
少年ガンガンを読む紅心王子新刊の広告出てるけどさすがに古い読者以外はいきなり変なまんがの??最終巻??みたいにしかならんだろ『ワンルーム、日当たり普通、天使付き。』、ベルゼブブ嬢のひとの新連載、またも終わりが句点だ。話の筋自体は自宅マンションに天使が落ちてきたというもので普通だが、さすがに見せ方がすごい。というかブラとパンツが出てきたので少年誌~! という雰囲気がした。ヒロインをホテルに連れて行こうとしてた『とある魔術の禁書目録』、銭湯に来たので当然裸のシーンがあるのだが、なぜかほかのヒロインも来るというところに主人公の引力の強さがある。そういや最近あのジーンズが変なひとってまったく出てきてないよね。なんか人払いされて、それでムキムキな敵が出てきた。『無能なナナ』、今回は全部回想。最初に殺された奴がその殺害未遂から復帰までの間に病院で体験したことで、親に詰め寄られて殺してしまうというものだが、その時点では自らの能力に自覚がないという流れ。それで主人公に復讐だと意味が分からないんだけどな。『たとえばラストダンジョン前の(略)』、相手の会社に乗り込むくだり。そこで女の敵が出てくるんだけど、ショタ好きなので主人公に食指を伸ばす。それはいいんだが主人公にビクッビクッていう擬態語いるのか? みんながショタ好きなので誰も死人が出なかった。良かった良かった。『18エイティーン』、ちゃんとキザな奴の手書き自伝を読む主人公、いい奴じゃん。本日も巻き込まれ型人生なのだが、委員会のすべてを押し付けられるくだりは酷過ぎて爆笑してしまった。『魔女の下僕と魔王のツノ』、誕生日のプレゼント、途中のサプライズのくだりって最後のアレか? 誕生日会場で行われていたダンスって同じ説明を現実世界で目にしたことあるぞ。主人公の立ち居振る舞いも良かったが、今回はやっぱりラストのツノだな。魔王が仲間になってから終わりが近いなと思っていたけど、これはいよいよか。『裏世界ピクニック』、変な化け物クライマックス。強い一撃を依頼したら戦車で突っ込んでくるの笑った、豪快だ。英語が入っていたけど、ビッチはいいのか? さりげにヒロインが主人公に一杯食わす理由が判明してるのはうまいな。『FINAL FANTASY LOST STRANGER』、本の中、というかこの図書館のくだりめちゃくちゃ長いな。とにかくやっと直接対決だ。全体としてはカーバンクルが出てくるところがキモなんだけど、主人公の影がかなり薄いことの方が問題だな。『金装のヴェルメイユ』、本から映像が出てくる、敵か味方か分からないひと。こころを救うという感じなのだろうか。一瞬は恨んだその正体不明の女のひとに導かれて回想に直接入るという流れ。子供時代のヒロインが出てくる。『英雄教室』、前回の戦いの続きだけど拾い意味で言うと主人公とヒロインの恋バナ。陛下と呼ばれる人物は完全にヒロインにターゲットを絞ったし、主人公は未だに子供みたいな感情しか抱いていない。その辺の描写がうまかったが、陛下の条件って断ることができるのかな? それともあの風使いがもう一発波乱を呼ぶのか。『不徳のギルド』、回想シーンでも暴力みたいな乳ビンタ食らっててすぐ笑った。で現在に戻ると絶賛触手プレイ中なのだが、貧乳の子がブチ切れててエロさが半減しているのも勢いがあってよかった。海水をいじって倒すのって別の作品でも最近見たな。殺してスッキリの笑顔が超いい! 『戦×恋』、ピエロ役が敵のボスと真面目に戦闘してる。冒頭と途中に回想が挟まれて一気に物語の中心人物になった感ある。死にたい敵って実際死ぬときも望んで死ぬから倒せたという感覚が少ないんだよな。『元魔王軍幹部、娘つき 第二の人生は現代で』、前回で陰謀的に出てきた妻、もう出てきた。人間を犠牲にしてでも過程を取り戻そうとしているので純粋なだけにたちが悪いみたいな話っぽい。まあでも両方とも娘を愛しているからその辺がキモなんだろうか。主人公の首ってちぎれるのか? 『スライム転生(略)』、貞操が危ない! という勢いで邪神解放しようとしている主人公スライム、さすがにやばいけどじぶんが生み出した分身に止められてるのは笑った。それにしても重要人物にはことごとく正体を見破られるな。なんかまた石をもらって食ってた。『恋愛グリモワール』、主人公が失恋のダメージから立ち直るためにヒロインたちが思い思いのプレゼントを探す。魔法使いグループが早速中心的な役割を果たしてるの面白いけど、スライムってそんなに恋愛感情持ってたっけ? 今回の話の中で一番キレイな存在でウケる。『ながされて藍蘭島』、食材探しもいよいよ大詰め、最後は猿との対決。犬猿の仲というのをうまく描いているし、全裸も描きつつ、カレーという着地点に持っていくのは巧みだ。まあカレーかなってのはパンダのところで分かりましたが……。『乙女ゲー転送、俺がヒロインで救世主!?』、容赦ない鉄格子の罠で笑ってしまった、森の中だぞ。巨大ゴキブリとどうやって戦うんだろうと思っていたけど、ゴキブリのレベルが上がりすぎて黄金でツノも生えたという別のモンスターになっているというトリックだった。これはお見事。最後は悪役令嬢が登場した、これは昨今の流れだろうか。『エルフと狩猟士のアイテム工房』、おそらく最終決戦くさいので主人公は呪いをかけられるし、相手役は親友を殺しそうになってる。でもすんでのところで気付いた結果オッドアイになった! かっこいい! 『ロクショウ!』、うーんこの連載もなんか変に終わろうとしてる感じがするなあ。突然仲間が倍増してしまったし、しかも最後の仲間は成り行きみたいに入ってきた。前作もさっさと切られてしまったしかなりつらい。あの女がラスボスっぽい口振りだし。『ミノタウロスの想い人』、結婚が断れないという点は英雄教室のノリと一緒っぽいが、こっちは悪意に満ちている。王様、モンスターマニアだと思っていたけどバトルマニアなんだな、通りで勇者とも張り合えるんだ。でもなんでわざわざ見せたんだろう。ミノタウロスを激昂させるためか? 『レベル1で魔王城に召喚された俺、頑張って始まりの街に戻ります。』、魔王城側に召喚されて即殺されるんだが即生き返る主人公。その度に思い出がちょっとずつえぐられていくので、魔王と話し合って一緒に来たはずの妹を探しに最初の村に戻ることに。ここで悪魔の女をお供につけてもらったので愛情を深めつつ、実は人間の方が醜いみたいな展開に収まっていくというのが大方の流れ。最後の空中テレポート自由落下という倒し方は死なない主人公ならではなんだけど、相手が人間だからこそという感じもしたな。以上です。