ぐ戒

午前七時ぐらいに一度目覚めて、なんかレンガ型のパウンドケーキの切り分け方で場面の分かれたかなり長い夢を見ていた記憶があるんだが、そのときちょうど胃痛になっており、耐えられはするもののメモを残すような体力はなかったためメモせずに寝て、そして忘れてしまった。胃痛がマシだったのは寝る前に重曹を飲んだからだな。あと、昨日も来た古書店に今日も来たら何か目的がありそうな客がうろついていたので競うように昨日見ていた本を買う夢を見た。これはおれがいつも取ってる行動じゃん、ライバル的な存在とじぶんが認めたものに対して先んじる行動に出るみたいな良くない行動はさ。起き抜けには、閉店セールで水色や紫の薄いリュックがあって何かのブランドっぽいが背負っているじぶんを想像するとかなり素敵だし買いたくなってきたけどこないだリュック買ったばっかりで使い道ないだろうからやっぱりやめる夢を見た。これも現実に即した夢だな、実際リュックを買っているので。
起きたらなんか外国でポリコレ語がまたひとつできていた、正確に言うと禁句が増えていた。具体的な使用例を見たことないのでよく分からんが男の娘を指すtrapという言葉が禁句になったらしい。罠じゃねーだろみたいなこととか書いてあったかな。相変わらずポリコレ界隈は大変だなと思ったけど、代用として提示されてる「Otokonoko(男の娘)」は日本語ならではの使用例なので、ローマ字にしたら「男の子」と同義になるんだよね。それとも外人はotokonokoを普通の男の子には使わないという意味なんだろうか。それはそれで別の問題が浮上しそうなんだが。ほら、欧米のひとが大好きで、意味が全然分からない、文化盗用ってやつがさ。あのさあ、例えばさあ、「おじさん」単体では差別用語ではないが「働かないおじさん」とすることで差別性を帯びてくるように、メタボが男の腹に対する悪口になってしまっているように、差別はもう文脈依存性が強すぎるので、言葉狩りでは完全に対応できなくなっているのに、それでも言葉狩りを続けるってのはバカバカしいと思いませんか? 特に「働かないおじさん」、なんで朝日新聞とかほかのメディアも未だに嬉々として使っているのか分からん、普通に考えておじさんだけじゃないし完全なる差別だろ、「男脂臭」と同じニュアンスを感じる。やろうと思えば「きれいなひと」という何の問題のない言い回しにも文脈を使って差別的ニュアンスを与えることができるわけ、そういうことは嫌味な言い方が得意なひとにはよく分かるだろうし(ぶぶ漬け文脈)、実際どんな言葉が禁止されてもみんながそのような言葉遣いをしている、だから言葉狩りをやめろ。業界の古典的な命題、放送ではどうしてチンコが言えるのにマンコが言えないの?、という疑問も解決されてないし、解決されないままずっとその規則を適用し続けているので、言葉狩りは本当にアホ。ちなみにぼくがマンコと言いたいわけではありません。そういう発言をせずに生きていきたい。
今日はブックオフセール最終日だったのでちょっと値段の高い世界の薄い本を購入した、これも世界の本に続けて読みたいんだが、お返事がないよなあ青土社から。その勢いでリサイクルショップに行ったけど何もなし、百均では円錐型ペーパーフィルターとドット柄のバンダナを購入した。夕飯として合成肉を食いつつテレビ番組を見ていたらCMになったんだけど、「小林幸子八代亜紀の禁断のKISS!!」みたいな煽り文句とともに写真が出てきたのですごいと思った。何を見せてくれてんねんという気持ちと、みんなが見てないところで好きにせえやという気持ちの両方があるな。別にそういうことは個人の自由だが電波は公共のものなので個人的なものを垂れ流さないでいただきたいという気持ちがね。夜中には湿度がウザい中、場所指定ソフトをずっといじっていた。常に最前面にというオプションが有ることに気付き、これですごく盛り上がって設定を書きまくっていたんだけど、そうしたら戻すのが面倒な感じになったし、それに日記を書く時間を失ってしまったので、なんというかどっこいどっこいな感じだった。そうか? マイナスでは?