ぐ戒

今日は何度も目を覚ましたし、午前七時の起き抜けには大量に夢を覚えていたはずなんだがあまりにも内容が複雑だったので記録できなかった。暑かったせいかもしれない。午前十時の起き抜けには、動物たちは許せないぜおれの記録を邪魔しやがってと思う夢を見た。起き抜けには、禅とギャルって同じだよねどっちもわけわかんないことを言うからねと主張する夢を見た。とにかく何度も目覚めて腕が寒いとかお手上げのポーズを取っていたとかそういうことは覚えているのだが夢はそんなに記憶になかった。お手上げのポーズというのは、起きたときに、寝姿のまま、両手だけはバンザイしていたという意味です。
雨降ってるのに雨雲レーダーに映ってないのでめちゃくちゃムカついていたんだけど、まあ今日は日曜日だし、明日の天気はいつの間にか晴れに変わっているので、今日出かけなければそれでよいのだと納得した。納得はしたが天気予報が外れまくっているのは別にいいことではない。惰性のままにベトナムのラジオを聞いていたんだけど、いつの間にか音質の悪い念仏が流れてきてたのでかなり楽しくなってしまった。しかし新型コロナウイルスアンド日曜日ということで東南アジア方面のニュースはほぼまったくなかった。
なんかすごい作品を見たら創作意欲が減るかという話があった。おれはすごい俳句たくさん読んでるけど川柳やめるかとはならないな、作る楽しみがあって自己愛もあるのでね、その辺は恵まれているというか、いいというか、イヤな性格をしている。そんなことを考えていたら正岡子規が嫌いだと言ったことが思い出されてきた。作品と作者は別だけど作者が病気で作品でも病気のことを書いている場合さすがに無理なので正岡子規は嫌いとなってしまうんだな。確認のために病牀六尺をチラッと見たけどやっぱり無理だった。あんなものを残されてしかも作品もそれだと完全に一貫した死のイメージが残ってしまう。文学の話といえば、あと、日本ペンクラブが政治的な発言をしていたな。調べてみると過去にも何度かやっとるみたいだ。日本ペンクラブがどんな政治的行動しようが憲章? に違反してなければいいんじゃないと思うけど、忖度だなんだというのはいただけないよな。だって、そんなこと言ったら著作権の保護期間が無駄に七十年に延長されたときダンマリだった日本ペンクラブは安倍政権に忖度したことになるんだし。まじでしっかり聞きたいよ、死後著作権保護期間延長のときは賛成とも反対とも言わず忖度を決め込んだ日本ペンクラブさんがどうやったら政治的発言に重みをつけることができるんですか、と。とにかく文化がどうとか言いながら死後著作権保護期間延長に反対しなかったり賛成した奴等を全員恨んでいる。ちなみに日本ペンクラブは『P(詩人、俳人、劇作家)、E(エッセイスト、エディター)、N(作家)』という分類がされているみたいんなんだけど、この中に川柳の入り込む隙なくてウケるけど俳人ってPか? 俳人Pじゃん。俳Pだね。