ぐ戒

アメリカ大統領が戦車よりもでかいモンスタージープに乗って四千六百トンの火薬で砂漠の民を爆撃して回っていたので聞いていた火薬の量より何倍も多いぞ逃げろ逃げろと呼びかける夢を見た。豪快で面白いな。なんか砂漠の様子は覚えているんだけど、いかんせん砂漠なのでそれは単なる砂の記憶でしかない。起き抜けには、魔法で地中海まで飛ばされたんだけど濡れただけで痛くないしカメに乗ってロシア極東に戻ろうとしたら全員揃ったなヨシと言う声が聞こえて転送が始まったのでオーイまだだぞと呼びかける夢を見た。スケールでかすぎるやろ。
まあ最近はずっとビョーキのニュースだらけなんだけど、それから防御するという名目でマスクのニュースというか情報も多い。で最近は地元ニュースをよく見るようにしているんだけど、なんかアマノマスクというものが人気であるという記事があった。はっきり言ってウェブ検索してもツイッター検索してもそのような勢いは一切感じないのだが、どこで人気なのだろう。それに、海女さんが使っているウェットスーツの生地を用いてマスクを作っているらしく、確かに見た目はかっこいいのだが、呼吸しやすいように鼻の部分に微小な穴が数か所設けられているとか書いてあるのだが、それは大丈夫なんだろうか。微小っつったってそれより明らかに微小なわけだろう、ウイルスにまつわるもろもろのものは。まあ、でも、マスク付けてるフリは完璧にできるので、便利といえば便利だが。呼吸しやすいようにマスクに穴を開ける行為で言うと、こないだ外人が優勝レベルの豪快な穴を開けていたはずだな。あっちの方が豪快ですごかった。ちなみに本日、マスク購入券という謎のチケットが届きましたが、家族さえもいらないと言っていました。
今日は厳戒態勢のブックオフに行ったんだけど、特に欲しいものはなかった。リサイクルショップではコーヒーポットに若干気になるものはあったけど高過ぎたし、別のリサイクルショップでもなんかドイツのコップが良さげだったけどクリスマス仕様だったので買わなかった。それで百均へ向かい、当初の目的であったペーパーフィルター(白・台形)を購入して帰った。帰宅してからは音楽作成ソフトを立ち上げて、作業中だったパリパリ音を少し調節したりした。でニュースに戻ったんだけど、先月の自殺者数が二割も減ったらしいですね。しかも分析として、「職場や学校に行く機会が減り、悩むことが少なかったことなどが要因とみられています。」というものが挙げられていた。これは、ベーシックインカム導入の理由がまたひとつ増えたのでは? 自殺者が目に見えて減るのなら導入するしかないでしょう、むしろ導入せずに自殺者を増やし続ける理由なんてあるか?
セフレこと世界ふれあい街歩きはペルーのイキトス。このあとの展開を鑑みるにこれが渡航禁止前最後のセフレかもしれない。今年二月に撮影されたものらしい。陸路ではいけない都市らしく、ボートで上陸することになる。まず建物が汚くて良い感じだ、市場にカワラというトゲトゲのナマズみたいな魚が出ている。さらに今日の目玉だということでドンセージャという名前の巨大ナマズも出てきた。それだけでもすごいのに、一応フードコートっぽい場所、実際ただの飯食い場みたいな場所に、切断されたワニの頭部が置かれており、その横でバラバラのワニが焼かれている、凄まじい光景だ。朝からそのジューシーなワニ肉の大きな塊にかぶりついている現地住民。さらにさらにそのあと市場を進むと巨大芋虫の串揚げ!! 生きたままの奴もいる!!! スーリと言うらしいが知識としては覚えたくないな。その場で買って食ってる奴もいるし、週に三十本は芋虫の串焼きを食べて筋肉モリモリらしい。関係あるか? と思ったけど、まあタンパク源としてなら関係はありそうだな。さすがに見た目がエグすぎてよく放送できるなという感じではあったが。港にいくと港ももれなく汚い。バイクを積んだり、船に大量にハンモックが釣られたりしている、このハンモック船は前も南米で見たことあるな。船での移動は何日もかかるらしいが、生活まるごとやってきてる感じなので余り困っている様子はない。隣の船には一万羽のニワトリがいて甲板を埋め尽くしている、すげえと思っていたら豚だらけの船も来た、本当にすごい。セフレ最後の輝きかっていうぐらい汚い映像が流れまくっていて感動した。街の中にどんどん進むとやっと文明的な建物が出てきたが、これは昔のホテルで、今は軍の司令部として使っているらしい。どんどん上官が出てきてどんどん紹介してくれる。とにかく誇らしい建物らしく、確かに周りの建物のことを考えると群を抜いてきれいだ、普通の南米にあれば普通の建物なんだけどな。そのあと上級曹長に紹介された鉄の家に行ってみる、今はレストランになっている。鉄の家を設計したのはエッフェル塔のエッフェルで、貿易で財を成した商人が買い上げたものだが、夏になると熱くなり過ぎるので手放したらしい、エピソードもアホっぽくて良い。ここで歴史コーナーだが、イキトスはひどい奴らという意味で、西洋のキリスト教宣教師のことを指すと説明が入る。それが街の名前になるってのがすごいのだが。あだ名じゃなくて街の名前だよ? で街歩きに戻ったけど、トゥクトゥクみたいな車ばっかりだなというか、普通の車が走ってない気がする。と思っていたらちょうどその話題になったし、やはりそれはそれは特徴的なことらしい。そして道端では、本当に道端としか言いようがないが、とんでもない量のグリーンバナナが売られていたりもするし、実際に買っているひともいる。さらに三輪バイクで強引に木を引きずっていくひとがいてヤベーと思ったらそのひとに取材、これはお祭りに使うらしい。お祭りといえば神聖なものだと思うが、そんな雑な扱いでいいのか? そして道端には便器を運ぶガキがいる、これもよく分からない光景だが、ついていくとリサイクル市場に出てなるほどとなる。なるか? 便器をリサイクル?? とにかく陸路がないからなかなか新品が入ってこないらしい。自転車の修理屋なんかもいて、どうもスポークに塗装しているっぽい。割と新品っぽくやっているが、現場はめちゃくちゃ汚い、職人っぽくてかっこいい。グルメコーナーは魚料理が多い、第一位はピラルクだった、これはさすがに聞いたことがあるな。で、街歩きに戻って住宅街に入る、割と道が広くて舗装されているのでびっくりした。ここでさっきの引きずられていた木が登場、ウーミチャと呼ぶらしい。高い木の上にプレゼントを吊るしてあって、祭りの終わりに木を倒して子供達がプレゼントゲットという寸法なのだという、でその祭りは水かけ祭りだった。そこを過ぎると俄然道が汚くなってきたし住居は高床式だ。そしてこの高床式の家に上げてもらえるという展開、普段のセフレとはまるで違うな、奇跡かよ。ちなみに高床式なのは川の増水に備えてだ、というのは大体ほかの地域、南米とか東南アジアのそれと一緒だけど、その家々が橋でつながっているのが特色とのこと。ここの住人はモリモリに太っていた。そこから引き返すと割としっかりした建物の中に入っていく若者たち。中では民族音楽似合わせて踊りが繰り広げられていた。さっきの若い男女がふんどしみたいな衣装を着てダンスの練習をしている感じで、これはコカマ族の踊りであり、伝統芸能の保存のためにやっているらしい。意識高いじゃん。寄り道コーナーは地名なし、ジャングルへ。のっけからボートのモーターが故障!! そんなシーンも使うのか、豪快だな。変な猿やコンゴウインコたちがいるのは密輸から保護しているかららしい、アナコンダのアナちゃんが割とおとなしくて笑った、そこは暴れろや。街歩きに戻ったら引くほどの大雨だけど、そんな中バレーやサッカーをしているので豪快だった、雨宿りとかせんのか。でちょっと雨宿りさせてもらったところに夕飯を食っているひとたち。屋根があるとはいえスコールなのに外でメシ食うんだ、それもなんか感覚が違うな。ひとしきり女社会じゃガハハみたいな話を聞く。雨がやんだのでそこを離れ、別の通りに向かうと自転車の練習をする親子がいる。さっきの自転車屋の話を引き取っているわけだ。まあここは自転車に乗れたという普通の展開。最後は夕日だが、イキトスには虹を指差すと指がなくなる伝説があるらしい、嫌な伝説過ぎる。でラストショットで夜景、ここでようやく普通の車を一台だけ見かけたね。以上です。イキトス最高、最後の最後にここ一年ぐらいで最高のセフレが見られた。
少年ガンガンを読む今月号は大手の最終回が多いな。『ベルゼブブ嬢のお気に召すまま。』、最終回。ネタバレを防ぐとほぼ何も言えなくなってしまうな、構成的には結末と後日談という感じで重厚。『魔女の下僕と魔王のツノ』、ひたすらこころを込めて鍛冶をやっていたら人間に戻ってしまうくだりが見事。皮肉だねと言われる点も含めて。『無能なナナ』、最初に殺された、完全なる被害者だったはずの子、洗脳とかやってて純粋悪になっていた。で逆に主人公が殺人の容疑者になる感じだがそのためにせっかく生き残った坊主が殺されちゃった。『元魔王軍幹部、娘つき 第二の人生は現代で』、配下だった犬? が戻ってくる。男性器が云々という流れも含め、少年誌にしてはやや熱い同性愛的ムード。『裏世界ピクニック』、明らかに後半、ミリオタっぽい展開だったので好きなひとは好きそう。しかし戦車なら変な化け物に勝てるんだろうか? 『たとえばラストダンジョン前の(略)』、街コンの話、そういう概念があるだけでもビビるな。名札の文字は日本語訳という丁寧な説明に笑ってしまった。『戦×恋』、抱き枕描写で股間触ってるのすげえ。主人公とエッチなことをしようとしたら妹にハメられて酩酊状態にされてしまう。次号濃厚セックスなんだろうか。『ヨシノズイカラ』、最終回。あまりにも唐突だが、最後は著者インタビュー、これもこの作品の作者と重ね合わせてるんだろうか? 作品ない作品ともうちょっと絡むんだと思ってたな。『乙女ゲー転送、俺がヒロインで救世主!?』、魔王が出てきたので泣きついた相手がどうしても過去を語りたがるのウケる。さすがゲーム、回復の手際がすごい! 『金装のヴェルメイユ』、前回の流れでその気配はあったが、主人公が別格であることを示すために水晶玉破壊。でも筆記試験で敵のヤバい奴がいきなり来るとは思わなかった、展開の冴え。『恋愛グリモワール』、敵意のあるサブヒロインは始めてだな。主人公たちを罠にかけるが主人公たちがバカ過ぎて引っかからない。そしてそのサブヒロインの露出度がほぼ裸。『不徳のギルド』、なんで休憩所にマジックミラーを付けるんだよ、絶対エロいだろ! 案の定エロいことになるが、主人公がオナニーの可能性を残すところで笑った。『英雄教室』、サブキャラがヒロインをなんとしてもドキドキさせようとする。しかしイケメンの笑顔は女の腰にくるのか? 『スライム転生(略)』、スライムがしっぽを触ってエッチと言われる回。意思疎通がそれで図れるのもすごい、どんどんエッチなことをしていこう。『ながされて藍蘭島』、分身修行決着? 分身だからか、やられたときの表情がブサイクでウケる。あと鼻血を使うのは怖過ぎるだろ。『エルフと狩猟士のアイテム工房』、なんかまた短い。敵が主人公に偽装してきたのにあっさりバレてしまう。『金色ノ夜叉』、金色夜叉と題名がほぼ一緒だな。以前エジプトの作品書いてたひとの読み切り。画力も展開も文句なし、主人公の立ち位置はやや悪寄りだな。江戸のひともあんな荒縄で首くくったりするんだ。『ミノタウロスの想い人』、ガキからミノ宛に感謝の手紙が届けられる話。ガキの手紙だから絵が中心でむしろ読めてしまうというのは良かった。『梅衣堂ひよと旦那様の野望』、主人公の話から離れて随分経過している上に隔月だから厳しいが化け物みたいになった魔女とメカとの戦いのシーン。首だけになっても動くのマジで化け物だな。『魔女らば魔女れば』、最終回。うーん扱いが悪い……。はっきり言って展開、特に大ゴマ展開には眼を見張るものがあったし、主人公の裏設定のようなものも、本来はここで使うべきものじゃなかったのかも。なにより一番最後のコマの、無言で語っているシーンがすごく良かった、最後まで打ち切りなしに連載してたらもっと良い作品になっていた気配しかしないのですごく残念。『すばらしき暗黒時代』、読み切り。少年が能力を得ていくストーリーという感じで、異能を授ける神様がフランクだったのが面白かった。目たくさんある化け物は怖いよね。以上です。