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午前十一時の起き抜けには、作業が重なってうどんも蕎麦も食えずにいたら嫌いなのかと質問されたのでそうじゃないと返答してとりあえず作業は終わったので冷めてしまったそれら麺類のうち先にうどんを食堂に運んでいたら地下通路に吊るされていたスルメがスープに入ってきて非常に嫌な気持ちになったが野球選手がやってきておれも同じ気持ちだよと慰めてくれたのでありがたかったし食堂でテレビを付けたら番組もだいたい終わりかけて刑事ドラマも犯人を指差すような時間帯になってしまっているという夢を見た。なんかテレビが見られなかったみたいな夢が多いよな、そんなに見てないんだが。正午過ぎの起き抜けには、欲しかったのかそんな力がと倒置法で言われる夢を見た。
今週末、祝日と地方の発売日遅れの関係で同じ日に三冊のまんが雑誌が来ることになるらしく、かなりきつい。いや別にまんがを読むのは好きなのでそういう意味でのきつさではなく、単純に時間が足りない。まんがと漫画を読む時間を永遠にくれよ、不幸な人生の代償として。そんな気持ちに襲われる今日はどうも天気が不安定みたいなので、出かけるのをやめて電話でまんが雑誌を注文した。でインターネットニュースを読んでいると、脇から別の揉め事が飛び込んでくる。パトレオンというのはおれが使ってるFANBOXの外国版みたいなもので作家がファンから月額のお金を集金するシステムとしては古参になるわけだが、そこが、英語だから正確には分からんところがあるが、非実在青少年っぽい話で揉めている。おれがなぜパトレオンを使わなかったか、それは英語ができないのとそもそも外国サイトだから口座に直接とかじゃなくてペイパル経由になってめんどいからだし、同じ経緯でバンドキャンプも使っていない。ともかく機械翻訳に任せて読んでみると、パトレオンはどうも非実在青少年の話ではないと否定しているみたいだけど、外人は外人でいやいや証拠はあるぞとやっているみたいだった。さすがに雰囲気しか掴めないし、エンタメとして消費するしかないのだが、対岸の火事であってほしいね。いや日本で日本的な絵柄を排除なんてことはなかろうけども。
なんかベトナムあたりではカブトガニの種類を間違えて食中毒ということがあるらしい。カブトガニを食う文化がまったくないので分からないが日本で言うところのニラとスイセン間違えるみたいなもんかな。そもそも生きた化石という知識が刷り込まれているので、見た目もさることながら化石を食うのかという印象がある、なんかカブトガニを食うって字面を見ると石の味が口の中に広がるみたいな嫌悪感があるんだよね、それこそシーラカンスを食うみたいなもんで。
そうこうしているうちに雪が降ってきた。出かける予定をキャンセルしたので純粋に雪を嬉しがることができてよかったな。そういや、週休二日が当然の権利になった理由、みたいな記事を、ちょうど余暇の本読んだ直後だったから、考えつつ目を通していた。技術の進歩により余暇は増えてきたのだが、技術の過剰な進歩（携帯電話など）により逆に余暇は激減するというのがすごい、労働は邪悪だな。『「余暇の過ごし方」までが自分というブランドを形作るようになり、余暇さえも仕事の一部だと考えるメンタリティが普及しています。』という文章の意味は若干取りづらかったが、多分、休日にビジネス書を読むみたいなことだろう。それで休みの日まで労働のことを考えるようになると。結局「生活費を稼ぐ労働」と「余暇」の分離を求めるひとたちにこそベーシックインカムが必要であるように思えるんだが、現実はそうなっておらず、機械のように働いてそのまま死んでいくひとたちが大勢いる。彼らは仕事ではなく労働をやっている。理想は、すべての働く行為が「生活費を稼ぐ労働」から「真の趣味でもある仕事」に変化することなんだけど、問題は雇用主がその「仕事」人間には生活費がいらないんだなと曲解してやりがい搾取を始めてしまう現代の労働構造にあるんだな、よって何も解決しないし、労働は邪悪なんだ。中国のドミノは今日も届かなかったし、注文から一か月経過しもしたので、しょうがなく返金依頼をした。