ぐ戒

美人だという女性芸能人が三泊するとの名目で自宅に来たのだがおれは芸能人とか美人がどうとかには興味がないのでそのうち二日間は交流もなく過ごしたんだけど三日目に飯食ってるときに別の有名女性芸能人が離婚したという情報が流れてきてそのときにアクションを取ろうと思ったのだがなぜか家族が立て続けにカップ麺を作り続けており虫味ってなんだよヤバすぎるとその自宅にいる芸能人と騒いだりして実際お腹もいっぱいで食う気もないしじぶんの部屋からスマホを持ってきて離婚した女性芸能人の名前で検索したらこのひと共演したことあるなどとひとしきり盛り上がり場がごちゃごちゃしてきたので楽しくなってきたぞと感じたがここでタイムアップとなりもうちょっと仲良くなれそうだったなと残念がったものだが知らんオッサンがいきなり入ってきたので雰囲気が台無しになりどうも番組のプロデューサーっぽくて芸能人が使っていた鍵を返してきたので受け取ったら中に手紙が挟まっていたけどこれはおれよりその芸能人に良くした家族にそのまま渡した方がいいだろうと中身を見ずに懐にしまい込んでいたらそのプロデューサーが実は芸能人の兄が朝からこの家に忍び込んでいると仰天の情報を提供してくる夢を見た。色々変な夢ではあるがよく覚えている。ただ人間の顔に興味がないので本当に美人だったという人間の印象がない。あと、白い溝にゴム鞠みたいな猫が二匹住み着いていて警戒感が一切なく懐いて来たんだけどここにいたら人間に踏み潰されてヤバいし公園に連れていったら突然猫の身体がから様々なグッズを与えるウィンドウが出てきておれの行動を試される夢を見た。なんか手を締め上げてくる怖い猫だった。
邪魔が入ったにしてはよく夢を覚えていた方だな。というのは、今日寝てるときにドアホンの音が聞こえたしムカついたので無視してたんだけど、そしたらバタンブロロとトラックの音がしたわけ。それで、まさかと思って寝ぼけまなこのまま玄関へと向かったら不在票が入っていたし、おれ宛の荷物が朝に来るわけないから見てみたらやっぱり隣の家の荷物で、このミスは初めてじゃないのでイライラして電話した、こういう経緯があった。寝て起きてから電話したんじゃなくて寝ぼけたまま電話をしている、そのため内容は半分ぐらいしか覚えてないがもう本当にやめてと言った記憶があるし、担当者の名前はメモしてある。寝ぼけていたらやる気なんかないはずなのにすごいな、よほどイライラしていたと見える。クロネコヤマトのせいで人生の時間が無駄に減っていってるからマジでいい加減にしてほしいんだよね、昨今の世間は遅配を許す傾向にあり、おれもそれは全然いいと考えているけど、まったくの他人の家に何度も何度も不在票を突っ込むのはマジでアホ。とにかく全部終わったらメールでしっかりしたクレームを入れるつもりで寝直したのであった。
最近インターネットニュースも新型コロナウイルス一色ですが、そんな中、社内で感染者が確認された電通も大規模なテレワークすなわち在宅勤務を採用したという記事が上がっていた。全体的な在宅勤務ってそこまで広まってなかったはずなのに、全従業員原則在宅勤務とかこんなにあっさりできるんだね、机上の空論とか言ってなかったか? 実際無理だ無理だと言われていた全体的な在宅勤務がこんなにあっさりできてしまうなら、同じく無理だ無理だと言われてきたベーシックインカムもあっさり導入できるだろ。こんな状況なのにベーシックインカムを導入せずに済まそうとするのは社会の甘えだぞ。ところで時差出勤が時差通勤と表現されると頭三文字が「じさつ」なのでビクッとしてしまって良くないですね。
セフレこと世界ふれあい街歩きベトナムホーチミン。過去の放送で訪問済み。まず川を渡っていた船を降りるところから。以前の放送ではぐちゃぐちゃになった電線があちこちに張り巡らせられていたはずだが、電柱が埋められたのか、川岸からは見えない状態。実際船から降りたところから見える電柱などなかった。この辺はどうも新しい都市らしい。しかしバイクは相変わらず多い。高級ホテル街で結婚式の写真を撮るひと、黒いウエディングドレスを着ていたんだけど、喪服じゃないのかという気がした、多様性文脈だったし無論そのようなことはあってもいいんだけど、葬式ではまた違う色を着用するのかな。それともベトナムは黒い喪服を着用しないのかもしれないが。ところで大通りがきれいなのだが見覚えがある。これ確か新しく作られた大通りだろ、高田純次の番組で見たことあるぞ、ホーチミン像がデーンとあるやつだ、まさにそうだ。そこから本屋ばっかりある通りに出る、ここもベトナムニュースで度々目にしていたところかな。通りの真ん中には移動図書館のバスがあり、そこの職員がベトナム政府の開発の早さをアピールしてきた、政府の手先なのかもしれない。ここもきれいだったというか、困ったことにきれいなところしか行かない、次は公園。足で羽根を蹴る競技、正直何度も何度もセフレで見てるんだが、まだ初めて目線なんだろうか。一回一回は独立しているというワケなんだろうが、イタリアやフランスで毎回ワイン見てこれがワインって言うんですかとか言わないしな。ここらでやっと街が汚くなってきた。二千ドンつまり十円で飯を食わせてくれる店が登場、ベトナムでは普通お昼に百円ぐらいかかるらしい。笑顔を見せるために調理中であるにもかかわらずマスクを外すチャレンジャーがいてちょっと面白かった、新型コロナウイルスがはびこってる今だったらめちゃくちゃ嫌がられそう。そのあとはアオザイ紹介コーナー。昔のアオザイには完全に面影がなく、逆にヒッピーアオザイというものはかっこよかった。アオザイの歴史はディエンビエンフーの戦い前後で変わってくるらしいというのも初めて知った。歴史コーナーを終えると街がどんどん汚く、うるさくなってきた、うれしい。赤ん坊を片手で抱えてよたよた歩くババアがヤバかった、微笑ましい文脈だったけど絶対そんなことないだろ、赤子泥棒みたいな手付きだったぞ。そしてバードカフェみたいな場所へ行く。小鳥の鳴き声を愛でるというのも前回放送で確認できたし、ベトナムで見るべきもののジャンルってそんなに少ないんか。鳥を育てるネットの有名人みたいな若者が出てきたが、なぜか小鳥じゃなくてに女の話を聞いていた。もっと鳥の話を聞けよ!! 女は籠に入れられないだろ!!! カフェを離れて暫く進むとアンティークの屋台、の奥にエンジン付き自転車がたくさん並べられている。最初は売り物かなと思ったけどこれまたヴィンテージもので、それを持ち寄ったと見られるバイク好きたちが自慢話を繰り広げていた。日本のバイク担当みたいなのがいた。無難なラインナップのグルメコーナーを挟んで、古いビルへ。この古いビルの中の若者向け店舗、まるっと昔の高田純次の番組で見たやつだな。本当に行くところが少ないのか? もっとあるだろ?? 喫茶店に行くと、オーナーが奥で絵を描いているとのことで、実際いたのだが、最上階にアトリエを持っていたので、カフェではなくこのビル全体のオーナーなのかもしれない。寄り道コーナーはおメコン川ツアーのためにミトーヘ行く。超観光地化した島でフルーツつまみ食い展開。スタッフは食えないので案内人に食われてしまうといういつものパターンが展開されていた。戻ると、路上で例のプラスチックの椅子を使って座り食いをしている市民がいる。その通りをまっすぐ進むと、狭くて古い街中の家から路地を見下ろすジイさんに入ってこいと言われる。このジジイは昔記者だったらしく、ベトナム戦争の思い出話を語ってくれる。なんか物置みたいな家だけど本当に居住しているのか? 四階建ての建物の屋上でベトナム戦争の犠牲者へ瞑想を捧げているらしい。そして場面は変わり、夜。噴水のライトアップには割と下品さがなかった。そこに腰かけてた幸せ家族の描写で終わり。良かったけど前回やミャンマーに比べるとダルいな~。もうちょっと別の場所を回ってほしかった。