ぐ戒

用事が終わって帰りかけたんだけど向こう側へ渡る信号が青だししかも深緑の太い自転車の学生もそっちに行ったのでおれも負けじとそちらに向かってアーケード街に突入したんだけど右手にある建物が全部なくなってそこだけ屋根がない空き地になっておりなんかいい待ち合わせ場所になってるらしくて女共がギャーギャー騒いでてうるさいしそれとは別のちゃんとしたアーケード街内部の広場には人だかりができていてなんだろうと思ってチラ見してみたら一般人や警官が足がなくなってしまったひとを取り囲んで大丈夫ですかと声をかけていたので大丈夫なわけあるかと思いながら通り過ぎ先へ進むと車がヤクザっぽい車に追われていたがアーケード街であるため道幅が極端に狭く完全に追いつくことができないためさらに一度ヤクザの車が追い抜いてしまう形にされたためこれは失敗かと見守っていたら強引に位置を入れ替えて再び追跡する立場になっていたしすげーな理由は分からんがかわいそうだなと同情しながら自宅であるマンションの最上階に帰りそこから地上を見下ろすと警官が路上をうろうろしていたため何があったのと同居人に質問されたしなんかさっき足がないひとがいたしヤクザがカーチェイスもしていたからそれらのうちどれかだなと返事していたらふと水道施設の不安定な屋上でガキ共が遊んでいる様子が見える夢を見た。あと、なんか外から音がするなと思って狭い窓を開けるとそこも屋内であるはずなのに屋根から水道の蛇口ひねったみたいな勢いで雨漏りしていてその直下に干されているおれの服にその水が直撃していてビショビショになっていたのでおいおい干してる意味ねーぞとと思ったしまずこんな屋根の近くにどうやって干しているんだという疑問すら湧き上がってきたがとりあえず家族に報告したら修理にお金がかかると言い始めたしドーム型屋根なのになんで雨漏りするんだろうと言われたのでそれはおれにもよく分からないと返答する夢を見た。明らかに今住んでる家ではなくて未来の夢みたいな場所だったのでどういう経路を通ってやってきた形状だろうかと考えると面白い。起き抜けには、おれのDvorak配列を見ろと自慢される夢を見た。なんかほんの少しの間だけチャレンジしようとして失敗した記憶があるな。
しばらくはのんびりインターネットニュースを見ていたが、今日はハゲに会いに行くイベントがあると気付いてからちょっとソワソワしてしまって、結果として何のニュースを見ていたか忘れてしまった。まあ毎度毎度ニュースの話ばっかりというのも芸がないから別にいいだろう、でもなんでハゲのイベントごときでソワソワしなきゃならないんだ。思うにそれ自体にソワソワしてるんじゃなくて、最初から決めていた予定が乱されたことにソワソワしてるんだと思う。じぶんはそういうのを脱しようとは思っているが強迫性に悩まされていて不安持ちなので未来の予定を先に決めて安心みたいな性根がある、そうしないようにしてもそこはまだうまくいかない。だから突然ハゲが突っ込んでくるとまるで積んでいた石を崩されたみたいな気持ちになってしまうってわけ。ハゲが突っ込んでくるって何だよ。ミサイルか? それにしても絵文字世界のハゲって容赦ないですね、あれって多様性的にオッケーなのか。とりあえず記憶にないがインターネットニュースを読み終えて、雨が振りそうな空の色を心配しつつも出かけた。
なんのかんのと言っていたが結局ハゲはスルー気味に通り過ぎることにして(行かなかったわけではない)、その後ブックオフへ行き結局売れていなかった民俗学の本を買った。この本はまあ売れてなければ買うかと言いつつ別にいいやとも思ってずっと買うのを後回しにしてきた本だったので欲しさというものは中ぐらいだったが、極めて安かったため、これ以上買わずにおけばそれこそ心残りになるだろうなと思ったので買った。そして酒屋には何もなかった。本当はこっちの酒屋に来るはずじゃなかったんだけど、スルー気味だったとはいえハゲのところで時間を食ったわけだし、そのせいで本当の目的のコーヒー豆を売ってる方の酒屋に行くことはできなかった。帰宅して少し脳の話を思い出していたけど、論理的な判断だか理性的な判断だかを下す前頭前野がストレスですぐに機能しなくなるの、よく出来た仕組みだなと思う。
でさっき買った民俗学の本だが、いかにも簡単であったし実際初心者向けに売られていたものでもあったので、躊躇せずにその日から読み始めた。簡単だったので熱中してしまい、さっそく第一章を読み終えてしまったが、あまりにも熱中し過ぎたため、背中に勝手にタオルが入ってきていたことに全く気付かなかった。しかも暑くないなと思っていたのにパソコンが放つ熱気で即暑くなってきたので集中力って変な力だなと思った。
それでは少年ガンガンの感想を書きます。少年ガンガン、付録をクリアファイルとステッカーふたつつけたから値上げしていいだろみたいな価値観がよく分からん、昔はどれだけ付録がついても値段は変わらなかったんだぞ。だいたいそれが普通だろうが、なぜなら付録はあくまで付録であり雑誌の本質ではないわけだし。値段が上がるぐらいなら付録を付けないというのは当たり前だと思っていたが、最近は付録を付けないと売れないという危機感があるためか、無理矢理にでも付録を付けてくるし、そして値段も上げてくる。なぜなんだよ。少年ガンガンは作品の数の増減で値段を変えたりはしないのに、なんで付録の数の増減で値段を変えるんだよ、付録がメインなのか?付録次第で値段が上がるならそれはもう付録じゃなくてグッズ購入だって、それは芳文社にもいつも言ってるだろうが。ちなみに芳文社も付録で百円プラスという謎の概念を持っているが、作品の増減はないんだよな、なぜなら休載があると必ず穴埋めがあるので。しかも今月号の少年ガンガンソウルイーターの伝説の第一話掲載とかいうどう考えてもバリバリの宣伝でしかないつまらない企画で厚さを水増ししているから余計にこういうことを考えてしまう。これはおそらく完全版が出るからだが、ハガレンのときもそんなことやってなかったぞ、水増しをやめろ。しかも付録はそのソウルイーターの流用クリアファイルとオッサンまんがのステッカー。すごすぎないか。『おじさまと猫』、主人公のおっさんのライバルのおっさんからの視点で黒猫を育てる流れ、これだと初めてでも分かりやすいな。現実に接することで主人公への嫉妬がほどけていく一方、ペットを捨てられた自らの過去と猫を押し付けられた現在がうまくからんでて良い。『ベルゼブブ嬢のお気に召すまま。』、ショタ狂いがアルバム(写真)を紛失してイカれてしまった。秘密を知っている主人公含む男たちで探してやるが、代用品ということで筋肉の自撮りアルバムを作る男のメンタル強過ぎるだろ、笑った。『ヨシノズイカラ』、東京へ。担当は意外に若い女、なんか東京のひとにド田舎の土産渡すのって劣等感煽られるよね、分かる~。しかし担当との打ち合わせって飲んでもいいんだ。酔っ払った編集が熱い人間になっててウケる。アイスクリームの天ぷら、もうどこにでもあるな。『不徳のギルド』、主人公は休暇なのに休ませてもらえない、妄想の中でもふとももにプレスされてる。しかし若い女たちが提供する青春、意外と古くないか。レシピを見ることを今更宣言しているし勢いがいいのも面白い。なんかメインヒロインだけをどこかに連れていく展開に。『とある魔術の禁書目録』、褐色の女とサブのサブキャラが対決。使ってる武器がアステカとか言ってたかな、南米系なのか? 骨を覚悟と言っていたが実際どうなったんだろう。倒したかと思いきや発狂というか、変形? するボス的展開。『魔女らば魔女れば』、確かに男が女の制服に袖遠すの勇気いるな。とりあえずは入学の運び、初登場のサブヒロインたち。その中でも気弱そうな占い系の魔女と組んでお互いの秘密を探り合うという展開、この解決もそうだが、愛というところにそこで結びつくのは見事だと思った。あと主人公は女装状態なのに女たらしだ。『FINAL FANTASY LOST STRANGER』、老人にも分かりやすい、図書館の本の中からモンスターが出てくる展開。トードを使っていたっけな、レベル魔法を使っていたような記憶がうっすらとある。紙に書いたメシが出てくるのと召喚獣が出てくるの、何か条件に差がありげ。『俺の彼女に何かようかい』、今回は妖怪を育ててるひとにフォーカスが当たっている、半ば恋仲を茶化されているような流れなのであっち行けと言っちゃって本当に行っちゃってオロオロみたいな流れだが、そいつらの文脈依存した物言いが分かるのはやっぱり飼い主だけというのが面白くもありつつ絆っぽくていいですね。最後なんか若干悲しい感じだった。『戦×恋』、二話連続で続き物という体裁。新登場の褐色キャラがヒロインたちの中のアイドルとコンビを組むがそれが次の敵になりそうという流れで、でも敵は敵で元の恋人を忘れられないという切なさがある。そういう展開にも乳揉みなどを欠かさないが、モブ中のモブの能力が高いっていうのは伏線なのか?? 『ソウルイーター』、さすがにこれの感想は書かんけど懐かしい気持ちにはなった。『英雄教室』、前回の続きで褐色キャラが本当に殺しにくる。途中はおふざけを装っていたけど結界あたりから本気、でも倒せないというところでボロボロになりながらも友情を発揮という美しい展開だが、王様みてーなのの強さって結局どうだったんだ。『裏世界ピクニック』、望みもしないのに異世界に投げ込まれてヒロイン役を追いかけるハメになった知的キャラがビビって扁桃体の話をし始めたので、おれみたいなやつだなと思って笑えた。今回はその背景、特に失踪している人物のカリスマ性の紹介。聞く限りだと怪しい人物だな。『魔女の下僕と魔王のツノ』、まだ昔の話。魔女、脳の中を覗けるのか、便利だけどそれで真実を知って悪役をこらしめるがひどいことしそうで逆に引かれてて笑った。まあトラウマの克服って大変そうだな、黒曜石のペンダントで抑えられたのとはワケが違うのか? 『スライム転生(略)』、ジジイ型のゴーレムに認められて館を入手、お手伝いさん型ゴーレムはズルいぞ!! しかし主人公たるスライムも四次元ポケット状態なのでズルいと言える。でもジジイ型ゴーレムは、消化してるっぽいんだよな。若干グロじゃん。『無能なナナ』、さようならとか書いてあったから一瞬ビクっとしたけど本土に行くという意味だった。しかし対決ムードが高まってる最中に本土に行くんだな、かなり大胆な展開だ。つまり大きな不信感を抱えたままってことになるので。不死身キャラが特定のキャラに秘密を喋るくだりがある。『私の神様』、相変わらずこの作品は風景の描写とコマとの融合がうまい、ススキのあたりなんか最高じゃん。内容は主人公が神様の住居に押しかけてきたときの回想。原稿をなくして説教からのデコピンのくだりも平和的にまとまっている。『ロクショウ!』、合体して闇のホストみたいなのと戦う、この辺は空中戦が多くて描写がダイナミック。ラジコンから歌を流すくだりで主人公がようやく歌い手が誰であるかを知るという。しかし敵を倒すと思いきやもっと強い敵が出てきて場が解散、主人公はなぜかサブヒロインの乳を揉んでいる。『ながされて藍蘭島』、地下室攻略完結編。今回は以前にも増して全裸が多いが、まあ自ら脱いでいるんだからしょうがないよな……。でも顔面騎乗シーンがあってウケた。マニアックかよ主人公の性癖。最後のお宝でアトラクション化するってのは巧みなやり口だな。『旅とごはんと終末世界』、電車に乗る。そんな大きい電力あるんだと思ったら途中から節煙モードになる。ともあれせっかく憧れて買った弁当がペースト状で最悪、というわけでそこで一品作る流れ。途中で茶々入れてきたキャラはなんだろう? 『エルフと狩猟士のアイテム工房』、非常に長い展開、ここまでで全連載分の三分の一を同じ題名の展開に使っている。でもこれで完結かな? なんかめちゃくちゃな敵だった奴が協力している理由が解せんが、最後は何故か野暮だなと送り返してすらくれる。『梅衣堂ひよと旦那様の野望』、様々な状況が錯綜しているが、主人公サイドはサブキャラたちが決死の主人公をなんとか救おうとしている。一方地下? では小悪党がお宝を泥棒しようとしていたがループ物の証拠を見つけてしまい消される。この話、ループ物ってことか? 『弩アホリズム』、次回はもっとすごいと言われていたその次回だが、ついに敵の正体判明、しっかりと書き込まれたおっさんだったのでちょっと笑ってしまった。ともかくおっさんはベテランということもあり無双状態でさらに味方側がやられるが最後は拳銃で死亡。で終わりではなくて、大ゴマで実は生き残りもどんどん変なのに侵食されてることが分かる、ここがすごい展開ってことか、確かにすごいと思う、ただ主人公の最後のセリフ通り、あと何人生きてるんだ? メチャクチャ死んでいる。『回収屋』、なぜかポッと読み切り、金装のヴェルメイユが休載だから穴埋めだろうか。残り寿命を回収するクールな人間の話、押しかけ同然の同居人のおかげで生の喜びを知るのだが、後半で雇い主が「これ」と言ってぐったりした同居人を見せるくだりは良かったな。あと首を蹴るな。以上です。