ぐ戒

なんかバイトとして店に通って中古のCDやカセットのコーナーを見ていたんだけど限定版商品の箱と中身が違うものがあってこれは意味があってこうしているのか分からんが本当にほしい人間がどうやって気付いたらいいんだと考えていたらオッサンの店員がジジイを案内していてサーフミュージックを欲しがっていたのでさっきの限定版がまさにそれじゃんと案内してやったりしていたが飽きてきたので別のコーナーに行くと食玩の余りなのかなんなのかガンダムのプラモが百十五円という中途半端な金額になってたしちょうど近くにいた男のガキに解説してもらったらぼくは大型の紋章みたいな盾を持ってるやつじゃないて赤く土に汚れたこいつが好きと言っていたのでどれどれ組み立て甲斐あるのかなと分解してみたらパーツが多くて再組み立てがまったくうまくいかずもたもたしてるとタイの偉いひとがやってきたのでサボりと思われちゃったかなと焦っていたら教室に連れて行かれて教室の机の向こうにさらに偉い王族が来たので教卓を挟んで何か喋りかけられたのだがタイ語なのでまったく分からずさっきのバイトの偉いひとは指で数字を作ってうなずくタイミングを指示してきたのでその通りにしていたところ最終的に金の布と白いジャージのようなものを贈られ突如部屋中でお祝いが始まったのでまったく理由が分からず驚いていると王族の娘っぽい女のガキが来て後ろから羽交い締めにされた上で最大の力で歯を磨かれたしここに至っては完全に苦痛でしかなかったので痛いやめろと抵抗したのだが結局最後まで歯を磨かれてしまったしそいつの手が王族で金持ってるからかガキのくせにキラキラにデコられてたのが目についたしその歯ブラシも電池の入っていない電動歯ブラシだったしめちゃくちゃムカついたが既にそのガキが今の行為について別の娘に注意されていたので注意するなら全部終わってから言うんじゃねーよと思う夢を見た。これは午前十一時十五分の起き抜けの夢だったんだけどよく覚えている。電動歯ブラシの電源入れないままゴシゴシするひとっているのかなと思ったけど、まあ電池切れて交換する予備もなかったら普通に手動でしのぎそうな気はするな。
最近はサイトの動向が気になっている、具体的にいえばおれが受賞? トップ? になった号のPDFを更新してくれないため、頼む~と言いながら日に一度は訪問しているんだがまったく音沙汰がないし、カウンターが付いているのでおれだけが回しているのではないかと思えるぐらい進行が遅くて申し訳ない気持ちにすらなる。ところでタイの夢を見たからというわけではなく常にそうなので今日もそうしたというだけの話なんだが、タイのニュースをチェックしていた。「オートバイを運転していた男性は衝突の衝撃で右足をもぎ取られ、」などと率直に書いてあり、まことに良い。日本のニュースは気を遣っているのかなんなのか「全身を強く打ち」ばかりなので状況が良く分からないんだよな。分かってどうすると言われそうだが、むしろニュースとしての正確性を重視するなら、個人名より描写をはっきりさせた方がいいと思うんだよな。個人名とかは逆に全然いらない。感情移入できないという意見があるけど、そもそもしなくていい。ニュースは感動ドラマではない。一方、春節のイベントではド派手な電飾がこれでもかというぐらい唸っていた、こういうイベントは本当に好きだな、中国の下品なネオンとかも電力の無駄遣いっぽくて最高だもんな。花火も一瞬で消えるという点では同じ無駄遣いなので、そういう美しさにいつまでも囚われていたい。しかしおれは眠くなってきている。
今日は明確に予定された行動があったのでしっかりと用意をして出かけた、本当はもっと早めに出かけても良かったんだが、タイのニュースが面白くて結局このような時間になってしまった。まず銀行へ行って金を引き出す。数年ぶりに通帳を記帳したらペパボから過去に謎の少額入金があったけど特に記憶にないな、売り上げをそのままにしてたからボーナスでも入ったんだろうか、本当に小額なので全く気にせず受け取っておくことにする。銀行から金を引き出したのは、 SUZURI や pixivFANBOX における皆さんの支援の結晶体、つまるところギャラを使ってランニングシューズを買うためだった。なにしろこのランニングシューズときたら七年ぐらい使い続けていたため靴底が斜めにえぐれている上、その削れた部分がついに穴としてほぼ貫通しているといった状態。ほぼ、と書いたのは中敷きが最後の砦として残っているからなんだが、ほぼ靴下一枚分の防御力しかないため、石ころを踏んでも痛いという惨状である。このような状態だったから、今日のように明らかに晴れると分かっている日に、ブーツを買うついでに買ってしまおうと考えたってワケ。それで近所の靴店に行く。いろいろ店内を見て回ると、以前にランニングシューズを買った七年だか八年前とそれほど配置が変わってない。店員のおっさんも変わってないみたいだった。そのまま店内をいろいろと見て回って、まずブーツは安さとそれなりに聞いたことあるブランドを兼ねたギリギリのラインの商品を決定。次はランニングシューズだ、じぶんの足のサイズのプラスワンサイズでいくとえーっとと目星をつけてからそのおっさんの店員を呼ぶ。プラスワンサイズだと黒いシューズが選べないみたいなんで、汚れが目立つんで嫌なんですよね~とか言いながら試し履きするとまあまあキツい。結局さらにでかいものを買うことになってしまったが、そのせいというかおかげで黒いものが手に入ることにもなった。ちなみにこのシューズの他にもうひとつ候補があって、それはナイキ? のランナーとかいう名前のやつだったんだけど、おおかた決定したあとに、これもいいと思うんですよね~と質問したら、これはランナーて書いてあるけどトレイルラン用ですとか言われて恥をかいた。じゃあトレイルって名前にしろよ。さらに、それらの靴を買うときにレジで財布に千円足りないことに気付いて焦る。ちょっとATM行ってきますと謝って、近所のコンビニの位置を聞いてから店を出たんだけど、そもそもバーゲンの靴だったはずなのにやけに高かったような気がした。しかしそれは勘違いかもしれないのでとりあえずコンビニへ、コンビニのATMって手数料かかるんだな、使ったことないので知らなかった、それが嫌だったので何もせずコンビニを出て、もう少し先にある銀行のATMへ向かい、そこで一応お金を下ろして戻ったら、店員のおっさんが「すいません、レジが壊れてたもんで……」と謝ってきた、オイオイ~!! ちなみに店に入った瞬間におっさんと若い店員が申し訳無さそうな顔をしていたので何が起こったか一発で理解しましたよ、もともと会計が間違っているんじゃないかと考えていたんだしな。で帰宅したんだが、そこまで派手な立ち回りをした割にそれほど時間を食ってないことに気付いた。もちろん靴はでかいので帰ってきた価値はある、それらをドカドカと玄関に置いて再度出かけてブックオフへ。しかし結局ブックオフには何もなく、時間を有効利用したという気持ちにはならなかった。ところでメールが届いていなかったけど売り上げページを確認してみたら昨日の昼ぐらいの段階でおれがSUZURIで作ったシャツが一枚売れていたことに気付いた。ありがたいことです。なぜこのタイミングで商品の売れ行きを確認したのかというと、お金の振り込み確認ページが商品の売り上げページを経由しないと見えないから。ちなみに振り込み日は月末だったので入金もまだだった。
今日は日常が充実してたな。夜中には、おれが十年以上前に買ってずっと使ってる国防軍の軍服を調べたりしていた。スウェーデン軍のやつだが、インフレ発生により値上がりしているとは言え、まだ売ってるという事実に安心はおろか、感動さえした。