ぐ戒

タワーみたいな建物に来たらお酒を造っていて味見やってるよ飲んでいきなと言われたので飲んでいたんだけど普段ならこの酒も度数が高いから霧吹きで顔面に噴射しているんだとあたかもそれが自慢であるように言われたので迷惑ではないかと思ったが酒もらってる手前言えない夢を見た。この夢、多分午前九時頃に見て、そのときあまりにも眠かったんで寝たんだけど、メモしなかったらこの酒の部分を含めてすべて思い出せないだろうなと考えていた。それ故かどうか不明だけど酒の部分だけ覚えていた、というものなので、本当はもっと前後があるんだ、悔しいな。悔しすぎてそのことははっきり覚えている。起き抜けには、え全部やっちゃっていいのって言う夢を見たが詳しく覚えてない。抽象的なので思い出す手がかりすらない。
今日こそカレンダーを買わねばならないはずだが忘れそうでもある。未だに去年の十二月のままのカレンダーが卓上にあるのもいい加減つらくなってきたので気合を入れねばならない、とりあえずはコンピューター上に付箋を張ることで記憶への定着を図った。それからベトナムのニュースを見たけど、政府から派遣され土地を接収しに来た警察と現地住民が揉めていた。それはいいんだが相変わらず投げナイフで武装とか警察官に襲いかかったとかとんでもないことが書いてあって楽しい。投げナイフとかベルトスクロールアクションでしか見たことないんだがあっちでは現役なのだろうか。それとも結果としてナイフが飛び交ったりあるいは地面に落ちていたりしたのを記者が目撃して投げナイフと表現しているんだろうか。個人的には、夢があるから本当に投げナイフで武装しておいてほしいな。そのあと音楽関係の記事を読んだが、ノイズキャンセリング機能を「ノイキャン」って略すのかなり頃悪くないですか? 語感が悪いというか。ゆるキャンっぽさを狙っているのかも入れないけど母音の繋がりが絶妙に気持ち悪い。何でもかんでも変なふうに略すなと言いたい、それだったらNCとかでいいだろ、英語なんだし。防カメとかノイキャンとかさあ、バカみたいな略語作りまくって、それで定着すればまだマシだけど、定着しなくても誰も責任取らないのがキモいよな。適当に作ってゴリ押しみたいなのが本当に嫌だ。
近所の方面に出かけることになったので、忘れずに百均へ行き、カレンダーを買った。いや順番が逆だな。出かけるときにカレンダーを買うことをギリギリ覚えていたので、近所の方面へ行こうという事になったわけだ。それからブックオフに行ったけど買うべきものは何もなかった、外国語学習のカセットテープがあって面白そうだったけどそんなものを置いておくスペースはさすがにないんでね。続いて向かったリサイクルショップにもめぼしいものがなく、円錐形ドリッパーがまだ売れ残っているという事実だけが判明した。百均に1x1の円錐型ペーパーフィルターが出てくれればいいのだが。帰ってみると部屋から見える月がきれいだった。今冬、まだ双眼鏡で夜空を観察できてない。気温が高いとは言え天気が悪すぎるからだ。そのあと、ちぎって食べやすい! と書いてあるパンを口で引きちぎって食べたりした。おいしかったなあ。その間にもストリートビューをしていたのだが、フィリピンにハローキティの軽トラにスピーカー積んで選挙活動してる輩がいたので、やっぱりあっちの概念は強い、メンタルのゴリ押しだと感じて嬉しくなってしまった。そんな事があったので、夕飯食ってるときには、サンリオの店が三流の店に聞こえてしまったし、しばらくの間気付かずに、なんてひどいことを言うんだと思ってしまった。
夕飯のときといえばいつものようにテレビのニュースを見ていたわけだが、訪問介護は有効求人倍率が十三倍、大変だ大変だ、とかやってたので呆れてしまった、じゃあ給料も13倍にすればいいのでは? 訪問介護の有効求人倍率十三倍だがその労働力は全国平均より月給十万安い値段で買いたいし売ってくれないなら情に訴えるってのマジで意味分からん、企業は供給の十三倍もの人気商品を相場より遥かに低い金額で売ったりしないのにねえ。普段資本主義を謳歌しているくせに、立場が逆になったら被害者ぶるんじゃねーよ。こうやって企業側が資本主義のルールを無視するからベーシックインカムでお灸をすえてやらないといけないと考えているわけだ。しかし企業側が従業員をつなぎとめるためにやっていること、というのが「雨にも風にも暑さにも負けなかったde賞」をあげることとか、マジでやりがい搾取だな。そんなもんで集まってるならもう集まってるんだよ。老人がかわいそうとかでさ。