ぐ戒

ボダムのミルがかっこよかったのでおれも買おうとしたらその持っている女がもう売ってないかもしれないよ品物自体が終売になってた気がするからと言ってきたのでアマゾンを開いて調べてみると確かにそうだったしその開いたアマゾンでその女がついでにどんどんカートにものを入れ始めたので大丈夫か聞いたらここからどんどん吟味していくんだよと答えてきたし間違えて買っちゃわないのと質問したら逆にあなたはどうなのと聞かれたのでおれはすべてのカテゴリーをいちいちチェックしてから必要なものだけカートに入れると説明したらかわいいわねと言われる夢を見た。今日の夢はこれだけ。なかなか覚えている夢だ、確かにこの「とりあえずカートにいれる」って買い方、怖いんだよな。多分アマゾンとかもそういうスタイルを推奨してるんだろうけど、不安が強い人間なのでどうしても間違えて買ってしまいそうという気持ちになってしまう。
今日は起きてすぐのタイミングで家族から「アンタ昔○○屋さんになりたいとか言ってなかったっけ、それしないの」と言われて久しぶりにブチ切れてしまった。これが夢を忘れた原因のひとつでもある。おれが労働を死ぬほど嫌がっていると知っているのにそんな保育園だとか小学校の頃のオシゴトの話するというのが理解できなくて怒っちゃったよね、近頃はあんまり怒らないようにしているんだけどこれ言われたのもう何十回目かなのでいい加減一発はっきり言っておかないと延々と同じ話をされてしまうという危機感もあった。おれは高校生のときに担任だった国語教師のババアに将来どうしたいんだと言われたとき、先生を信頼して小説家になりたいと打ち明けたら、すぐに親を呼ばれて面談されたことを恨んでいるので、もう家族だろうが信頼しているひとだろうが将来なりたいものを話す気にはなれないんだよね~。なんだ? 工場で働いてほしかったのかよ? こういう奴っているよね、ほら、「お前はどうしたいんだ」って聞く奴。このとき実感したけど、そういう質問をする奴ってもうじぶんの中で答えが決まっていて、それと違う回答をすると暴力的手段に訴えることが多い。それがおれの場合は親を呼ばれるという奴だったので、とにかく「お前はどうしたいんだ」という質問には真正面から答えちゃダメ。嘘つくか、言えるんだったら「むしろそれ聞いてどうしたいんだよ」と言っておくのが良いと思う。
今日は明らかに変な雨雲が来ていたが天気予報が雨ではないと予報していたのでそれを信じることにした。これで雨が振ったら最悪も最悪なのだが、常にそういう気持ちで生きているため、実質上もう最悪ということになっている。つうか、おれの場合、一回出かけると決めたらもう出かけることになっているので、ここは雨雲の方が譲るべきなんだよな。おれの意思の強さに屈服する形で。で今日は街の方へ。本当は句読点の本を買おうとしてたんだけど、今読んでる話法の本が話か物語かみたいな話題になってて非常に面白く、それに準ずる本の方が読む気も起こるだろう、と考えたのでバルトとかエコの本を買った。エコというのは世間的にはエーコと呼ばれている奴のことです。エーコって書いてあるのなんとなく嫌いなんだよね、Ecoだったらエコだろという気分的な執着があるので。それに発音的には日本人の女の名前みたいだし。そんなこと言ったらエコの方も地球環境の方になってしまうのだが、人名という縛りは抜けているから別に大丈夫だろう。帰宅後、本を読む気力がみなぎっていたので、そのまま話法の本を少し読んだ。小説は没頭して読んでしまう(から読んでいない)わけだし、小説分析型の論文とかだとそれなりに熱意を持てると気付けたので良かった。しかし、もう古書店にある同じテーマの本はほぼ買い尽くしたので、これ以上買い求めるかどうかは不明。
夕方から晩にかけてはリリース作業を行った。間隔的には久しぶりではないのだが感覚的には久しぶりだ。多分新年が充実していて時間の流れを遅く感じたからだろう。でそれからストリートビューに移る。フィリピンを擬似的に歩いていたら、ラテライトの道に平屋の建物が続いていて、人々は外で憩っているという風景に出会った。そういう道と建物の関係がむっちゃ好きなのだが、セフレはこういうところ行ってくれないんだよな、ふれあいも多そうなのに。そのあとダウンロードしたプラグインが全おもしろだったのでそういう不満も吹き飛ぶほどニコニコしちゃいましたけどね。夜、ニュースを見ていたら、火災で大変なオーストラリアでコアラが焼け死んでいる一方、ラクダは増えすぎて困っているので銃殺する、というおとぎ話みたいな記事が飛び込んできたのでさすがに笑ってしまった。記事も「火災で焼け死ぬのではなく、当局がヘリコプターから撃ち殺す。」と皮肉たっぷりに伝えていたのでなお笑った。まあおれはオーストラリアが火災で大変な一方ラクダを撃ち殺してもなんとも思わないんだけど、それやっといて動物愛護を語るなという話にもうなずけてしまうんだよな、日本のクジラに文句言ってきてたわけだし。いや、多分、というか絶対、それとこれとは話が違うっていうロジックがあるんだろうけど、そのロジックに世界的な合意がないから、いつも言われてる側からしてみたら単なる横暴に見えてしまう。夕飯時にテレビで地元のニュースを見ていると、アゼルバイジャンのケーキというものが出来た。やたらうまそうだなと思ったんだがそれは石川県の田舎で作ったもので、厳密にはアゼルバイジャンのケーキではないらしい。でもまあ縁がなさ過ぎるので一度は食ってみたいもんだ。ザクロ使ってるとか言ってたかな。そもそもザクロに縁がない。夜中には昼間買ってきた本の消しゴムかけがあり、これが結構時間を食った。一時間以上かかったんじゃないのかな、際どいところにも鉛筆で線引きしてあったので。だいたい、本に「面白い!」とか書き込むなよ、アホなんだろうか?