ぐ戒

間違えて岡山で降りてしまったら昼間だというのに店のシャッターがことごとく下りていたので岡山にはシエスタがあるのかと質問したら信じてもらえなかったし本当だって美容系の店も多かったし今度もう一回行ってくるよという前提があり再び岡山を訪れたのだがほとんど民家に等しい岡山駅から外に出たら泥団子を投げてくるガキどもがいたのでうまくよけながら大通りを目指したんだけどひとりのガキが体にしがみついてまで泥団子をねじ込んできてたので地面に叩きつけて全速力で走りショッピングモールに逃げ込んだのだがだらだらと回っていたら夜八時になってしまっておれが入ってきたときに使った入り口が封鎖されて掃除中になってしまっていて結局岡山名物買えなかったなと残念がりながら隙間から店を出て空を見るとまだ明るいんだけどなぜか駅からめちゃくちゃ離れた大学の前に出てしまい学生どもが誕生日会で盛り上がっていたしおれの嫌いな雰囲気だったので見つからないように匍匐前進をしてたら全然進まなかったので身を隠せる街路樹の陰に入り次第立ち上がり先を急いだらさすがに駅前は暗くなっており民家みたいになっていた駅舎の前にはヤクザの父親がいて若い衆と数人で玄関をふさいでおりひと悶着ありそうだったのでワープしてその中に割り込んでやったら激怒もされてしまったので何とか言うこと聞くふりしてヤクザどもをおびき出して駅舎の中にワープしたいなと思う夢を見た。これめちゃめちゃよく覚えているけど岡山に行ったことがなくて描写がめちゃくちゃだしヤクザの雰囲気も怖いという情報でしか形成されてないし最後の方はワープでどうにかしようとしているしかなり無茶苦茶だな。あと、デンタルフロスの訪問販売が来たのでいや持ってますよと断ったんだけどいやいやフロスだけでもお願いしますとフロスに専用のクリームをつけてごしごしやって見せられたのでまあそろそろなくなるしいいかなと応じたらでかいケースにおまけが一本しかついてなくてケチだなと思う夢を見た。でかいケースというのはペットボトル素材のベコベコするケースだった。起き抜けには、でかい男が真面目だ真面目だと騒がれていたので何が真面目なものかこいつは後輩を集めて濡れた路面の上に足でトンネルを作らせてその中をくぐるような奴だぞと反論する夢を見た。よく覚えてないけど、何してるのこのひとたちは。
雨が降ったりやんだりしているのだが降るときの勢いがすごい、今日は雑誌を取りに行かなきゃならないので晴れるまで待ちたいところだ、と考えるのは雨雲が全体的に広がってはいないのでそのうち止むだろうという甘い考えがあったからだった。その考えが本当に甘いかどうかは別として、インターネットニュースを読まねばならぬ。大阪で各国要人が集まりウネウネやっているのでそれに備えて警備が厳しく、さらにどんな小さな事件でも報道されてしまう、その結果、煙玉が放たれたみたいなニュースでも重大事のように扱われてしまっていたので笑った。そんなの外人が喜ぶだけだろ。そういや最近ガキがユーチューブにしゃしゃり出てくるのが流行ってるじゃないですか。それに対してまともな非難もひっくるめて罵倒はやめろとしている記事があったんだけど、その主張が「子どもの意見表明に対し、年齢や成熟度を考慮」せよ、だったのでハア? と思ってしまった、まず中傷がダメっていうならそれは全年齢でダメだろ。それでまっとうな意見だった場合、ガキの成熟度を加味しろっていうのは、あれだろ、「はいはいそうだね、大人になったら分かるよ」みたいな応対ってことでしょ、成熟度を加味した仮初めの「すごいね」を与えることがそんなに大切なのか、それは親の責任だろ。こういうガキは地域全体でとかみんなで育てようみたいなのマジで嫌いなんだよね、損をするから。つーか「沖縄県に住む10歳のユーチューバー」と伏せられても瞬時に誰のことか分かるのは強い、強いけど中学生ぐらいになると失われる属性だし厳しい。
ところで雨が降ったりやんだりだった、はずなのですがおれが起きてからは降りっぱなしになってて困っていた。困っていたがもうインターネットのニュースを読み終えてしまったし出かけるべき時間でもある、出かけるしかないんだということで出かけた。雨は小康状態とはいえなかなかの量が降っているので、この時期にそんなものを着るのは狂っていると分かっているが分厚い軍服を着て出かけた。雨具だと水をはじくけどポタポタともなるのでそんなものを着用したまま店には入れない。一方軍服なら多少の水分なら吸い込んで外に出さないので着たまま店に入ることができる。それで帰りは雨具を着用すればいいってわけだ、別に家の前で雨具がビショビショでも、あとは乾かすだけだからね。予定通りの雨の量だったので計画通りに行動して、まんが雑誌を受け取り、また計画通りに帰りは雨具を着て帰った。川を見たら結構増水していて色は茶色く濁流になている。これはいい感じだ、いい感じで新しい石が川辺に届くぞ。そういう期待を膨らませながらも、軍服はビショビショなのでハンガーにかけてそのハンガーごとカーテンレールにひっかけて乾かすことにした。軍服の方はすぐに乾くんだけどジーンズが厳しい。まあしょうがないのでルービックキューブを回したあと、ネットレーベルを掘り、それからコーヒーを作ってパンと一緒に焼酎を飲んだ。
それhでまんがタイムきららキャラットの感想を書きます。『まちカドまぞく』、とにかく肉がすべてを解決するという豪快な流れ。確かにそうだがよくそんな高価なチケット持ってるな、と思ったらその違和感が現実になるオチで、その前の牛に対する憐憫がそのまま大オチになるの笑った。『Aチャンネル』、全編幼少期の話。子供の頃は極度の人見知りだった子に主人公が絡む展開だが、手錠を持ち歩いてるのやべーだろ。当然そのあとは鍵がない、トイレという流れだが、話してくれた! っていうところで話題をズラすのはさすがに巧みだなと思った。『かぐらまいまい!』、とりあえず部室で菓子を食っておつかれみたいな雰囲気、ケーキスタンドにまんじゅう乗せるのって素で乗せてるのかな。やっぱりデブ役は先生が適任だし、ひとりは甘酒で酔っ払うキャラが必要だよね! 『RPG不動産』、変な館の買い手がつかない話。扉たくさんあるのってあれだっけ、外国の増築しまくりのやつ。ドラゴンが明かりを求めて火を吐いて燃えちゃう流れだけど、前半もとにかく暴力で乗り切った戦士が再びの暴力でレベルアップしてて笑った。『NEW GAME!』、全体的にファニーなのだがレズカップルのいちゃいちゃという感じで、それは最後の「夫婦じゃないんだから」というセリフにもよく表れている。同居するかそれとも新しい部屋かという流れで暗に「カップルなのにひどい!」という空気を出しているのは本当にうまい、メシを弁当にしちゃうのもスネてる感じがよく出てる。『ブレンド・S』、お泊まり会だがホラーゲームとは聞いてなかった。しかしお泊まり会は初めてなので楽しみたいという健気さが、ゲームのグロい紹介で踏みにじられてて笑った。やる前から怖いということで風呂シーンを作るのも良い。スチルとか言うなよ、ウケる。いい感じのふたりですもんね。『精霊さまの難儀な日常』、風呂シーンからだが、一緒に風呂に入ろうとしたのにシャワーで済ませて灼熱ばか呼ばわりされてて笑った。でも心臓という概念がありながら髪の毛を切ろうとするのはもっと面白かったな。感動的な回想を挟んで、前回の願い事の話を織り交ぜつつ、その感動をおまじないで結実させるという展開が見事。『はるみねーしょん』、最終回。ちょっとしんみりした空気もあるんだが、別れの言葉検索で笑ってしまった。その後のカレー屋さんのチケットがネタかと思いきやみたいなシーンがあってズルかった。キモの話はネタバレだから飛ばすけど、最後の無言大ゴマは、他の作品なら打ち切りのサインみたいな雰囲気があったんだが、カレー屋さんに行く予定を回収していて美しい裏切りみたいな感があった。『ひだまりスケッチ』、文化って何? という根源的な問い。なんで文化祭まで来てタコのデッサンやんなきゃいけねーんだよ、ウケる。桃色桃太郎、話がうまくできてて普通に見たい気がする。プラバンアクセサリーを作る話が出て、それで扉絵の実写か!! と思った。『おちこぼれフルーツタルト』、伝わらない一発ギャグ、下品でゲラゲラ笑った。見せパンを履いてなくてという流れもエロかったけど、暗に「体を使え」と言われたみたいな空気も非常に良かった。それにしても今回メインの子がライバルになりそうな感じが徐々に進行していってますね。『先パイがお呼びです!』、占いの館にもう一度入ると先パイがいたのでドキドキしたという寸法なのに、怖い飾りだからビビったと思われてて笑った。手相って手を握るよね、そうだよね。それにしてもパンケーキ屋だから主人公がパンダの着ぐるみをかぶって、それで先パイに呼ばれたから笹食ってる場合じゃねえのポーズで向かうのすげー良かった。ポイントきいてる。『キルミーベイベー』、偽者登場。明らかに分かってて偽物と区別つかないとか言ってるだろ、クソウケる。そのあと合流して全部偽物が避雷針になってるのも面白いけど、鉄パイプとかってボケてるの抜きにして普通にやすなが殺し屋と戦ってるのめちゃくちゃ笑った、強いじゃん。最後、この非道さは本物のソーニャって言われてたけど、殺し屋より非道という評価は……。『mono』、前回のダムカレーの記憶が蘇ってる……。ともあれスケボーで坂を下りたい話、そんな動画あるんだ。ドローンの自動追尾、サイバー感があってそれでいいじゃんって気がした。動向を願い出たキャラのテクがめちゃすごい裏切りで笑った。『メイドさんの下着は特別です。』、田舎へ帰る。さすがにタヌキにエッチなランジェリーは不要なのでは……。母親がランジェリーモデルだったことに今まで気付かない娘すごすぎて笑った。PAIって書いたシャツまで着てるのに。ランジェリー脱いでモデル辞めたという話にも冷静にもっとマシな辞め方なかったのってツッコミが入っている。『正義ノ花道』、ヒロインとサブヒロインの話、下着は紺色。スーツの調整という名目だけど主人公は相手としてどうなんだという話で持ち切り、お互いが好きになる一歩手前という感じなのがかわいいが、目覚めちゃうってなんだよ、それだと主人公いらなくなるだろ、ウケる。『異なる次元の管理人さん』、元の世界に帰る前日。あのあと褐色キャラの家族が見つかったというどんでん返しが発生していた模様。なんか世界の相互交通のときの含みのある言い方とか、今回の別れの言葉っぽい展開とか、何か良からぬ雰囲気を漂わせている。主人公、帰るときスーツなんだ。『魔王の娘からは逃れられない』、女勇者の前に転送されてしまう主人公。上から目線での褒め言葉ウケる、中二病とはいえ何様なんだ。悪の魂がないため主人公に攻撃が効かないというのは良く出来てる仕組みだと思った。くっ殺せで即座に殺すの、期待してるものと違うだろ、笑った。『メイド喫茶エーデルワイスへようこそ!』、読み切りなので再び状況説明、背の小さい先輩が「見切れて」いるというメタネタも滑り込む。主人公、何が好きでメイド喫茶に入ったとかではないから嘘をつかなくてもいいのでは……。メイド喫茶撮影禁止なんだ、そりゃそうだろうな、システムを知らないから普通に感心してしまった。先輩は単独の下着を何故持っているのか。『ねこみみクローバー』、お嬢様として厳しくしつけられた反動からかわいいものに目がないという主人公の前に迫害される猫耳少女登場というど真ん中展開。漫然と不吉扱いされているようだが、耳も仕草もかわいいので半ばストーカーと化してしまった結果、そういう存在から引かれてしまっていたので笑った。『どーじんフェローズ!』、版権vsオリジナル。どっちを書かせても片割れが退部しそうという中間管理職的悩みの中、役得はしっかり受け取ってるところが笑った。でも退部しちゃうかもとかいうの脅しだろ。最後は版権でやろうってことになったが、学校的にはオリジナルの方がいいのでは……。『古くて新しい思い出』、今回は現代側からの視点、墓地に鳥居があってくぐってみると過去だったらしい、ポケベルとか切ないが、公衆電話の使い方は分かるのか若者! タイミング悪いネタ以外は割としんみりした内容だったが、感動的なラストかと思いきやまた戻っちゃったのは笑った。『明日は明日のもくしろく!』、ノートを買ってやる話。費用ぐらい負担したのにってことは自腹切ったのか、優しいじゃん。隙間から眺めるところの描写が良かった。最後、展開が圧縮されまくりで難解だったが、一度世界は終わったってことなのかな? それを主人公の優しさで引き戻したみたいな。最後は写真館で記念を残してるってことかな。『NEW GAME!』、ドッジボールまんがが腐女子に人気出たという話。本人が見に行くのセーフなのかな、しかもカップリングへの理解ゼロだし。職場のひとが小説書いてて「かはっ」とか言ってて笑った。でも前回もコスプレしてた同僚が今回もやってて、良かったバレてない、と安心したところで本名を呼んでやる主人公、タチ悪すぎて爆笑してしまった、背後から斬るなや。以上です。