ぐ戒

おつまみを買う段階になっておばさん看護婦にあれとこれ買ってきてといちいち注文されたのでめんどくさがりながら店内を回ってついでにおれの欲しいものも取り揃えたがレジは行列がL字になってしまうほど長くてまあ財布ないけどそのうちおばさんがくるだろと最後尾に並び始めたらいつまで経っても来ないしレジのひとにこれって割り引き商品じゃありませんでしたっけと注意することによって時間稼ぎをしていたら露骨に嫌な顔されてしかも最後までおばさんが来なかったので商品もおれが買わせたかったおやつも買えなかったその直後にノコノコとやってきてさらには秘密の話があるからここから出て行けと言われたのでそこで初めてレジが個室だったことに気付いたけどもう二十時二十六分になっていて夕飯の時間も過ぎていたから帰らなきゃならないし食い下がれない夢を見た。おれこれ常に思ってることだけど、気付いたら何々の時間を過ぎていたっていう展開結構見るんだよね。多分時間をオーバーすることに必要以上の罪悪感を感じる性格が災いしているんだと思うが、夢の中まで入り込まれると強迫観念っぽくて嫌なんだよな。あと、なんか海の僻地みたいなゲームのマップの夢を見たんだけど、石川県だったかもしれないし、これこないだ島が沈んで領海が狭まるっていうニュースを見たことが原因になっているのかなと思った。詳しくは覚えてないです。
なんか福岡のひとがハンマーを振りかざしながら「せからしったい」と言って脅したため逮捕、みたいな記事を読んで、本当に方言の意味が分からないので何も伝わらないと思った、せめて標準語をカッコの中に入れとけよ。そしてその後も調べなかったので、今になってもその意味が分かっていない。しかし不思議なもので、たとえ意味の分からない言葉でも、怖い顔のひとがハンマーを振りかざしながらその意味の分からない言葉を強い口調で言ってきたら、ああ、怖いことを言っているなと理解して震えるとは思うんだよね。それより山口達也の記事ばっかり追いかけてたらグーグルから山口達也好きと認定されてそのニュースばっかり集められる、それですら冗談を真に受けんじゃねーよ的な感覚があるとはいえそこまではまあいい、しかし山口組の情報まで勝手によこしてくるのは一体どういうつもりなんだよ。
今日は近所のブックオフで中ぐらいに欲しい物あったけど、前の宇宙の本より全然だなと思って全部スルーしてきた、クーポンの使いどころを一回逃すとこういう連鎖に陥っちゃうんだよな、と思いつつも、使わないということはつまり金も使ってないということ、つまりつまり我慢が出来ているということなのでそれはそれでいいなと思えてしまってもいる。それからリサイクルショップに向かったらかっこいいガラスポットがあったんだけど、三百円なら買うぐらい五百円でも迷うぐらいだったのに九百円だったのですんなり諦めた。そこで帰りに酒屋で、奇跡的にチョコウエハースが一個残っていたので購入したってワケ。
それで自宅に戻りそのことをツイッターに書いて、ついでに芸能人の大麻ニュースにちょっと触れた、そしたらまたツイッターがロックされてしまった、自動化がどうとかいう虚偽の理由で。またこの理由だよ、もう三回目だぞ。どこが自動化してるんだよ。AIだかなんだか知らないけど機械的にロックして手動でロック解除とかアホ過ぎるんだよな、両方手動でやるか両方機械的にしろや。とにかくツイッターに「差別はやめろ」という文面の通知を送ったのでアカウントが潰されたらツイッターが差別を行っているということになります。だいたい最近のウェブサービスが携帯電話持ってない人間のことを考慮してないのもムカつくんだよな、二段階認証だとかこういうロック解除のときに携帯必須なら政府が携帯配れよ、ポイント還元によりキャッシュレス社会を目指していますと言っているが老人や無職はカードも携帯も持っていないというのマジでアホでしょ、そんな社会を目指してるんだったら配れ。こうやってイライラしながらもストリートビューはしっかりさせてもらった。しかしアカウントはロックされたままだから身が入らない。外を走っていてもツイッター社はなぜ携帯電話持ってない人間を差別するのかという昂りがあり、集中できなかった。こういうときにフリーフォークみたいなの聞いてると余計に気分落ちてくるな。とにかく今日は寝るまでロック解除されなかったので、書くべきことも尻すぼみになってしまうのだった。
それではガンガンジョーカーの感想を書きます。『事情を知らない転校生がグイグイくる。』、最初のアオリを見る限り主人公のブルマ姿をウリにしてるっぽいんだけどそんなまんがだったっけ? 相方役と青春を送る回、あの球状のジャングルジムみたいなやつにノスタルジーがあるよね。若干強めのいちゃつきの後に相方役がおそらく骨折、これが序盤の体育祭の話とうまくつながっていて良い。『ハッピーシュガーライフ』、まあ次回最終回なんだけど実質今回で終わってるような気もする。とにかく主人公が幸せ過ぎる、まあ普通の作品ならいいのだが、この主人公は親友を殺しているのでその話がまったく罪悪として絡んでこないまま主人公が死んで逃げるという展開を踏んでいて完全に幸せになっている。おれがこの作品の主人公に幸せになってほしくないのは、この主人公は相手役以外全員を不幸にしてるからなんだよね、殺人に対する反射がないまま死に逃げというのはちょっとズル過ぎる。『好きな子がめがねを忘れた』、学校に忘れられた好きな子の眼鏡を自宅に持ち帰る主人公、かけてみようとするなど下着みたいな扱いしててウケる、しかし電話するような仲ってもう結構進行しているのでは。親とのやりとりも完全にエロ本のそれだよね。『クレーンゲームはやめられない!』、なんとかして友情を築きたいがなんともならんので直接フレンドが罪悪だとか怖いことを言ってしまっていて笑った。クレーンゲームのくだり、興奮が伝わってくる描写だし、最後の押せばいいというのも納得ですね。あの相手役の女の子がニヤァーッと笑うシーンが特に良い。『賭ケグルイ』、今回までが下準備なのか、「大集約」として集められる面々の会議が展開させられる。前回のギャンブルにいた正直者、もうあっち陣営に復帰してるのか、フットワーク軽いな。前回の反省を受けて本物タスキをしているジャッジがかわいいが、今回はギャンブルのルール説明まで。『聖女の揺籃、毒女の柩』、人殺しがあったあと、息の凝らされた主人公が死体処理というくだり。ミキシングされた遺体を人間型に掘った穴に入れるという、直球グロなシーンがあるのだが、人間の形に戻すということで感動的に描かれている。一応復讐を誓う結末なのだが、このあと攻勢を強めるのだろうか? 今のところは主人公やられっぱなしで胸糞悪いんだよな。『怪人麗嬢』、キスされて、これ以上を依頼する主人公、応えるヒロイン、だがヒロインは意味が分かってない。それでほぼ無敵状態の主人公が大量の敵に立ち向かうんだけど、その先にはっきりセックスが待っている描写がなされていて、緊張感あるシーンなのに笑ってしまった、こういう場の使い方はうまいな。一方ヒロインたちはすごいボスみたいなのが出てきて三人がかり、いや四人がかりでもてこずってしまう。『ジャヒー様はくじけない!』、前半は魔石を店長に預かってもらうくだり。結局平和な終わり方だったんだけど、あの目的だったのにすげー悪い顔するじゃん、笑った。後半はなじられたい女がリムジンでくる。シンプルに弱い蔑みだったのにこころの底から感謝しててこれも面白かったが、主人公は日常に戻っていく。『賭ケグルイ(仮)』、もうひとつの連載が忙しいのでこっちはワイド四コマなのに四ページ。恐竜にボコボコにされる。『勇者名探偵』、これ最後の最後に作者の名前もう一回見て気付いたけどなんちゃらさんが聞いている、の作家だな、作風がかなり変わっていたので気付かなかった。ファンタジー探偵ものということでトリックをどうするんだろうと思ったけど、ひとつの魔法グッズの原理から物理的原因を導き出すという形で解決していた。最後のどんでん返しと剣ネタ回収も巧みだった。『死神様に最期のお願いを RE』、あーこの回は猛烈に記憶に残ってるな、でかい階段と問題大ありなんだよのくだりが特に。そういう話なのでそういう話としか言いようがないが、こういう追い詰め型のどんでん返しは見ていて気持ちがいいよな、それはリライトされても変わらない。『履いてください、鷹峰さん』、こっちの主人公はヒロインの下着の方を持ち帰っている、しかし下着がない証明写真をガンガン送ってくるヒロインと保存しない主人公、どっちもすご過ぎるのでは……。はっきりいってエッチな自撮りと何ら変わりないからな。結局ズンズン外に行くヒロインに下着はちゃんと届けられるんだけど、最後の巻きつけてしごくという表現も直球だな、ウケる。『お従兄さんの引っ越しの片づけが進まない』、宿題をやってるのだが主に主人公が暴走してる。というか棒とか汚すって出てきたらもう何をやる気なのか分かりまくる感じなので、オチが来る前に爆笑してしまった。教えるのがうまいで全裸になって身をゆだねる妄想をする主人公、びっくりするぐらい頭おかしくて面白い。まあ、消されたデータは当然バックアップしてあるよね、データだし……。『遺書、公開。』、はー本当に親友ですか? からの親友だったでしょ? からの煽り返し、からのさらに本当にその薄い内容で親友ですか? という罵倒、気持ちいいぐらいに面白い口喧嘩を見てるようだ、煽り合いのスーパー正しい模範解答を見せられているようでゾクゾクする。最後のヒソヒソで終わらせるのも次回に期待を持たせるようでいい。『恨み来、恋、恨み恋。』、新年会だが実質的にお疲れ様会の様相を呈している。基本的に恋物語が同時進行、特にイノシシとイタチがうまいことやってるという感じなので、この先があるかどうかちょっと分からん感じだな、ここで主人公とサブヒロインが告白を思い出すという流れだし。それより、ヒロインが神様になったから初詣が自分自身にお参りすることになって意味ないと漏らしてるのが面白かった。『ラグナクリムゾン』、剣に闘気を詰めるくだりで若干マウントの取り合いみたいになるが、結局お互いの才能を認め合うという形に。主人公がエエこと言ったときに顔を剣にするのやめろや、笑ってしまうやろ。冒頭にいた主人公の相棒の女と目の前の女を重ね合わせるシーンも超良かった。で敵との接触だけど、主人公が暴力系を、その他が知略系をそれぞれ攻める感じに。『賭ケグルイ双』、嫌な性格の奴とのブラックジャック勝負だが、嫌な性格も使って相手をハメるという流れがシビれるし、途中までは主人公のモノローグやカード暴露で実際に敗北していることを見せていたはずだが、途中からはそれを裏打ちするような敵のモノローグになる。そこで主人公が強気に出て、最後のコマで実際に勝って見せるというこの一連の流れは素晴らしいな、展開が冴えているとしか言いようがない。『渋谷金魚』、番外編のでかい水槽が出てきたけどなんか関係あるのかな。とりあえず題名がイカれた自衛隊員の名前なのでそいつ中心に話が進んでいく。でも、金魚が言葉喋ってる方がおかしくない? っていう疑問は確かにそうなんだよな、なんなんだよとずっと思ってるわけだし。自衛隊員を挑発してみんなが助かるルートを作る手際は良いですね。『齢5000年の(略)』、王様との話し合いだが王様が頼りない、頼りないが教団っぽい人間の情報をくれるし、あとはヒロインが超人的な力で勝手に見つけてくれる。まあ実際邪悪な教団からしたら邪悪な龍がついに来てくれたと勘違いしてもおかしくないよな。ただ王様が乗るのはアホ過ぎるだろ、ウケる。ところで主人公のあの地味能力なんとか役に立ってるじゃん。『春に、寄り道。』、恋愛モノ路線だ。まあストレイズからジャニーズ系に来て、二つを合体させて熱い部分全部抜いたらこうなるかもしれん。端的に言うとオジサンが好きな女子高生という構図で、家族としての愛かそれとも恋人としての愛かで主人公が揺れているんだが、それが意外にオジサンのこころも揺らしていた、という形になる、そのきっかけが渡り鳥を指差したシーンだったのが良かった。あと舌打ちもいいですね、素って感じで。『久住くん、空気読めてますか?』、これも最終回一話前なので、主人公が思いの中で雄弁に語っている。正直振り返りなので、見どころは後半のキスシーンなんだと思う。結実という感じだし、そうすると前回のサブキャラ恋愛があっさりしてのがちょっとかわいそうになるな。しかし次号、長期連載がふたつ終わるのか。『夢喰いバクと悪夢の子』、取り引き場所に徒歩でテクテク。身の上話なんかをしているが、そのうちにゲスい知り合いがやってきて荷物を怪しみ、梃子でも動かんみたいな感じになるのでしょうがなく身代金から金を払う、このどっちを取っても悪い結末が見えるみたいな書き方うまいな、うまいけど主人公は基本的にいいことが何もないのでちょっと辛さもある。あと敵が嘉門達夫にしか見えない。『僕が僕であるために。』、怒ってない? 本当に怒ってない?? みたいな流れ。途中からヒロインに視点が移るんだけど、髪をなでられたあとの笑顔がどっちのものか分からんというのは切ない気がする一方、とりあえずときめいてしまうところに悪さを感じる。最後の知らない発言は主人公の転勤のことだけど、そういえばまだみんなに言ってないんだっけ。『蝶撫の忍』、襲名シーンが冒頭だが、メインは耳かきなのだろう。明らかに耳かき(の映像をユーチューブで見るようなタイプの)フェチに捧げられたような回で、端から端まで耳かきをしまくる。まあでも汚いと思うひともいそうだな、おれは大丈夫だけどそこまでの快楽も感じない、どちらかというと音がめっちゃ「ガリガリ」と書かれてるんだけど、こんなやり方したら耳病気になりそうだなと思った。あと主人公がめちゃくちゃ勃起してた。『よなかのれいじにハーレムを!!』、謝罪シーン。こないだスタンガンで気を失わせたとは思えないほどまっすぐな謝罪でウケる。一方勘違いサブヒロインはエッチな本で見たあんなことをするつもりだろと暴れかけるが、そもそもその本を読んでることは秘密なので主人公に口を押さえられて赤面してしまうことに。まあこうやってキャッキャやってるとハーレムっぽいけど、ぽいじゃ困ると次なる一手を考えるヒロイン、月がバックになってて怪しくて良かった。『メイのメイデン』、主人公によるネタばらしも良かったけど、わざわざ直接対決を望むシーンとそれにすんなり勝つのもよかったし、なによりそれを最終的に引き分けにすることを悟る主人公というのも良かった、基本的には主人公が活躍している。結局本物のアイアンメイデンを使うということは死人が出るということだし、まあ誰も殺したくないということなんだろう。これで終わりかと思ったら最後にママが出てきた。また服着てない!! 『ヴァニタスの手記』、長い階層を受け継いで装置の起動シーン、ここで主人公が追い付く。本を返せというのはまっとうな主張だが、割と雑に本棚を指差されてキレちゃうところなどコメディー要素も残しているのがテンポ良い。そのあとの地図から消す発言、からのどんでん返しに先に主人公が気付くという仕掛けも超良かった。確かに復讐の物語だ。『リバイバル作品描き下ろしリレー「戦國ストレイズ」』、これは四ページだけだが、作品の都合上後日談ではなく、主人公がまだ戦国時代にいた頃の話になっている。首になる発言は多分ダブルミーニングだよな、戦国に詳しくないけど。以上です。