ぐ戒

外人になにか言う夢とゲームの夢を見たはずだがとっかかりしか覚えていない。理由は良くない夢を見たからなんだけど、悪夢ではないとも書いてあって、そして今では何も覚えてない。精神衛生上非常に良い。つーか、昨日は面倒な不安があって昨日中に治まったとはいえ眠れるのかなと思ってたけど、覚えてないほど瞬時に寝て、昼まで一切目覚めなかったので良かった。何でも忘れていきたい。
今日は五分ぐらい早く起きてたんだけど、使っているツイッタークライアントのアップデートがあったし、その間に爪を切っていたら結局パソコンの電源をいれるのが遅れてしまった。それでとりあえず活動しようと立ち上がりかけたんだが、うぐいすが近くで鳴いていたので、彼らを驚かせたくないおれはその場を動けなくなった。なので、微動だにせずインターネットニュースを読んでいたよ。おれは労働したくないし、うぐいすを驚かせたくもないんだよ。生活と自然が大好きなんだ。口座はいつでも日本国のお金を待っています。これは自然な願いです。ところでインターネットは経団連のジジイが変な発言したせいで労働をボイコットしてるひとがたくさんいるし賑やかだった、という嘘を願いに変えて空に飛ばしたいよ。まあなんすか? ニュースを見たらそのジジイの詳しい発言が掲載されていた。「終身雇用うんぬんっていうことは元々、ルールであったわけじゃなくて、企業から見ると『あなたを一生、雇用を続けます』という保証書を持っているわけじゃない」ということらしい。残酷過ぎひんか、保証はないけど労働者には今まで通り働いてほしいってことだろ。鬼かよ。これについては数冊労働の本を読んで考えを持っているが、もともと企業は家族感を使って労働者を引き止めていたわけ。簡単なところで言うと今でも安い求人にはアットホームな職場ですとかいう嘘丸出しの文言が載せてあるでしょ。あと手当とか社宅とかで縛り付けられているわけ。それに加えて、長い間松下幸之助の「ひとりも解雇してはいけない」とかいう家族感バリバリの神話で労働者を引き止めていたという事実がある。なのに、今になって急に終身雇用とかそういうルールなかったんでと言い出すの邪悪の極みでしょ。本当にこいつらを信用してはいけないと思うよ。世間にはおれと同じ感じで終身雇用に対して冷たい発言をした経団連のジジイに怒っているひとたちがいる、それは分かるんだけどその怒りに継続性がないのが良くない、怒ってスッキリしたから明日からまた労働に行くか~とかじゃなくて継続して怒ってもらいたいし出来れば労働をボイコットしてもらいたいんだよね。それに、おれは校長先生のマネして「皆さんが労働をやめるまでに○○分かかりました」って言いたいので早く労働をやめてほしいんだ。分かる?
あとなんか謝罪会見を見たりした。これはファニーなニュースなんで、芸能人の謝罪を見る度、なんとも思わないフリをしながら庶民のカタルシスを震わせている我々にとっては面白いものなんだが、それでも謝罪会見でうっすら笑ってるみたいなこと言われるのはかわいそうだな、面白いけど。だって笑い顔みたいなひとは一定数存在してるじゃん。ああいうひとたちって葬式でもおんなじ扱い受けているんだろうか。あとベトナム子供俳句コンテストで三十点の入賞があったというベトナムの記事を読んだのだが、翻訳してくれていなかったので何がなんだかさっぱり分からなかった。絵はあったんだが、当然ベトナム語なんて読めねえし。いや、東南アジアの言語の中で、少なくとも字面的にはアルファベットという点でベトナム語はとっつきやすい(そして発音的にはクソむずい)ので軽くさらったことはあるんだが、よく分かってねえし、分かっていたとしても子供の手書きベトナム語は無理以上の無理さがある。ところでおれは普段から字余りの川柳を作りまくっているので外国語俳句はめちゃくちゃ容認しているんだよね。なんか反対派みたいな奴らいるじゃん。でもそういうケンカは俳句でやっとけやなって感じ。なんか昔、外人のガキが俳句で「巨石」って言葉を使っていたのでかっこいいと思ったこともあるんだけど、あれはどちらかというと翻訳のなせるワザなのかもしれない、現地のニュアンスでは「でかい石」なのかもしれないしな。
出かける前に、先週の木曜日に注文した一円の本がようやく届いたので検品した。本の中身はきれいだったし、ハゲという文言が見えたので、ハゲが読んだら傷付く本だなと思った。それからガレージとマンションを目指して出かけたんだけど、両方で勇気ある不買をキメた。ガレージには多分一時期の古文書ブームの抜け殻みたいな本があって状態も感触も良かったんだけど、古文書関係の本はまあそこそこ手元にあるしそれらを読んでないし、実際のところは最高にいい本というわけでもなかったので買わなかった。今日は本が届いたってことも買わないという決断を下した理由のひとつだな。
それではガンガンジョーカーの感想を書きます。十周年記念号なので懐かし作家のリバイバルポスターが数枚付録に突いているんだけど、ひぐらしの作家がいたので普通にびっくりしてしまった、あの股ぐらに吸い込まれるスカート久しぶりに見たな。あと同じリバイバルなのかもしれないが、藤原ここあのカフェをやるみたいなことを書いてあってそれもびっくりしてしまった。素材あるのかと思うし、あと金はどこに行くんだろう。まあ遺族に行くんだとは思うが、なんだろう、有り体に言うとちょっと不気味なんだよな。『賭ケグルイ』、ブリッジ的展開。カツアゲされてる女子生徒を救った主人公だけど、賭け事が目的なのでなんて怖いんだという話が、別の男子生徒の証言からも明らかになる一方、会長は大集約? を狙っている。目がピカーじゃん。ビジネスの話もあったぞ。『事情を知らない転校生がグイグイくる。』、旅行の続き、先生の金を勝手に使ったので視線が痛い。独り占めっていう台詞にゾクゾク来とるんだな。宇宙きれいみたいな人間の評価と並行させるような巧みな展開もあったけど、最後のエエ話もよかった。ちょっと父親の労働環境が気になる。『死神様に最期のお願いを RE』、おれどこまで覚えてるんだろう、確かにこのレイプシーン覚えてるな、しかも作画能力が劇的に高まっているので臨場感もある。ただ、読み切りで出てきた男たちが別の死神のお供として来ていて、これはいたかな? という感じ。この辺が違うのかな。『履いてください、鷹峰さん』、減ページっぽいのでフェチ感が炸裂している、スク水にニプレスってすごいな、よっぽど敏感なんだろうな。『クレーンゲームはやめられない!』、前回の男キャラは眼鏡の方(多分主人公)の幼馴染みだった。もうひとりの女キャラに惚れたという流れでゲーセンへ、お菓子をスライドさせて落とすやつで遊ぶ。見栄を張って「僕」が俺って言い始めるの笑った。あんな板チョコタワーみたいなのあるんだな。来世は人間のくだりも超良かった。『聖女の揺籃、毒女の柩』、前回の袋詰め刺しの続き。主に主人公の弟側の主観なのでひたすら刺すかどうか悩んでいる、基本的に聖女は圧倒的な権力で行動を強いてきている感じ。最終的に弟のこころが折れるんだけど、聖女が性的に感じていてウケた。『怪人麗嬢』、前回に引き続いて学生がどんどん引きちぎられていく。めちゃくちゃ死んでるけどこれ今後学園は学園として機能するのか? 活路は裏口にありという展開で、エロスたる主人公が生身で戦える戦力と化しているのが良かった、興奮要素ももらってるし。『ハッピーシュガーライフ』、屋上に追い詰められて海外に高跳びもできない、だから心中だねという流れになってポエジーに。このままだと人殺ししまくった主人公にストーリーがないんだよな、特に友達殺しに関して。なんとか失敗してほしいという思いが強い。『好きな子がめがねを忘れた』、主人公がゲーセンに行きたそうにしているのを見て遠慮しまくるヒロイン。画数多いからみたいな判断基準あるんだな、笑った。最後らへんの独占したくなっちゃうみたいな展開甘酸っぱくていい。主人公、魚バカバカ釣るゲーム好きなんだな。『久住くん、空気読めてますか?』、こっちは甘酸っぱいというより直球の恋愛感情。というか今まで溜めて来た割には今回一気に決着付いたな、完全に相思相愛だし。ここから主人公カップルの思い出話に突入する。『お従兄さんの引っ越しの片づけが進まない』、前回の続きで友達の兄が参戦してきたが百合好きなので話が噛み合わない、兄好きは異性愛なのだが妹好きは百合としてというすれ違い。しかしもうほとんど弟が弟として描写されてなくてウケる。主人公、めちゃくちゃ流されやすいよな。『ラグナクリムゾン』、主人公サイドの準備風景。エネルギーを込めるのにいちいち決闘してるのがアツいが圧倒的弱さだ。魔方陣の完成というくだりで他人が完成させた陣は愛せないという流れがあったのも良かった。スライムも適度にボコられていたし。『賭ケグルイ(仮)』、事情~の連載に忙しいのでこっちはクワガタにやられるみたいなミニネタで短い。『僕が僕であるために。』、大きい流れが来たんだけどとりあえずまだ主人公とヒロインの次なる接触はなく、別の場所で幼馴染みと言い合いが始まる。基本的に主人公の我を通す熱量にほだされる男友達という展開だが、どちらかというと男友達の方が謎めいているな。『渋谷金魚』、拠点を脱出していよいよ学校に向かうが、結局金魚にバレる。このパターン前も見た気がするな。ともかくピンチなのは確かだし、自衛官が好戦的に発狂する。それにみんな恐怖するという展開だが、むしろこの環境だったらバーサーカーいた方が良くない? 『遺書、公開。』、趣味の人間観察が勝手に「序列」にされたこと、それは小デブがやったことなどが判明する。あくまで主人公格のモノローグを外さずこのあとの予言とするのも巧みだし、本当の友達だったら~の論点の捕まえ方も面白いな。サスペンス的な強い面白さがある。『夢喰いバクと悪夢の子』、身代金を実際に用意してから取り引きに向かうまでの味方、敵方それぞれの描写。どちらかというと味方側は友情狂いの怖いひとがいるので暗く、逆に敵方は酒盛りをしているので明るい。決意のシーンを重ねていたのが良かったな。『ジャヒー様はくじけない!』、魔石を集めに海に来た。海の家で働くことが条件なのについつい探しに行っちゃうのもいいけど、アイスごときで言うこと聞いちゃうのかわいいだろ。邪魔だどけどけという感じでどんどん人助けしちゃったので普通にいい話だ。『恨み来、恋、恨み恋。』、戦いは終わったので後片付けのような展開、ジジイが死んだときの情景がようやく語られる。主人公側もお開き感あるけどこのまま終わるのか? 相手はジジイとそのまま冥府で結ばれたというような感動的展開。『蝶撫の忍』、エッチするのかと思ったら耳かきだった、そういや物語冒頭もそうだったな。しかしどちらかというと伊賀甲賀の頭領同士の争いに主軸があり、お互いが力を尽くして死ぬ中、黒幕として前回出てきた不死身が浮かび上がる。名前は継承というのが熱いね。『よなかのれいじにハーレムを!!』風紀委員が快楽"園"を見て興奮しているが、ともかく仕事はするので主人公たちのたまり場を発見されてしまう、その直後に背後からスタンガン当てるの卑怯過ぎるだろ、ゲラゲラ笑った。友情の再確認みたいな展開に主人公の恋路が一枚噛むような流れ。見下ろし構図からの逆さま描写がすげーきれいだった。『齢5000年の(略)』、なんかすげえことになったので城の上から見てたら王様がノコノコ来る。王様の脱出スキルってヒロインの力を上回るんだな。なんかもったいぶった展開だったのにあっさり破滅が訪れているのもウケたけど、大ゴマで前言撤回はめちゃくちゃ笑った。『谷底のプリマヴェーラ』、のっけから雰囲気で分かるホラーもの、明らかにメシのシーンが怪しいが、レズ的な展開を挟んで実は人間の形をした魔女を殺して食ってると判明。その「解体」シーンに重きが置かれているため随分とスプラッターだ。最後、目をハートにしながらオエッて言ってたな、どっちだろ。『ヴァニタスの手記』、回想と現実がいよいよ合流するという感じだが、吸血鬼狩りはつまり魔女狩りシステムと同じ。弱者が殺されゆく中、本物の吸血鬼に向けられた敵意に、人間側が適当に流した「獣」の噂が現実化して対抗したという流れらしい。そこで幼馴染みともいえる女の子が対峙する役割としてやってくるのが因果という見事な展開。『メイのメイデン』、さて次のターンをどう切り抜けるかというところで素人パワーを使うというのが展開の冴え。勝負のアマチュアだからこそ読みづらいという仕掛けでボスはやられて、血縁の者は当てる、ということはやっぱり血縁の者は洗脳外れてるのか? 『賭ケグルイ双』、ニヤニヤ男のペアと主人公ペアでの戦いが始まる、まずは主人公が変形ブラックジャックで。特殊ルールのため完全に読み合いと化しており、その読み合いは男が得意とするところ、完全優位という描写。おそらくは何かあると思わせるような流れだ。『ソード・オラトリア』、捜索のために変な住宅街に、見おぼえあると思ったら主人公とミノタウロスが対決した場所だ。どちらかというと日常的に進むので、一方では愚痴が、一方では恋バナに花が咲く。ていうか貧窮の女神って泥棒ちゃうんか。『リバイバル作品書き下ろし「わ!」「ヤンデレ彼女」』、これはめちゃなついという素直な換装があった。特に「わ!」はキャラをもう覚えてないぐらいなつい。まあ余裕があったら連載再開してほしいですね、腰がダメになったんだっけ? 以上です。