ぐ戒

小型の輸送機が山頂に着陸しそこから自衛隊員が宇宙服みたいなかなりの重装備で次々と降りてきたんだが輸送機のサイズを遥かに超えた人数が出てきたのでどうやって乗っていたんだと不思議に思っていると最後に出てきた芸能人がはしゃいでいて同じ重装備の防護服を着ているのだがテレビ向けに頭を覆っていた透明なカプセルを取ってインタビューを始めてしまったので空気が薄いんじゃないのか大丈夫かと不安になりそこから荷物のチェックが始まったんだけどこれは自衛隊員がいつもやることでテントなどこれまた体のどこに入ってたか分からない量の装備を展開しさらには血液もチェックするために採取とかやり始めたのでうわっ見たくないと画面から目を背けちゃったしなんでこんな過酷な環境下で健康診断みたいなことやるんだよと文句を言う夢を見た。最後のは普通の意見だな。起き抜けには、万葉集で擬態語以外すべて同じ和歌があるのでお前たちも似通っていていいんだよと言い放つ夢を見た。これさあ、昨日新元号万葉集から出ましたよって言われたのでこんな夢を見ているんだよな。意外と単純でかわいいとこある。
その万葉集の話題だけどなんか発案者が判明したとか民放が言いまくってて、NHKまでもが、しかも、まるで中西進で決定したかのように経歴を紹介していたが、政府はおろか本人も秘匿したいって言ってたものを暴くのって報道の倫理に違反しないのかな。事件とかならまだ分かりますよ、元号の発表じゃん。そんなんで知る権利とか報道の自由を主張できるなら何でもできるじゃん、これができて小学生が自殺したときに遺族から取材しないでって言われたら素直に応じるの、何の違いがあるんだと言いたい。新元号の発案者も守られるべきで、それが倫理ってものだろう。ところでインターネットでは、と言うとまるでおれがインターネットの外側の人間であるかのようだが、白川静を材料に新元号を批判してるひとたちがいたようだった。おれは白川静嫌いじゃないけど、字そのものの意味を見ても意味ない気はするんだよなあ、万葉集から取ったなら万葉集の中での使われ方から意味を見るべきだし。そういや昼の番組で超久しぶりに猪瀬直樹見たけど、おすぎとピーコの隠し子みたいな風貌になってたのでビビった。あのまま都知事として君臨してたら面白いことになったかもしれませんね、といいたいところだが小池百合子もそこそこ面白いしな。
これも昼のニュースで見たが、すごく明るいニュアンスで、機械が商品補充や掃除などを指示! コンビニにすごく良い未来がやってきた! などとやっていたのでビビってインターネットニュースで確認してしまった、そこでもそのように紹介されていた。おいおい、機械の命令で人間が動くの完全にチープなディストピアだろ。トイレ掃除とか揚げ物ぐらい機械がやれや!!!! とブチ切れてしまいそうなんだが。だいたい、掃除のタイミングになったらお掃除ロボが出てくればいいだろ、そこだけ人間を使うならマジで露骨に人間が機械より安上がりな労働力としてしか見られてないじゃん、パーツじゃん。人間が楽するために機械を作ったのに、いつの間にか機械の安上がりなパーツとして人間が働いていた、みたいな寒いこと言いたくないのに、現実がそうなってて最悪なんだけど。
今日は近所の方面に出かけた。しかしブックオフには特に何もなかったし、商品も増えてなかった。リサイクルショップには欲しいコップがまだ残ってたけど、よく見たらちょっと傷が入っていたのでこれで安いのか~と納得したので買わなかった。帰りに酒屋でうろうろしてたら期限切れ前で安くなってるおつまみを発見した、けど別に食べたくなかったので買わなかった。ちなみに雨にはポタポタやられましたね。雨は最悪。気温も冬並みに寒いし、家の中入ったらまた雪が降ってきた、本当に天気はどうなっているんだ。ここで気合を入れてしっかり掃除したのである程度気は晴れた。コーヒーを作ってパンを食う、今日のパンはまあまあでかい。
セフレこと世界ふれあい街歩きは、ポルトガルリスボン、三回目。再放送じゃなくてリスボンに三回行ってるって意味ですよ。おーいマジか?? サイトリニューアルしたらこれまで行ったところリセットしていいのか?? 東南アジアとか南米とか東欧とかインドとか、言ってない場所まだまだいっぱいあるのに、ヨーロッパの同じ都市に、三回!? アホかよ。川から街に入ると、石を雪だるまみたいにして遊んでるジジイがいる。じぷんの芸術を見せて「人生ってそんなもんさ」というジジイ、人生を単純化しすぎではないか。大通りに路面電車が走っていて、同じ通りには焼き栗の屋台がある、そして坂の上に通じるエレベーターが建物から独立して存在している。柱みたいな感じだな。ここで、はいはいファドファド、おれたちは何回ファド初めて知ったみたいな目でセフレを見なきゃならないのか。そのファドの屋台から小さい広場を抜けて石畳を直しているひとたちを見たけど、一発勝負で石を割っていた。ファドの演奏に使うポルトガルギターの工房へ向かうと、ギターが買えなければ作るしかないでしょとのことでガキの頃作ったギターを見せてくるオッサンが出てきた。歴史コーナーではポルトガルの光と影を紹介していたけど、、植民地を増やしたことが光なんだな。実に傲慢じゃないか。タイル芸術、の先にいるババアに展望台をすすめられる、路面電車Wi-Fiの表記。でタイルネタは続いとるぞとばかりにアズレージョのタイルの店、アズレージョもセフレで何度も見たよな。アンティークのタイルを使うのはものを大事にするからとかなんとか言ってる。そのタイルを大事にすることで云々という感動的な話を聞いた店の外に乱暴な落書きがあるんだが、どういう意味? 次はシャレオツファドハウスに入る。「なんか違うな……止めて」と言う気取ったオッサンがファドを歌っていた。ボンボンのガキのグルメコーナーではそいつの持っているノートパソコンの質にムカついていた。街歩きに戻ると人形の病院、ぐったりした人形が棚にたくさんあるので見るひとによっては恐怖映像だな。坂道にある家では、大人の男が二歳か三歳ぐらいの女児に「ほら!叩いて!!」と言いながら尻を向けている、何を見せられているんだ? 女児に尻を叩いてもらうのが素敵な思い出?? 今回一番の奇人だったな。寄り道コーナーはエボラ、コルクの製造工場。本当に工場だった。コルクって樫の木なんだな、初めて知ったよ。戻ると夕方の街、髪の毛がない話で盛り上がるこれまたオッサン。展望台到着が結局日没になっちゃうんだな、夕陽を見て「キレイ~!」。街に戻ると夜だ。夜の店から聞こえるファドで締めるパターン前も見たぞ、ふざけるなよ、ファドしかねえのか。偉そうなアマチュアが歌って終わり、本当にファドで終わった……。バッドですね。以上です。