ぐ戒

高校生の男女のグループがそのグループの中の女の家に入っていったんだけどそこになぜかおれも入ることができてしかもそこの父親が靴をプレゼントしてきたんだけどまさかのおれに対してだったし靴紐をめちゃくちゃにほどいていたらせっかく買ってきたのにと残念がったしいや履けますよと言って一度安心させておいて左右逆だけどなと言い直してやっぱりがっかりされるなどしていたところにさらにその娘のものと思われる服を娘本人からプレゼントされたんだけどジーンズに模型のぶどうが付いてるし最近はこんなのが流行なのかとうんざりしながら着用してみんなの元に戻るとその娘がおごられエピソードを披露していたのでまたあいつあの話してんのかと思う夢を見た。おごられエピソードというのは逆セレブみたいな、金持ちにこんなに奉仕させたみたいな自慢だった。起き抜けには、所有する自動運転バスに乗って寝っ転がっていたけどよく考えたら体育館に行くんじゃなかったし駐車場で操作を入れ替えて学校へ向かわせおれはまた座席で寝ていたんだけどよく考えたらまだ午前の六時半だし学校に到着しても一時間ぐらいボーッとすることになるし橋の上だから引き返せないからせめて停止をと思っていたらそのまま橋の下に落ちちゃったし無事だけど電柱が邪魔で出られないしこのまま救助を待つしかないのかと思ったらいつの間にかいた運転手が工夫して若干無理して通り抜けてクリーニング店のワゴンもギリギリでよけることが出来たので喜んでいたがとりあえずガソリンがないのでガソリンスタンドに行くことになったのに福井県は軽く水没していてどこも水浸しだったのでどうすればいいんだろうと考えていたら運転手が突然浅い用水路に突っ込んで非常に恐怖を感じたけど用水路を進みまくって突き当たりで地上に出たら道路が濡れてもないしどうも川のほとりだけ海抜が低くてこうなっているらしくともあれガソリンは運転手の事務所で入れることになったしその事務所というのがこれ以上ないぐらいボロボロの物置だったしそんなところに住んでいるよく出来たが気にリボンオレンジをもらって飲んでいたらマジで飲むんだみたいな目で見られたし更に小さいガキが絡んできて将来はヒーローになるとか言い出したので一度は軽くあしらったが騒がれるのも困るのでちゃんとヒーローの名前を言って応対したら感心される夢を見た。車運転できないのに車を運転する夢を見るから、ご覧の通り自動運転とかわけの分からんことを言っている。
なんかBBCで日本の年金制度が悪くて刑務所に老人が大集結みたいな記事が翻訳されてたんで見たんだけど、記事の悲惨さより、記事中の日本の老人のセリフが『ほら、こいつを盗んできた』となっていて、まるで外国の小説の翻訳みたいだったのでオオッとなっていた。やっぱり言葉が一度英語に翻訳されてから日本語に再翻訳されると、機械翻訳でもないのに外国の映画に出てきそうなコミカルな犯罪者っぽい口調になってしまう。いいか悪いかという問題ではなくて、やっぱり翻訳するとこういうフィルターがかかるんだなと改めて認識させられたという話。この年金老人が刑務所に云々という話題そのものについては、年金制度が崩壊していますから、はやくベーシックインカムに一本化しましょうねという意見しかない。しかし、この記事の中にあった、刑務所に入ってタダで生活している間にも間も年金が支給されてて出所したら金が溜まってるというの、普通に生活の知恵じゃん。いいこと聞いたな。あとは出かける前にバックアップの設定変えたり、詭弁の注意書きを久しぶりに読み返したりしていた。バックアップの設定を変えたというのは大げさな話ではなくて、ミラーリング設定になっていなかったのでファイルがゴリゴリ溜まっていたのを訂正したというだけの話なので、作業的にはクリッククリックアンドクリックで終わったんだが、細かい作業だったので変に疲れた。
今日はハゲのところに向かったんだが、ほとんどなにもないのに一時間十五分も時間を取られたのでめちゃくちゃムカついた。このせいでブックオフをろくに回ることができなかったし、当然のように何も収穫がなかった。今日は百均で石鹸を買うというタスクがあったんだけど、それすらも手間取った。というのは、まず以前買ったときと位置が変わっていてどこに言ったのかまったく分からない、ハンドソープみたいなものを見つければいいのかと思ったが出てくるのは洗剤と空ボトルだけ、どこだどこだと店中を回っても見つからない。十分ぐらい調べ回っても発見出来なかったから、諦めて店員に聞いたら別の店員を呼び出され、ハイッと言ってやってきた店員はまずまっすぐに食器用洗剤のコーナーに移動、いやそれは違うだろとこころの中でツッコミを入れたら、あれっおかしいな……と店員もひとりごち、あったあったと言いながら向かった先に確かに固形物。よく見ると棒石鹸だ。いやいや、これは洗濯用でしょと振り向いたときにはもう風のように消えていなくなっていたので最悪だった。結局、そこからさらに自力で探し回った結果、トイレ用品コーナーにまとめられていることが判明したので、ようやく購入したがさらに五分ほど無駄にしてしまった。レジのときに別の店員に文句言おうと思ったけど列になっていたのでほかの客に気を遣ってやめたよ。普通さあ、固形の石鹸が欲しいですと言った人間に洗濯用棒石鹸のコーナーを案内するか? 固形の石鹸といったら普通は手を洗うものだろ。おれはここに文句を言いたかった。夜はテレビを付けたら予め回してあったチャンネルで川柳の穴埋め問題スペシャルみたいなのをやっていたけど、川柳が自由とは使い道が違うと思うんだよな、川柳なんてひとつの答えを求めてやるものじゃないのにねえ。なんか、絵画を持ってきて、一部空白にして、ここには何があるでしょうというクイズを出されている気分だ。いやいや、それでもいいですよ、クイズですもんね。でもその答えは、「川柳って大概こういうものでしょ」っていう固定観念から導き出されてるわけじゃん。それはやっぱり自由じゃないというか、川柳に対する見方も固定しちゃう気がするんだよね。
セフレこと世界ふれあい街歩きアメリカのサンタバーバラ。また西海岸!! アメリカの内陸に行け!!!! アメリカの内陸部の人間的生活を見せろ、沿岸部にはエリートしかいないじゃないか。さっそく港の描写、ここではウニやアワビを売っている。おしゃれなひとたちがおしゃれに食ってるわけよ、それらの海産物を。おかわりなんかしちゃってさ。一応街はスペイン風であるとのこと、オレンジと白だったらスペイン風なのだろうか、オシャレなオープンカフェだらけになっている。これらは地震からの復興で人為的にスペイン風にしたらしく、何か深い歴史があるわけではなさそうだった。このことを教えてくれたババアはチクチクした植物に体を刺されながら喋っている。次に床屋へ行くと、ここはアメリカンスタイル。だが店内にはお祭りのポスターが貼られていて、それがスペインモチーフのものであると。だから、今度は祭りの時期に来なよと言われる。で展望台に昇ったけどここでもスペイン風を強調、何回スペイン風って言うんだよ。歴史コーナーでは先住民を殺害して占領した話が柔らかく「布教」と表現されている、悪い奴らだ。占領や略奪が悪いというのではない、そんなことはみんなやっている、そうじゃなくて、それをそうとはっきり言わないのが悪い。先住民を征服したのがスペイン人ってだけなのに街のルーツを祝うのはスペイン風だというのもなんか変な感じはする。桟橋で釣りをしながらでかい声で歌うジジイがいて歌がうまいという話になる、確かにうまい、それは認めるが紛うことなき奇人ではないか。このあと、桟橋を棒で掃除する男たちが映ったが、棒で掃除と言われると松居棒を思い出してしまうので良くない。この桟橋、昔は二十年に一回は燃えていたらしい、その桟橋の上にギャンギャン建物あるのはいいのか。その建物のうちのひとつ、手相を見る占いの館には招き猫が置いてあり、仙台も占い師であったため歴史が長いとかなんとかいう話になる。グルメコーナーではお前らが征服した先住民が食べていた食材を使っていて残酷だった。しかし生活がないな、セフレがワイオミング州に行くのはいつだろうか。ここからは若干モダンなおもしろ建物を見て回ることに。その先に玄関に日本語で「建築家」って書いてある半紙がぶら下げてある建築家の事務所がある。日本語でそう書いてあった理由は特に説明されなかった。それよりと、建築家が建てた家に案内されたのだが、これが建築家に依頼してるから当然めちゃクソ金持ちの家、タコや魚のランプがある。屋上に案内されると立派なソファーがデーンと置いてある。これさあ、天気悪い金沢に住んでるから特にそう思うけど、屋上とか屋外にソファー並べてるのって雨降ったらどうなるんだろ、いちいち運べるでかさじゃないよね。ここで寄り道コーナー、ソルバング。たこ焼きで有名な街とのこと。風車やハーフティンバーの建物、デンマークが云々と書いてあり、ここもモチーフがある都市であるようだ。たこ焼きをエイブルスキーバーと言っている、という情報を元に徘徊すると、パーティーをするような人間たちに呼び止められ、形状のみたこ焼きという完全に読めたオチがやってきた。たこ焼きよりはでかいサイズだったかな。で街歩きに戻ったけどまた桟橋の近くにいる、屋外絵画即売会では仲良し夫婦がこの街の魅力を語っていたがよく聞くとつい最近引っ越してきたばかりとのこと。何が街に対して恋に落ちただよ、トランプも使ってる表現だぞ。で最後が波の写真家に話しかけるシーン、この写真家だけがそうなのかは分からないが、波が来たと見るやサーファーみたいに波に近寄っていくが当然ボードはないので、まあまあ不審な行動に見える。ナレーションが見とれてるって言ってる写真をどんどんスワイプして流していく外人の態度はちょっとおもしろかったですね。サンタバーバラ離陸、やはり庶民の生活はなく、セレブのイカれた生活があった。