ぐ戒

いやらしい店の下品な女と付き合いたいって言う男に渋々協力してほかの店の女と共にわーすごいとか適当に褒め称えていたけど虚しい気持ちになってきたしうまく付き合えたとしてもすぐに破綻するぞとこころの中で忠告する夢を見た。でもその忠告って道徳っぽいよな、んなこと言ってもうまくいくひとだっているわけだし。起き抜けには、トランプ大統領が地元に来てパレードでカードの方のトランプ型の名刺を配っていたんだけどさすがの知名度で見る見るうちにはけていったし町の全員が欲しがったらどうするんだいと外人ならではのオーバーなリアクションを見ているうちに本当に全部なくなったしあそこにいるババアに配れなかったなという字幕が出たので確かにあそこのババアが欲しがっていたなと呟いたらアイドルからキラキラした注意のカードが投げ込まれていや独り言だししかも本当にババアって言ってただろと反論しているうちに大統領はそのままオリンピックを観戦し始めておれもそのサイバーな走り幅跳びみたいな競技を見ていたらちょうど日本選手の番でピッという音とともに走り出したんだがホイッスルが壊れていたためやり直しになり精神統一から始めたんだけど一瞬悪魔の力が来ましたねとナレーションが入り客席からは菅井きんという叫び声が聞こえる夢を見た。流れは割と無茶苦茶だが良く覚えている。キラキラしたカードは紫色だった。
朝起きてとりあえず昨日の深夜の公開になってしまった音源の宣伝を行った。こういうきめ細やかな心配りでもやっとかんとただでさえ見られないのに余計に埋没してしまう。それからインターネットニュースを見出したが、そういや昼にご飯食ってるときにテレビのワールドニュースを見ていたら、インドの政治の場面でひとりの男が別の男の頭を、インドではタブーとされる靴で殴った、という報道がなされていて、その殴る様子に合わせてドカッバキッというコミカルな音を入れて面白映像として扱っていたので普通にビビってしまった。いいじゃん、それ国内ニュースでもやれよ。殺人事件で包丁が刺さる音を出してみたりさ。なんだろうな、外国だからって普通にナメてそう、報道関係者は。つか、靴で殴るってイスラム圏でも確かタブーなので逆にタブーを犯すほど怒ってるんだみたいな意思表示でやられることがよくある気がするんだが、インドもそうだったとはね。まあインドのイスラム圏の話だったのかもしれんが。天気は、なぜおれが起きるまでは太陽が出ていて、おれが起きたら雨みたいな状態で何もかも無理だった。主に出かけることが無理だった。しょうがないので引きこもってオンラインのまんがを読みまくることにする。
ニュースの見出しに、交通マナーではなくて交通ルールですよ、という表記があったので、アレかなと思って見に行ったらアレだった。つまり、信号機のない横断歩道で止まらない車の話だった。こいつらに対しては、頼む全員逮捕されてくれ、という気持ちしかないのだが、どうかな? 横断歩行者等妨害等違反って歩行者等なので確か自転車も含まれていたはずだが、とにもかくにもあいつらは最悪だ。ワーストみたいな数字が出ていたけど三重県って一パーセントぐらいしか止まらないんだな。ギャンブルか? とにかく止まらない奴を全員逮捕して見せしめにしてほしい、警察はそのためにいると言っても過言ではない。実際、信号機のない横断歩道で歩行者を無視するような人間は煽り運転をやるタイプの人間ですよ。
セフレこと世界ふれあい街歩きはマレーシアのジョホールバル。のっけから近代的なビルだが、それは必要ないぞ。まだ日が昇りきっていないゲートにはシンガポールへ向かうマレーシア人がいた、これはどうしてかというとシンガポールは物価が高いから給料も三倍だという単純なものだ。日本の物価は表面的にはずっと上がらずにシュリンクフレーションで実質上だけはガンガン上がっているので給料も上がらないんですけどね。ちなみに軽食スペースには、三角形の紙に包まれたナシレマというおにぎりが置いてあった。外に出ると今度はロティチャナイというインドの食べ物を作っているインド人がいる、これはピザみたいに伸ばして作るが中に卵を入れている。そして次は中国系の屋台だがここは軽く通り過ぎる。要はマレー系、インド系、中国系が入り乱れていると言いたいらしい。その辺には女子会とか舐めた表現をされてしまったマレー系の女たちがたむろしている、イスラムの教えに則ってやる布の巻き方にもたくさんあるんだと教えてもらう。布は数え切れないぐらい持っているらしい。で軍隊がいるんだけどそれはロイヤルアーミーと呼ばれるものらしい、それって何? という質問が入る、ジョホール州の王様直属の軍隊であるとのこと。そこでミニコーナーでは王宮の紹介、王族の写真がカフェのような場所にもあってみんなで敬愛しているんだと。それからサッカースタジアムの話にスライドしたが、これは日本に関わりがあるので当然の流れかな。公園にはダンスをしている八人ほどの集団がいてみんな若い。これはザピンという伝統舞踊らしくてアラブ由来だという。成人してなさそうだけど賃労働なのかな。そこを過ぎると車関係の店が多いエリアで、生活感はない。これも物価さの話で、逆にシンガポールからマレーシアにサービスやモノを買いに来るととても安く買えてしまうから、シンガポール人はこぞって洗車にやってくるんだとか。その辺のバス停にはガキどもがいる。誰が頭が悪いとかいいとかなんとか。で次は太鼓の行列、これは何だと質問したら結婚式だという。式場には髪の毛もりもり出してる女がいたけど、宗教や民族が違うとかなんだろうな。アツアツの新婚さんとかは割とどうでも良かったが、マレー系の男を褒めるときに「インド映画のスターみたい」って言葉が有効だというのはびっくりだった。インドなんだ。グルメコーナーではオタオタというオタクの蔑称みたいなココナッツ料理が出てきた。その次は住宅地、割とスラムで面白そうだなと思ったけど家には入れてもらえず、異常な量の煙が出る家の紹介となる。これは火事じゃなくてデング熱を媒介する蚊を退治しているらしい、あの煙の量で家具ダメになったりしないのかな。車庫の前にはまたシンガポールへの出稼ぎから帰ってきたひとがいる、仕送りしてて共同生活を営んでいるが、中を見せてもらうと寝床しかない、お宅拝見みたいなノリが一切通じなくてクールだった、マジの出稼ぎじゃん。で、イスラム教の礼拝が終わったらもう夜、信仰と一体感の話を聞かされる。寄り道コーナーは水上集落のククップ村、一瞬だけ街の様子が写ったがすぐ水上集落へ向かう。祖先が台湾系だけどなぜマレーシアに来たかは不明とのこと、台湾系が多いのか知りたかったけどそれも説明がなかった。水上集落にガチャガチャがあるのはいい話っぽかったですね。養殖場の建物がボロ過ぎて好ましかったので、もともと普通の家もあれだけボロボロだったんだろうと想像できた。街歩きに戻ったら夜の屋台の汚い光が見える。深夜までやっとるらしい、出稼ぎのひとのためとか言ってたかな? 黄色の光や青の光がチラつくなか、イスラム教徒の女に結婚するまでキスを我慢していると言わせるスタッフの凶悪性はなかなかのものだった。以上です。ジョホールバル、まあまあだったな。
それでは少年ガンガンの感想を書きます。『おじさまと猫』、移籍新連載。これ、確かガンガンに一回序盤だけ掲載されたことがあるはずだからまったく知らないわけじゃないけど、それでも前回からのつながりがまったく分からん。去勢手術のくだりはまだしも、ピアノのくだりとか、そもそも主人公に憧れてる人間が誰なのか、まったく説明がなくて非常にしんどかった。作品が悪いというわけでは決してないのだが不親切。『ベルゼブブ嬢のお気に召すまま。』、スキー場に来て主人公たちがいちゃいちゃする。つーか進展あったカップル、その程度の進展でいいのかと思っていたら主人公カップルは雪山と言ったら定番の山小屋シチュエーションを経験。顔が近いからか息を浴びたから、いやそのすべてで赤面しているのか。ドキドキは割と長引かずに終わる感じだった。裸であっためあうとか言ってたから期待してたのに……。『旅とごはんと終末世界』、前回のサブキャラ組の後編といった感じ。思い出の土地というのはクローンに予めインプットされる映像なので存在しないという意外な結論から、人間の生存と保護を目指すという矛盾に耐えきれなくなったロボットの反逆という形で戦いになる。つーか、ロボットもクローンも自殺出来ないように設計されてるんだな。料理シーンなし。『ヨシノズイカラ』、主人公がダメダメなまんが家だということは分かったが、それに付き合うアシは何者? という展開、しかし結論からいうと憧れているらしいが理由は不明という。それよりも主人公のやる気の無さに共感できる、追い込まれないと出来ないというのは人間のサガだし。でもそのせいで遺影が並んでる廃屋に閉じ込められちゃうのは笑った。あと新キャラの気配あり。『戦×恋』、炊飯器の中に手紙を入れるな! とにかく次のイチャイチャということで耳かき。尻が喋ってて笑った。耳かきって普通は男が受けそうなもんだが、なぜかレズのガキも入ってきて場がものすごくエッチになってしまう。そんななか幼女もスケベしたいとか言い出すがさすがは少年誌、幼女をわざわざ成長させてからスケベするという配慮を見せる。これは良くない展開だ。しかし成長したら反抗期だった、これはいい展開ですね。『とある魔術の禁書目録』、サブキャラが活躍する流れの続きなのでよく分からんが悪人同士が戦ってるようにも見える、全員戦闘狂だし。何かグッズを巡って殺し合いをしているみたいだけど、最後の蒸発したみたいに人間が死んだのはなんだろう。とにかく無能過ぎるサブキャラがすごい落差を落ちても無傷だってのは分かりました。『FINAL FANTASY LOST STRANGER』、リフレクトメイルが出来た経緯を半分ほど遡って主人公の視点から描いているが、何だ、リフレイクトメイルっていう誤植は? お膝元スクエニの雑誌でFFの作品しかもスクエニ社員が転生とかいうお寒い作品で道具の名前を誤植するとかあってはならないだろ。あと乳房のでかい女がホーリーに魔力を吸い取られて悶えていた。『魔女の下僕と魔王のツノ』、丸々告白シーンなんだがうまく出来ている、若かりし頃の回想から愛情の高まりを描いて、それからドンと告白をぶつけて、相手に復唱させる形で恋心を確認していくという手筈はまったく見事だった。ただ、薬で女になってる男は、男に戻ったらキスを嫌がるという普通の反応を見せるんだな、とも思った。『スライム転生(略)』、スライムシャワーみたいな回復方法、べしょべしょっぽいのによく喜べるな。とにかく戦闘が終わったので移動に入る主人公たち、褒美として隠密に動ける手配をしてもらったというところ。お菓子を渡すっていう何気ない友情、いいですね。あと職種でお仕置きしてるシーンあったけど、娘として見てないだろ。『英雄教室』、唐突に学園モノが始まる。まあ完全に学園モノにして、それから幻想を叩き割り、その幻想がみんなのプレゼントだったと知り、今のままでいいやとなる展開なんだけど、とにかく下着が黒いのは良かったですね、イメージ通りで。あと覗きキャラは現代の方が生き生きとしていた。『不徳のギルド』、コミュ障の方は女子トークでなんとかしてもらうとして、主人公はなんか神様が逃げたという話を聞く。結構伏線っぽいんだけど割とさらっと流す、なぜなら後半はエッチなシーンなので。相変わらず魔物が少女の股ぐらから魔力を吸うという完全にスケベに特化した習性を持っているため、ヒロインがことごとく犯されてて笑った。声が小さくてウォークライが役に立たないのも良かった。『無能なナナ』、重力使いの家から逃げ帰った翌日、その能力が使えないパターンが有ることを見抜く。一方賑やかしのアタックによって重力使いに悲しい過去があることも分かるが、殺すつもりで見ていると善なるシーンがフラッシュバックして固まってしまう、というのが今までの主人公に見られなかった行動だ。まあでも弱点があぶり出されているので重力使いは殺されちゃうのかもしれない。『私の神様』、神様の連載が出版社を通らなくなってきたから主人公の名義を使いたい、即ちゴーストライターにならんかと言われる。それってどういうこと? 大事な作品を簡単に? みたいな悩みがありつつ和室で悶々とするシーン、座布団を畳んで枕にするところがよかった。あと蛍光灯のシーンな。『俺の彼女に何かようかい』、盗み聞きした猫から問い詰められて一見こころない発言をした主人公が殴られたので一瞬シリアスなシーンかなと思ったけど完全に勘違いで猫土下座が入ったのでゲラゲラ笑った。結局真ん中を取るんだという強引でしかし主人公らしい提案を友達同士で考えてるときの実験好きのキャラの嬉しそうな態度ときたら最高だった。『裏世界ピクニック』、冒頭にまず主人公が裏世界に来ているシーンが映り、それからなんでこうなったかという回想。平たく言うとケンカをしたんだけど、それがいちいち料理の量に結び付けられているのが良かった、シリアスな展開だったからそれを和らげる意味もあったのかもしれない。まあしかし、確かに、完全に知らない人間のために命をかけるのは無理っぽい。『金装のヴェルメイユ』、今回は恐竜使いが狂ってしまって、一方主人公たちはお出かけしてディープキスという展開だったが、これだけで、かなり短かった。『ロクショウ!』、こっちの敵もディープキスで魂吸ってる! その敵が現れる秋葉原にまず主人公がヒロイン連れて遊びに来るという話。それと、ヴァーチャルアイドルの話が絡み合うけど、まあこれが「二人目」だよな。主人公がじぶんの歌の下手さを攻撃に使ってるのは笑った。ただ見開き、完全なる写真背景をそうと分かる形でドカンと使っていたのはさすがにどうかな~と思った。『ながされて藍蘭島』、相変わらず特訓につきあわされている主人公。抱きつかれたら力が入らないとか真剣な顔して言ってたけど、それはペッティングだからですよ! いちいちやらしいことをしているのは相変わらずだが、尻押すときにまったく分からないといった態度で一回押してみてからエッチだと気付くやつ、バカのエピソードじゃん。『エルフと狩猟士のアイテム工房』、この作品も何故か短かった。滅んだ都みたいなダンジョンに行くんだけど、その移動だけで終わってしまった。『弩アホリズム』、前回提案のレントゲンを生徒みんなで受けることに。謎解き要素が強いので展開自体がかなり謎めいているが、とにかくおばさん顔の偉そうなひとが何かを掴んで、変装能力のある人間を呼び出した、という展開が、ほかの日常と組み合わせて描かれている。そして結構メインに近かったそのおばさんが、どうも死んでいるという結末で謎は膨らむばかり。『俺杖P』、最終回。うーん不完全燃焼な最終回だな、個人的には面白かった作品なので残念だ。押し付け系のエロは受け付けなかったんだろうか、かなり積極的な描写もあったんだけど。完全に学園編から次へ出発だという展開で終わったのでぶった切りの打ち切りだった。第三勢力の影も仄めかして終わってしまったのでおそらくここを書きたかったのだろう。お嬢様キャラはこの学園編の前で入ったはずだし、そもそも魔王と調停する前後がかなり急展開だったし、なんか編集上の問題で横槍がどんどん入ってきたのかなと思わせるような展開続きだったが、最後もこのように不完全燃焼的に終わったのですごく残念だった。『僕と魔剣のワルツ』、ここから読み切り。これは武器化する少女と少年の物語というある意味スタンダードな話。人間の形をしたモノがダンボールで届くの、ダッチワイフシステムじゃん。武器化するときに血みたいにボタボタ落ちてるのは、死んだときの汚れと何か関係あったんだろうか? 戦いに敗れた武器の、普通の武器になりたい、人間のこころなんか知りたくなかった、という表現は良かったですね。『イビル・マーダー ~悪魔使いの悪魔殺し~』、これはアメリカらへんを背景にした物語で、副題の通り悪魔使いが悪魔を殺すという流れ。警察にガンガン絡んでいくというところは定番感が強いが、とにかく絵に力強さがあってグイグイ読ませる。殺さない程度に殺してるシーン普通に殺してるみたいでウケたけど、とにかくどんでん返しも含めてよかったし、周囲から忘れ去られる能力っていうのは主人公に得なんじゃないかと思った。『異世界転送、俺が乙女ゲーで救世主!?』、これはギャグ。題名が示す通り男なのに乙女ゲーの中に転送されて男と恋物語を演じないと戻れないという展開。相手の男がまるで女でも見るような目で主人公を見てきてるのが笑えたし、抱擁も普通には無理だから部活みたいに抱きついてバンバン叩くというのが割とまともな解決方法で良かった。後半の嫉妬してくるキャラ、普通に攻撃してきててゲラゲラ笑った。これら読み切り三本、特に最初の奴は非常に強く続きを意識した構成になっていたのが気になったな。このギャグ漫画もかなり続きがありそうな感じにされていた。以上です。