ぐ戒

なんか耳が汚染されてる気がしてきたので耳栓しているのにこんなことになるんだなあとうなされながらポッドキャストを聞いていたら複数のつぎはぎ音源で各所からダウンロードしないと正確に聞くことができないので逆にひとつだけ剥がして聞いてみたら早送りノイズみたいになったしこれは素材としてもらっておくことになったんだがポッドキャストの中では緩慢なゲストが喋っていたので大層つまらなかったし終わったのでテレビを見ていたらボーッとしてて鉄を食ってたので吐き出したんだけどもしかして今までずっと鉄を食ってたのかなと思ったら怖くなったし懐メロ番組も画面がチカチカし始めたので怖くなってきたがこれはどうやらおれがリモコンを足で踏んだ結果高速でザッピングされてるだけだったようだという夢を見た。これは十一時前の起き抜けの夢で、耳栓してるっていう意識があったのもすごいけど、夢の中で鉄食ってるときマジで気持ち悪くて、起きてしばらくは不快な気持ちだった。さすがに今は消えたけど一日中残るぐらいの気持ち悪さだったし夢ってやつはすごい。あと、家族が犬を飼うするとか言って突然もらってきたので猛反対したんだけど押し切られてしかも散歩行くことにしたんだけどおれはリードを長くして自由奔放にさせるのが嫌なので短く持って後ろにつかせるようにしたらすげー元気ないフリされて家に帰ったらジタバタとわがままに振る舞ってもいたのでこんな犬飼育するの無理だろ誰が責任持つんだよとかどうするのかと再度抗議したら家族は放し飼いにするとか言って窓から放り出したけどあっさり車にひかれたかと思いきや元の飼い主に救われて毛皮が持っていかれただけでまた戻ってきたのでみんながみんな一体どういうつもりなのかと混乱してきたが家族にとりあえずペット用品だけは揃えろと言って家を追い出してパソコンに向かい何をするでもなく今後どうなるのかと考えていたらウェブサイトと本棚の本の背が汚れ具合まで全く一緒なことに気付いてテンション上がる夢を見た。これも猛烈に覚えていて、そのせいでこの日、古書店から帰ってくるときに柴犬みたいなのを見たんだが、毛皮がえぐれた様子を思い出して若干気持ち悪くなるなどしていた。正午過ぎの起き抜けには、パソコンが一秒触らないだけでスリープするようになってしまったので不便だし設定を変更しようとしても待ち時間でスリープするし打つ手がないので再起動したら今度はマックになってしまって画面の半分を覆うドックが右から出てきておりそのドック内で放送されていた映画の予告編はシリーズの悪役が次のシリーズの悪役に殺される連鎖が延々と続くものでその最後の奴は人間を刺し殺したあと剣を投げて指をペロリと舐めるほどの悪さなのでどうやったらアンタがひどい目に遭うんだと質問したら次は命綱なしで頼むぜと返事される夢を見た。これも割と記憶に残っているな。こんな映画を見た記憶はもちろんないのだが。
なんかタイ人の大富豪が娘の結婚相手になってくれた男に大金と車十台と家を一軒、そのほかにも色々プレゼントしてくれるってんで応募が殺到してるみたいなニュースを見た、景気がよくて楽しそうでいいなあ。でもドリアンビジネスに詳しいことが必須条件と書かれていたので、これは日本人にはなかなか厳しそうな内容だと思った。記事には「娘と結婚する男性には娘を提供」などと書かれていたので、なんだ、なぞなぞか? とビビってしまったが、まあ東南アジアニュースなので書き間違いか何かだろう。もう一体同じ娘をプレゼントするような世界だったらそれはそれで面白いのかもしれんがまだそういう技術があるとは聞いてないし。今日はもっぱら、ゴーンていう偉いひとがようやく保釈されたというニュースが流れていた。出入り口にカメラを付けるとか言っててびっくりしたけど、出入り口にカメラといえばあのサウジに暗殺されたジャーナリストだな、あいつの事件どうなったか気になったし検索してみたら、アルジャジーラにカショギ氏はサウジアラビア領事館のオーブンで焼かれたと書いてある、らしいとツイートしているひとが複数いた、おれは英語が読めないがすごい話だ、やはり暑い国の殺人は荒々しい。
今日はやっとお出かけして、まず新竪の方面へと向かった。以前、ガレージで数学の本を買い逃して、三巻立てだったのでまあいいやと諦めていたんだけど、そのうちの第一巻だけがガレージの半額つまり百円で売りに出されていた。一巻だけでも充分役に立つ、かどうかはおれの数学的能力が低過ぎて分からないんだが、少なくともあとの巻がなければ内容が分からないという代物ではなかったので、しっかりと購入させていただいた。それからその話題にしたガレージへと向かう。ここでは、こないだ買わずに置いた漢語の本が、どうもめちゃくちゃ良さそうだと今になって気付いたので、これも購入した。ただこの本はめちゃくちゃ汚れている。そこで帰宅していつものように少し湿らせたティッシュで入念に拭きまくったんだが、拭いても拭いても汚れが出てくる。こんな本は久しぶりだったので若干引いたが、それでも磨いているうちに汚れが薄くなってきたので、ついに汚れが完全に出なくなるまで磨き切ったら日が暮れていた。ちなみに今日のセフレはシドニーの再放送なので特に書くことがない。そもそも欧米豪の再放送はつまんない、生活圏で生活してなくてつまんないのでやるなと思っているが、オーストラリアってそこまで多く行ってないはずなんだ、それにもかかわらずシドニーだけ何度も再放送してくる、その意図はなんなんだ、せめて新しい土地に行けよ。文句がありつつも横目に見るぐらいのことをしていたら、ケーキ職人が作る東洋人の目が細かった。これはポリコレ的にはセーフなのですか? 奴らの線引きが本当によく分からないな、もし本当にある身体的特徴であるならばデフォルメしていい、という条件があるなら、黒人の唇を分厚くしても良いはずだ。つーか、ポリコレ国アメリカで本当に唇が分厚い黒人を絵に描きたい場合ってどうしたらいいんだろう、わざと薄く描くのかな? それとも「このひとは本当に唇が分厚いのです」と注釈を入れるとか? それはそれでヤバいっぽいな。似顔絵、書けないんじゃないか。