ぐ戒

中国大陸の市場で何かパクろうとしたけどひとの目が多くて無理だったし近くの晴れた橋の上で知り合いとボールを使って適当に遊んでいたらそのときから背後に気配を感じていたんだけどいざ車で帰ろうとしたら運転席に見知らぬムキムキの男が入ってきてどかないしこいつはナイスガイなのだが下手に逆らうと殺してきそうな雰囲気もあるのでとにかく運転してもらうことにするとなぜか後ろから警察がニコニコしながらある程度の距離をとって追いかけてくるし理由もわからないので怖がっているとだんだん距離を詰めてきてなおもニコニコしてくるし運転席のナイスガイにはおれが女神に祈るとワープできることがバレているのでアレを使えと強い調子で言われてその能力は着地点が選べないことを説明してももうスーパーマーケットの行き止まりに差し掛かってる早くしろと脅されたので祈りを捧げるとピンク色の光に包まれて森の中に道が通ってる場所に投げ出されたんだけどこれは家の近所だと気付いたのでひとまず高床式の自宅に寄り着替えを揃えていたらいつの間にか三人目のメンバーとして女が加入していてそいつがどこからか折り畳み自転車を回収してきたしおれも緊急時なので鍵を無理やり引きちぎって親戚の自転車をゲットした上で先陣を切って未舗装の道路を進んだんだけどここは車より自転車の方が進みやすいのでおれがどんどん先に行って周りの風景もどんどんインドっぽくなってきて浅黒い肌のひとも増えてきたし道の合流点が少し空地になっていたのでそこに自転車を停めるとワゴン車は三人目の女が担当することになっていてナイスガイは車から出てくると服の下に折り畳み自転車を隠すというバレバレの状態になっていたしおれたちは腹が減っているのにむしろインド人の方が食べ物をたかってきたので盗みを働かないと生きていけないことを鑑みると警察に捕まった時の練習をしといた方がいいのかもしれないとイメージトレーニングを開始する夢を見た。長い夢だったのでよく覚えているが、ものを盗むだとか親戚の自転車をパクるだとか警察に捕まることを前提にしているとか、とにかく倫理に欠けた夢だったな。午前九時半の起き抜けには、いくらなんでも未来の問題は分からんやろと言っていたら占い師が波線を従えて向こうからやってくるんだよと説明し始める夢を見た。起き抜けには、お菓子を作るやつの背景から宇宙を抜かれて身軽になってる夢を見た。これらは両方とも覚えてない。後半のやつはタイプミスをしていたので余計に覚えてないどころか正しい表記はどうだったのかさえも分からない。
今日は天気が悪いのだから出かけないでおこうと思っていたんだが、そういう日に限って出かけられそうな天気なのはなぜだろう。天気はおれのこと嫌いなのかな。まあ嫌いっぽいよな、おれもあいつのことが嫌いだし。しかし出かけられるというそのチャンスを、昨日からの予定を理由に棚上げにするほどバカじゃない。だから気温はめちゃくちゃ低くてつらいkでも出かける準備をした。ところで本日はインターネットの揉め事が原因で時間がなくなったが、それ以外にも、ファイヤーフォックスの設定をいじっていたという原因がある。広告を消すかどうかというのは倫理と利便性を天秤にかけなきゃいけないところで、別に広告は出てもいいけど、操作を邪魔しなくて、かつはっきり広告と分かるようにしてあり、さらにトラッキングをしない、という条件をつけるとどうなるかということを試したくなり、広告ブロックアドオンとファイヤーフォックスの基本機能、つまりトラッキング排除機能を比較してみた。するとトラッキング防止だけで半分以上の広告が消えてしまった。これはつまり多くの企業側が無駄な追跡をしているってことでしょ。なんでただ広告と分かる(ダークパターンでない)広告を、広告以外の(追跡)機能をつけずに出すという簡単なことができないのか。それは企業が汚いからだ。だからおれは広告を消す。なんで見たくもない広告を普通の記事と誤認するような形で出されてしかもクリックしちゃったらデータ回収とかされなきゃならないんだよ。同じような理由でおれはほとんどのクッキーを毎日自動で消してる。
とにかく天気がマシだったので出かけた。まずまんが雑誌を予約して、その後古書店に行こうと思ったんだけど、自宅のコーヒーがなくなりかけていたことを思い出したので踵を返してスーパーなどを巡ることにした。生協にはキーコーヒーの缶が賞味期限間近ということで安売りされていたけど、缶はちょっと取り回しが面倒だ。他のスーパーも回ってみたけど、ここもやはり、容量だからしばらくアラビア数字を使うが、1g2円程度のものが最安値のラインだった。ふーんこんなものかと納得するわけだ。そこで結局やまやでコロンビアストレート(豆)1kgと浅煎りブレンド(粉)500gを購入したんだよね。コロンビアストレートはもともと1kgパックがないのかそれとも仕入れてないのか、分からないけど昔から存在しない。だから1kg買うとまとめ買いより100円ぐらい高くなってしまう。それでもおれはそろそろブレンドじゃなくてストレートに行きたいのだし、ストレートをこんな安値で提供してくれる場所を他に知らない。ちなみにコーヒーの袋のデザインが変わっていたので値上げかなとビビっていたけど値上げではなかった、ただし450gは500gに戻した上で値上げしてあった、これはシュリンクフレーションを取りやめた正しい値上げなので歓迎する。シュリンクフレーションをやめられる企業はいい企業ですよ。で帰宅して、まだモカブレンドが残っていたのでそれをいれていたら、ドリッパーの中でペーパーが傾くという新しいタイプの失敗をしてしまったのでコーヒーが全然出て来なくて全体的に味も落ちてしまった。次からは気を付けるようにしよう。
セフレこと世界ふれあい街歩きはフランスのアビニョン。前も行ったところに行ってますね、再訪問ですわ。まずバスを降りて城壁に囲まれた旧市街へ向かう、街並みはそれほど古くなくて、むしろカクカクした感じが社会主義的な雰囲気を漂わせる。カフェを抜けると猫を乗せた手回しオルガンがあってかわいい~というノリだ。道の合流地点には恐ろしく汚い岩があったんだけどこれは十二世紀の城壁だという説明が入る、そういうものを残してあるんだと、なぜならこの街はその昔法王が来て発展したんだけど、その前まではここまでが街だったんだよということを示さないといけないから。昔は新旧ふたつの城壁の間に川が流れていたらしい。じゃあ法王が敬われているかというと、路地裏に法王ビンゴみたいな壁画があってそうでもなさそう。で公園から古い建物を抜けたところが開けていて、ここでは詩を作る会合が催されている。ここは「小さな天国」地区と名付けられており、なぜ天国かといえばかつて天国と庭は同じ意味の言葉だったから。まあそれで愛の詩を作るんだと言われてもな。ここで、えーっと、おいおい、これは昔の日記見て思い出していたけど、岩山をくりぬいて作った道は前回のアビニョンでも映しただろ!! ここで一気にテンション下がってしまった。前と同じものを見せるなら前のやつを再放送すればいいのでは?? マジで意味がわからない。とにかく法王庁から街を見下ろすシーンになる。有名なアビニョンの橋は途中で切れているが、これは通行料を取るために元々半分しかなかったもので、法王庁が出来てからその法王庁まで延ばされたとのこと、でも氾濫で何度も壊れてその度修復していたら資金が底をついたので最終的に放置されたらしい。路地裏に落ち葉の絨毯(というほどでもない)。ここを通るとアビニョンで一番広い個人の庭、一応民宿らしいが金を持ってそう、犬が金持ちの犬だぞ。だいたい、民宿にあるのは生活じゃないんだよなあ。民宿紹介みたいになったので特にこの辺の感想はない。その次は壁画の修復の練習として騙し絵を書く生徒たち。ルネ王の家が修道院になったものが染物工場になり、今は修復学校になった、染物工場がすべてを台無しにしてないですか? グルメコーナーには中世オタクが出てきて、街中でドンドン太鼓を打ち鳴らしている。本当に中世オタクなら街で無差別にでかい太鼓をドンドン鳴らしていいのか? ここでガキどもが出てきたがすれ違うだけ。その近くのシャンソン教室には着飾ったドライフラワーみたいなババアが大量にいた、あっちでいうシャンソンのイメージって民謡みたいな感じなのかな。その次に出てきた洋裁学校ではバナナの皮とパイナップルの葉っぱを使い服を作っていた。ブラジャーだよとか言ってるけど腐った葉っぱみたいなもので出来たブラジャーを素肌に直接付けたら肌ズタズタになりそうだし変な病気になりそうだ。寄り道コーナーはポン・デュ・ガール、逆さに映る橋を見に行くので街の描写がない。橋の永遠の繁栄を願って強さの象徴である男根を描いたが後世のひとが野ウサギと間違えたというほのぼのエピソードが紹介されていた。フランスの男の股間には野ウサギがぶら下がってるんだね。街歩きに戻ったけど、その水車は、明らかに前回のアビニョンで見たもの!!!! だろうが!!!!! はー。そこを過ぎると日没、夜ニョンの店ニョン。人生においては誰もが詩人だよとか言ってる奴がいる?! うるせえ!!! 正体は天国という店で詩にかこつけて酒を飲む奴らだった。で、終わり……。おい法王、これで終わりなのか……?
それでは少年ガンガンの感想を書きます。次号から、昔はオンラインで吸血鬼のまんがを書いていた作者の、携帯向け媒体で発表されていた作品が本誌に「格上げ」になるらしい。確かに本誌で連載してなかったのにカフェの詳細がお知らせされていたりするなど、今までも不審な点はあったが、だからといって人気作品を本誌に吸い上げるというのは、ばらかもんと一緒なパターンじゃないか。マジでズルいと思う。せめて作者の収入がドカンと増えますように。『ヨシノズイカラ』、まんが家になる前は田舎でどう暮らしていたかという描写。田舎が田舎であることを知らずにはしゃいでいた流れで笑った。しかしこう、あとでも出るんだが、まんが家と社会は厳しいみたいなものを前面に押し出されるとちょっと困っちゃうんだよね、夢がないから。『私の神様』、雨と猫に関する切ない思い出。主人公(女)は転生前の過去に猫だったことがあるので同居する「神様」が猫に向ける優しさが深くしみるんだという儚さがありつつ、写真撮り返しという茶目っ気もあり、かわいい。もうちょっと日常的に進行すると思っていたけど、意外に早々とストーリーめいた展開になってきたな。『とある魔術の禁書目録』、ダークサイドというわけでももはやないのか、サブキャラというより三人の主人公体制らしい。だが今のところ目立っているのは格の高低を主軸に置いたドンパチを繰り広げる能力者側だ。かっこいい名前がバンバン出てくる。『ロクショウ!』、見せパンが見せるためのパンツというのはお決まりだが破壊力あるお色気だな、はじらいも兼ねているし。東京で五人いるという許婚を探す流れだが、ヒロインガ全裸で来たり全裸にされる変態男が出てきたりする。ここで作品冒頭のユーチューバーに繋がるっぽいな。女だ。『英雄教室』、とりあえず新ヒロインが入ったので風呂シーンという分かりやすいお色気で素晴らしい。でなんで風呂にいるかというと、みんなに主人公が勇者だとバラしていいか探りを入れるためだが、そこを褐色巨乳に見透かされつつ、ペッティングという役得。『スライム転生(略)』、ベルゼブブを倒すのだが分裂というか全部一気に倒さないと母体が分身の中を移動するので、主人公たるスライムはその分身を飲み込みかけたまま別の分身を倒すというミラクルプレイ。しかし「今見せた魔法はお前に向いてる」ってJ-POPみたいだな。あとスライムの色が赤くなったらしい、白黒のまんがだから分からないが。『ベルゼブブ嬢のお気に召すまま。』、前のまんがでベルゼブブ倒して、この作品か……。サキュバスの性的な戦いは終わりそうもないし相手もニブいのだが、発狂してたらアイドルになれた、と思いきや、という展開でコメディーが極まっていた。魔族が発狂してても普通っぽいのでズルいよな。『俺の彼女に何かようかい』、主人公に迫る魚の妖怪! 割と思わせぶり、つまり殺すんじゃないかと思わせといて実は自らの髪をナイフで切って薬にするという献身、なのだが、髪はすぐ薬で生えるらしいので肩透かし感があってよかった。でも料理に入ってても嫌な髪の毛を、薬にして飲むのか、難易度高そうだな……。『裏世界ピクニック』、駅の章終わりなので脱出のくだり、最後らへんの電車内でひとが殺されてる幻影ってのは実際のホラーに合わせてあるのかな。最後もホラーらしく、通じていた電話は狂わされていた、という流れ。謎は謎のままっぽい。『不徳のギルド』、カラーで掲載位置も上がってきた。今回は珍しく拠点を離れる、移動手段がバスっぽいのウケるな。女の子の新キャラが追加という風情ではあるんだが、立ち退きを拒むジジイが色仕掛け受けるつもり満々だったのが面白かった。『魔女の下僕と魔王のツノ』、もうすっかり魔王と仲良しだな。ところで主眼は恋バナなので、サブキャラ組は知らない男が女をまさぐるという妄想シーンが生々しく出てきてて良い。一方主人公組は男のオレも見てくれみたいな激甘展開だし、サブキャラ組はラストで青姦っぽい流れに。『エルフと狩猟士のアイテム工房』、呪いの話の続きだが、入手した呪いのアイテムで相手役の呪いを見にいく。どうも放っておくと植物人間になってしまうということが分かるんだが、自己との対話で相手を想う気持ちさえあれば大丈夫という成り行きに。毎回思ってたんだが、途中で出てくる数式ってある程度は正確性を持っているのかな。『無能なナナ』、前半は暗躍する政治の話。要するに政治が諸悪の根源、若者は踊らされてるだけという構図なのかな。後半は新規の標的を抹殺しようかという話だが、新キャラの監視役に主人公がせっつかれて無謀にも突撃してしまうという流れ。監視役、あんまり監視できてないけど元々こういう奴なのかも。『梅衣堂ひよと旦那様の野望』、カラーだが、衝撃の第一話をネットでみたいなことが書かれていて、いやギャグだろ初期はと思ってしまった。今はかなりシリアスではあるのだが、それでも敵を小馬鹿にするような主人公の立ち居振る舞いがあるので良い。こないだの汚い液体も推理に役立っていて面白かった。『旅とごはんと終末世界』、サブキャラたちのサイドストーリー。じぶんの記憶を探しにきたその先でアンドロイド同士の緊迫シーンなどがあるが、人間という立場を使って戦いを収めていたのが鮮やかだった。ただし料理シーンは今回なし。やっぱり主人公たちはすごいねという話になる。『金装のヴェルメイユ』、ヒロインである悪魔の身体測定を主人公がやっちゃうことに。まあ当然脱ぎますよね。その王道お色気も良かったが、サブヒロインもそうなることは予測していて、全裸かつ透明になる薬を再度用いて忍び込む。その結果イチャイチャを目撃して「あいつら何してんの」って怒るんだけど、お前こそ全裸で何してるんだって状態だったので爆笑してしまった。あれって乳首押されたんだよね? 『戦×恋』、こっちはこっちでペッティング全開だ、少年誌なのでセックスできないもんな。 サブヒロインがエッチしてして感満載で迫るところで密着したり誘ったりするんだが、最終的に今好きなのは本当に主人公だよってところに落ち着くのがうまいと思った。最後に名前で呼ぶのも良い。『弩アホリズム』、とにかくあのエグい球体がないかどうか調べるために後日身体測定をやります、といった通告のあとに、主人公たちは再度幻覚を見て黒幕を探すことに。死体損壊シーンを凝視せよというのはなかなかツラそう。「母」が焼き付いてしまった主人公が何かヒントを得たようであった。『ながされて藍蘭島』、確かに最近メインヒロインが周縁に追いやられている感じが強かった、今回はまさしくメイン。まあ未だにといっちゃうとそれまでなんだがヒロインは押しが弱いので特訓、と見せかけてどうも主人公と軽めのデートみたいな雰囲気になる。鬼ごっこで捕まえたらしばらくハグってペッティングですよね? 『俺杖P』、自らの影を使われたことにより、ついに主人公が覚醒するといった流れなんだが、えっ次回最終回なの……。何かと急展開気味な作品で今にも終わりそうな感じモリモリではあったが、学園編みたいなのがスタートして、そのさなかに肝試しをしている、そこで最終回なんですか?? 今魔王軍と調停中なので、何どうやっても打ち切りっぽく終わってしまうのでは……。『アンリエットと森の怪物』、読み切り。怪物たちと人間の女の日常を描く。最初に人間それ自体の儚さを描いて、最後にその人間を必ず迎えに来ますよ、で閉めるのが巧みだった。展開はなんか読み切りなのにオムニバスだったな。巨大生物への愛情が垣間見られる展開が良かった。『魔王遺骸前居酒屋、口コミ評価☆3つ』、魔王が死んだので普通に居酒屋経営して働く話、娘の存在が常に軸になってる。相手も魔物とはいえ、基本的には交渉で立ち退かせるつもりなのが笑える。あと魔族でも大量のゴキブリ食らったら発狂するんだな。悪い奴らの居場所に乗り込んで成敗するくだり、どんでんどんでんどんでん返しみたいに何度も状況がひっくり返っていた。最後のアレなんだろう、魔王の骨は主人公が操れるってことかな? 以上です。