ぐ戒

公道で自転車をぶっ飛ばしてたら潰れたコンビニ跡地のある十字路に差しかかったのでここ夜中走るとき唯一の明かりだったから今後は真っ暗になりそうだなあと怖がりつつその十字路を曲がったら一車線に二台の車が無理矢理通っていてそのうちのトラックの方に激しく幅寄せされたしムカついていたところで寂しくなった通りに突入したんだけど突如ラオス語が並んでいておまけのようにタイ語クメール語も書いてあったのでわざわざ店の少ないこんなところに集結してんのかいやそういう場所だからこそ家賃が低いのかなどと考える夢を見た。これは近所の、かなり昔におもちゃ屋があった通りとそこを左折した箇所と見た目が完全に一致していたんだけど、そこで外人を見かけたことはただの一度もない。あと夢をメモする夢を見たので、わたし頭のいい女だからテストとか楽勝だしっていう起き抜けの夢を忘れたし、途中で変な卵が割れたことしか覚えてない。そして今この内容を見ても何がなんだかさっぱり思い出せない。
出かけるつもりだったので、天気予報が約束した晴れってやつがなかなか来ねえな〜、と悪態をついていた。でも、昨日の雨予報は予報から四時間も早く雨が降ってきたんだから、おれがこう思うのもある意味仕方ないといえるでしょ。いくら天気予報が難しいものだといってもここまで外れるとムカつくぐらいのことはあってもいいはずだし。出かけるまでの間にインターネットニュースを読んでいたけど、丸刈りという体罰みたいな記事があったので注意深く目を通した。丸刈り強制が体罰なのは当然なんだけど、「丸刈り = 気合を入れる」という概念もまた残っているし、そうである限り「気合を入れさせる = 丸刈りにさせる」という行動はなくならない気もする。反省の意味もそうかな、とにかく丸刈りは単なる丸刈りであってほしい、多分今の世の中って女が髪切ったぐらいでなんかあったか質問するのダメな世の中でしょ、じゃあ丸刈りにも意味を持たせたらダメだろと思うんだがなぜかそこは正当に行われている。一方金沢は、熱いソフトクリームを開発していた……! つーか記事に、その熱いソフトクリームにデジタル温度計を突っ込んでる写真が掲載されていたけど、その画面に90という数字が表示されていたので、いくらなんでも熱過ぎるだろと思ってしまった。そんなのお茶でもちょっとずつ飲むかちょっと冷ますぐらいの熱さじゃん。ベロ殺す気か。あと、出かける直前にとても良いファイヤーフォックスのアドオンを見つけてしまったので、興奮で少し出かけるのが遅れてしまった。
今日は街の方へと出かけて、遠くのブックオフ、ガレージ、マンションの順で回ったが特に欲しいものが何もなかった。このため若干ナイーブになってしまった、まあこの季節はしょうがない、外が暗くなって寒くなるんだし、ある程度の落ち込みはあるだろう。おれがナイーブになるっていうときはだいたい労働圧を受けているときなんだが(早く労働が消え去りますように)、今回は別に家族から受けているというわけではなく社会から漫然と圧を受けたような状態だった。夜はテレビのニュースを見ながら夕飯を食べていたけど、ちょうど地元ニュースで北朝鮮の木造船が来た時の訓練が放送されていた。「どこから来た?」「北朝鮮から来ました」というやり取りを展開していてゲラゲラ笑ってしまった、日本語で話すなや。まず日本語で喋りかけてるのがおかしいし、相手も日本語で応じているのがなおおかしい、一番おかしいのは、日本語で返事されたらむしろ工作員を疑うべきなのに、特にそういう流れにはなっていなかったところだ。そのあとも、社会の分断が進んでいるというアメリカで、アメリカ人のババアが「あなたたちは本当にバカ!」って叫んでいたので非常に良かった。さらにはリベラルがメイクアメリカグレートアゲイン帽子を焼いてたし、やっぱり右派も左派も相手の象徴を焼くという暴力を加えるんだな、対話で解決っていうのは嘘なんだ、としみじみ納得するなどした。