ぐ戒

午前六時半の起き抜けには、外国にファイルをアップロードすることでまず英語のクレームに耐えさせる夢を見た。どういうつもりの夢なんだろう。完全に分からないな。でも英語に対する漠然とした憧れがあるということは分かる。起き抜けには、数式を日本語に直して検索するも手が震えてまともに検索できないしそうしている間に出かける時間が来てしまったのでマイナスの累乗の意味も分からなかったなと残念に思いながら出かける夢を見た。マイナスの累乗は夢の中で正しい結論が出ました。何? 正しい結論て。これもでも、数学に対する漠然とした憧れが表面化しちゃってるよなあ。
結局のところ昨日のPDF変換は、ほぼ劣化なしですごく容量が削れたので良いアウトプットだなと感動した。輪郭強調抜こうかなと思ったけどそのままでいいや〜みたいなことを考えていて、今でもそう思っているのだが、問題は今このように理解できていることが、おそらく後で日記を読み返した時に何も分からなくなっているであろうということなんだよね。でもまあ、じぶんで日記読み返したことなんてほぼねえし。結果としては、デジコこと国立国会図書館デジタルコレクションの、もともと白黒二値だったファイルは、そもそもの巨大さを差し引いてもサイズが十分の一になり、見た目上の劣化はほぼないという形に収まったので、非常に満足した。ところで、さてと、天気だよ天気、おれは今日雑誌を取りに行かねばならない、天気予報は晴れだったはずだが、レーダーの様子を見るとヤバい、予報の当たる気配がしない。予報が当たってないというか、降水確率と雨雲レーダーの様子が一致してないのだがどういうことなのか、直前で降水確率をかけられるのは嫌だけど、こうやって何もしないのはもっとダメだろ、もちろん一番いいのは天気予報を当てることだが。とにかくおれは出かけなければいけないわけで、おれは天気を信じるし天気もおれを信じろという形で無理矢理納得させて、出かけた。
だって福井県の降水量を見たら既に計測されているんだよ。これで出かけなかったらアホじゃん。そう自らに言い聞かせながら出かけたクロカワであったが、玄関先で既にポタポタと細かい雨にあたってしまう。ファック! しかしもう進まなきゃいけない、ここでぐずぐずしてさらに雨が強くなったら目も当てられない結果になるので、最大の力で自転車をこぎ、本屋へ向かった。予約していたまんが雑誌を受け取り、取り乱したように帰宅。結局少し濡れただけで済んだが、おれは濡れることを想定していなかったためそれなりにキレた。帰宅後は、字が細かすぎてガンマが足りなかったので足してもう一度変換だ〜とか、字が細かすぎるPDFはDjvuしないでそのままPDFにまとめた方がいいかもな〜とか、またもPDFにかかりっきりになってしまった。この辺神経質になる癖があるので良くない。神経質になったが最後、終わりのない迷路に閉じ込められてしまうことは言うまでもないので、これ以上軽量化できるかもしれないが時間を浪費するだけだと、いいところで見切りをつけて、ストリートビューなどをして余生を楽しんだ。
それでは今日は雑誌が二冊あります、二冊とも今日中に読めたわけではないが感想は今日の分で書く、まずガンガンジョーカーから。なんと千二百ページ近くもあって非常に読み応えがあった。コスパコスパ言いたくないんだが、これより三十円高ビッグガンガンのページ数がこの半分程度だということを考えるとさすがにキツい。『ハッピーシュガーライフ』、アニメ化でブーストかかってるのかと思いきや、今月は自家製結婚式で終わってしまった。がっつりキスシーンがある。『お従兄さんの引っ越しの片づけが進まない』、ライバル登場の一挙二話掲載。正体が分からない段階の一話目、妹(主人公)の狼狽というか自己完結ぶりが面白い。二話目はその正体が安心材料だという話で、腹を揉むあたりレズかなと思いきや、最後にライバルだと明らかになる巧みな展開。『怪人麗嬢』、怪人インスタ蝿、微妙に古くてウケるけど、意外にいい動きしててもっとウケる。名前以外はかなりシリアスなのだが、真面目な顔で耳に息吹きかけというのギャップあって良かった。『ラグナクリムゾン』、全開の時間巻き戻りから再び「未来の回想」になる。この未来って一度はあり得た未来ってことだよな。とりあえず本編との密接な繋がりがまだ分からないので今のところ箸休め感もある。『死神のラメント』、読み切りが連載化したんだけど、読み切り時よりショタ感三倍ぐらいになってて、のっけからショタ全裸、ショタ学校、発情して全裸で絡み合うショタ、そしてキスとやりたい放題ですごいししかも相手が極度の暴力で死ぬ。レズへの対抗枠か?? ねばねばした情念が渦巻いていて良いと思った。『事情を知らない転校生がグイグイ来る。』、いじめ表現としてありがちなバリアに対する解釈など。比喩としての死神を比喩なしで受け取ったのと同じ手段でバリアも扱う背後で、若干のデレがあるのがかわいい。『賭ケグルイ双』、野球拳決着。読者にはすべての裸が見えているのだが場は緊迫している。でも負けた相手が乳房放り出して怒鳴り込んできたのは痛快だったな、あれは本当にいい。『ラブコメ(物理)』、力が強いことの表現として木を根っこごと抜く描写があってそこで爆笑してしまった、バランス感!! あと後半のハサミを持つリアルな手もすげー怖くてゲラゲラ笑った。『齢5000年の[……]』、実は相手は淋しい奴だったので、同乗して特訓をしてもらう話。特訓になったら急に性格が変わる上、カスほども報われないのが面白い。最弱はしっかり最弱なんだな。『美少女菩薩ミロクちゃん』、世直しというより救いを求める人間を滅ぼす、笑ゥ系列の流れだったんだけどここで本家の仏たる味方と敵対してる、最後の肉塊からの復活はパワーがあったけど、全裸でワープさせられるのはちょっと切ないな。『ジャヒー様はくじけない!』、ガキ形態はまだバレてないのか、施しを拒否するりりしいお姿を披露。後半のダイエット、ロデオマシンは明らかに分かってやらせてるだろ、ウケる。『恨み来、恋、恨み恋。』、巨大な回想に突入、猫の母親がいかにひとを好きになりそして殺しに走るかを示すものだが、殺してる時の罪悪感がゼロっぽいのが狂っててかっこいい。『渋谷金魚』、総力戦が続いてるがいよいよ最終章、みんな集まれみたいな感じになってきた。スタンガンどういう仕組みなんだよ。友情物語なのがすごいな。『僕が僕であるために。』、柱のアオリに「片思いの連鎖」って書いてあったけどそうなん? 確かにそうだが、なんかネタバレされた気分だな……。そう考えるとこの作品の初回辺りの否定回想も理解できるが。入れ替わり欲望に負けそうな描写が悪魔っぽくて良い。『よなかのれいじにハーレムを!!』、前回のキャラが橋渡しとなってる展開が巧みだが、軸はスマホのゲーム。ここでさらに新キャラだが、先輩キャラでおっとり系、いかにも原作者ぽく、かつ笑い方も原作者の雰囲気が作画でがっつり伝わってくる感じだった。しかし薬はヤバそう。『蝶撫の忍』、全軍がぶつかり合う展開でさらに連鎖的、この辺は弱肉強食っぽいがいきなり全員で潰し合っていいのかという感覚もある。かなりの期間、主人公の立場がないので、今は冬眠機関なのかな、ヒロインが強くなって帰ってきた。『弱キャラ友崎くん』、友達を作ろうとして無理に話しかけて空振りしちゃう、その冷たい反応が痛いほど分かるいい描写ですね。相変わらず教科書みたいな雰囲気はあるが。『メイのメイデン』、主人公グループ、あれだけ冗談が分かりそうなのに、オナホ付けられた全裸男性が磔になってるの見て笑わないのおかしいでしょ、その後は悲惨だが。あそこで爆笑してしまった。『久住くん、空気読めてますか?』、かなりシメっぽくはあるんだが、おそらくは相思相愛状態の中、たこやきを焼く主人公という流れ。逃避の際にどっちを取り合ってるんだとなっていたのが面白かった。『ヴァニタスの手記』、半回想、というか回想シーンの使い方がうまいな、現実とうまく交錯している。脱ぎ脱がせのシーンの勢いと気まずさもニヤニヤしたし、最後の吸血シーンも若干のエロスがあった。『七帖一間と悪魔のペット』、これGFじゃないんですか? と思えるほど女が男に襲われる話。男は魔界から来たのにこたつの概念を瞬時に理解していてえらい。酒臭いキス、確かに気分悪いかもな、ウケる。『乃亜ちゃんと方舟珈琲』、面接に落ち続ける主人公、つらい……。これは題名の通り不思議な珈琲屋というか喫茶店に入って云々という流れではあるが、ハンカチの匂いを決め手に持ってくるのが巧みだった。ただなんかファンタジーな動物? については説明がなかったような。『賭ケグルイ(仮)』、BARの雰囲気ってなんだよと思ったけど、じゃがりこを煙草みたいにして食うのウサギみたいでかわいいね。髪型アウト食らうくだりでゲラゲラ笑った。『遺書、公開。』、二位がバレたあと、それでもお前らは名前だけで信じただろうがという断罪、増長からの断罪返しという展開が見事でしかも痛快だった。しかも終わりにはちょっと狂ってるキャラを差し込むなど入念な展開で非常に良い。『そらいろフラッター』、大人のゲイ再来、こいつしょっちゅう来るから一番危険なのでは? いかにゲイといえども未成年ばっかり相手にしてるし。とにかくそこでもはやノンケではない主人公が軽く痴話げんかみたいな状態になる。いいのか? ヒロイン置き去りだぞ?? 『賭ケグルイ』、今回はまあ薄々分かって達ことではあるが主人公の、ハァ? 負けたい? みたいな態度が一番のキモであり盛り上がりだな、そのために大感動させてたわけだし。ただ相手も相手で一応普通に勝つつもりではあるんだな。『マジカルテーブルクロス』、締めのアオリ見てたらそろそろ最終回みたいなんだが、重版どうのって文言あったのに……。今回は天使像をぶっ壊してしまって弁償するくだり、どこでメシ関係するんだと思ったら直球でフィギュア付き菓子だったのでウケた。『ソード・オラトリア』、一応メインは犯人捜しで、実際そのように動くのだが、暴力シーンが目立つし、実際ラストを見るとそっちが軸だった気もする。しかし褐色ふんどし女神様はマーニャにしか見えないよな。『MAFI-MAL』、受賞作読み切り二連発。この作品は主人公以外獣人、いや最初のタクシー運転手は人間かな、でもほとんどが獣人。とにかく女主人公の足が下品に動くのがいいし、そのおかげでアクションシーンが見ごたえある。悪役もアニマルだし主人公の性癖で最後は殺さないという展開も込みで良かった。『万円無限ゲーム』、無限の現金があったらどうかというホラー。人間の欲望に焦点を当てているので、前半は欲望で顔面からして壊れていく様を、後半はその見返りとして倫理なき殺し合いが発生する様を描く。ホラーだから死んで終わりかと思ったら意外な結末だった、ただもう復讐の鬼みたいになってたので未来がないことには変わりないか。異常です。
続きましてまんが4コマぱれっとの感想を書きます。『すのはら荘の管理人さん』、巻頭カラーで混浴だがこれは妄想、どうせ男女別だからカラーで書いておこうという心遣いが嬉しい!! しかし未成年眼の前にいるのに酒の匂いぷんぷんで入浴する大人やべえ。『サキュバスさんのはつしごと。』、褐色ロリがもうやってきてソファーで遊んでいる、そうかあっちはジジイの家だしないのか。ご奉仕の意味をすげ替えて発表してるところが子供っぽくて良かった。『だんちがい』、調子悪い姉の話。指を切っちゃうのはともかくその治療のための救急箱を足に落とすのは痛そう。主人公の作ったカレーが匂いで分かるというの家族感があっていいですね。『スターマイン』、再びマッサージの話。(マッサージの)回数が減ってると夜の営みっぽく言うところでゲラゲラ笑った。あと最後の、じぶんの話題になると思ってなかった顔がそそる。『鬼のまにまに』、新連載。神社を潰してマンション建てたい主人公の目の前にロリ鬼がやってきて色仕掛けという流れ、しかし権利よこせとは生々しい話だ。お互いウブなんだな。『未確認で進行形』、引っ越しで片付けられないひとだ! 持っていく荷物を遠慮したのマジなのに気を遣ってると思われてるのウケる。あと小学生男子にウケる服のチョイスみたいな話の流れも好き。『アズールレーンびそくぜんしんっ!』、うーん、ワイド四コマ原作付き……。湯呑みに紅茶入れるところは良かったですね。『オトナいろ♥オーダーメイド』、新キャラの小学生が登場、ランドセルの色が完全に今風だな。悪い男のイメージが子供っぽくて良かったが、服しか見てないっていう視点からは発展の余地がありそうだな。『氷室の天地』、騙されたふりをしてあげる側とそれでもプライドを曲げなくちゃならない側、勝敗は見えている感じなので、どちらかというと最後らへんのまとめ方の方が爽快感ある。必要以上に煽る用意あったのかな。『隣人を妹せよ!』、水着を中に来ていたら当然スカートをめくって見せてくれますよね、すごく良い展開だ。体が小さかったら風呂で泳げる、でも深さも増大するというの、おれも想像したことあるから分かる〜となった。『吸血鬼はじめました。』、主の吸血鬼様が泊まり込みで学校にいたの、普通にかわいいじゃん、しかも吸血鬼なのに棺じゃなくて寝袋で寝てたんだ。今回はその主が大活躍してなんとカフェまで切り盛りするので、主人公はデレデレしとっただけやった。『きょうのバカわん娘』、人間が犬人間たちにかまい過ぎててリアルに学力が低下してきているというウケる展開。流されやすい正確な部分、ゲームを取り出すあたりに出てて好き。そういや犬人間、人間界に来るときに勉強しまくったので頭がいいんだな、あんなにメシ作れないのに。『普通の女子校生が【ろこどる】やってみた。』、今回はライブなので、まんがパートと無言パートに切り分けられており、謎の沈黙がありつつも大成功という流れ。で次回からは生徒会長云々の流れかな。『あまえてキビシ』、冒頭からツイッターで絵師に中学生って言ったら絵を描いてくれたとか不穏なこと言ってて今月号の中で一番笑った。掃除を足でガッとやるのもすごい。本物の臓器を使う発言もすごく猟奇的で良かった、本当に面白い。『かさねインテグラる』、最終回。まあ前回でだいたいバレたのであとは収束といった感じだな、前回も書いたけど過去と未来から来たキャラが消えずに残るんだな。睡眠が体に効くの普通で良い。理想さんの正体に今気付いたんですか?? 『ゆずかアプセット』、競馬場を盛り上げるイベントでてんこ盛りという禁断の果実を口にしようとする主人公ウケる。でもパフェならできそうじゃない? 馬感はゼロになっちゃうかもしれんが。『アイマスミリオンライブ!』、突如無人島に流されてしまった!! ゲーム好きの子がメインっぽいんだが冷静なツッコミ役に徹しているため周りがはしゃいでくれる。しかし漁獲量エグくないか、山盛りじゃんウケる。『笑顔の理由』、これは原作付きワイド四コマ出張掲載なので書くべきことが少ないが、ベーコンのあたりと、最後題名回収するところが良かったですね。以上です。